欲望のバージニア：映画　雑感メモ、などなど：SSブログ

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2013年7月公開　気になる映画｜ローマでアモーレブログトップ

欲望のバージニア　[映画　や行] [編集]

欲望のバージニア　を観ました。

公式HP　http://yokubou.gaga.ne.jp/　

2013/6/29（土）公開

新聞風のパンフ表紙

原題はLAW　LESS　　確かに法律がLESSな状態でした。

【鑑賞日：2013年7月1日（月）】
丸の内TOEI②にて。

禁酒法時代、バージニアの山奥で酒を密造するボンデュラント3兄弟と、密造酒を取り締まる立場でありながら公然と賄賂を要求し、逆らうと権力を悪用し横暴の限りを尽くす悪逆な特別取締官。

この映画、面白いです。　やってることはもうむちゃくちゃ。1930年ごろの話なので、たった80年くらい前の話。日本でいえば昭和１桁の頃の話で、まぁ、親の世代か伯父・伯母の世代の話（私の場合....）。
馬じゃなくて自動車に乗ってるけれど、やってることは西部劇そのまんまです。
アル・カポネとか、アンタッチャブルとかの時代だけれど、今まで描かれた映画はシカゴとか都会の物語だけれど、コレは山奥の酒の密造現場のド田舎の話。　雰囲気が全然違って、同じ時代とは思えない.....

目が届かないから悪徳木端役人が権力を傘に着てやりたい放題....　ホントに憎々しい。
ガイ・ピアースが怪演で、髪の毛をペターっとした真ん中分けにしているけれど、分け目が1.5センチほど縦にスーっと剃ったみたいな実に個性的ヘアスタイル。
ガイ・ピアースって最近、こういう個性的悪役が多いな....

ボンデュラント3兄弟の真ん中で、不死身のフォレスト・ボンデュラント役はダークナイト・ライジングが記憶に新しいトム・ハーディ。　この役者、こういう肉体派の役が実に似合うし、実際カッコいい。相手役はジェシカ・チャスティン。
身体が大きくタフな2人の兄と比べると華奢で少し劣等感のある末っ子・ジャック・ボンデュラントはシャイア・ラブーフ。始めはやる気に実力が伴わない絵に描いたようなダメな弟だったけれど、少しずつ空度胸が実を結んだりして、密造酒ビジネスで成功したり成長していく（それでも、考えが浅くドジを踏むが....）相手役はミア・ワシコウスカ。牧師の娘役だけれど．．．．という役どころ。

上映館は少ないけれど、お勧めです。