SSブログ

もうひとりのシェイクスピア [映画 ま行]

もうひとりのシェイクスピア を 観てきました。
2012/12/22(土)公開
anonymous_2012122203.jpg


シェークスピアの正体に謎が多い…くらいのことは聞いたことがありました。
平民のわりに妙に教養豊かだけれどソコが謎だ・・・くらい。

・・・で、この映画、監督がローランド・エメリッヒ!!
え! インディペンデンス・デイに、2012に、デイ・アフター・トゥモロー、紀元前1万年のヒトでしょ?
コスチュームの歴史劇???? と思いながら観に行ったら、マトモでした。
まぁ、突飛な発想というところでSFに通じる部分があるのかも知れない....

【鑑賞日:2012年12月22日(土)】

・・・・エリザベス1世の晩年と若い頃をヴァネッサ・レッドグレープとその娘が演じています。さすがに顔が似ているのでコレはわかり易かった。
一方、オックスフォード伯エドワード・ド・ヴィア(主人公)も、若い頃と晩年を別の役者が演じていたんですが、こちらは分かり難くて、最初のうちちょっと混乱したけれど、分かったらいきなり面白くなりました。
anonymous_2012122201.jpg


この映画のシェークスピアはただのズルい奴でした。売れない役者で、台本読んでセリフ覚えるために字は読めるけれど、書く方は得意じゃないというレベル。
主人公は貴族なので戯曲づくりとその発表なんて下世話なことをしては家名を汚すから、別な戯曲作家に「君の名で発表してくれたまえ…」と預けた(ウケるかどうか、世間の評価は受けてみたいので....)けれど、その戯曲作家にもプライドがあるので自分の作品としてではなく、名前を曖昧にしたまま芝居を上演したら、これがなんと大ウケで観客が「作者を出せーっ!!」って騒いだら、何の関係もない役者のシェークスピアが図々しくもちゃっかり出て行って戯曲作家として大声援を受け、名声だけかっさらった…と、こういう次第。ここで厚顔無恥ぶりに呆れるわけだけれど、この後もシェークスピアの描かれようはなかなかヒドイ。
ただ、話の本筋はシェークスピアが実は…というところにはなくて、真の作者はどんな人間で・・・・という方なので、宮廷内の思惑陰謀が渦巻く展開が面白くてかなり惹き込まれました

イギリス史の知識があれば、この映画を何十倍も楽しめただろうなぁ....と、日本史選択で世界史の授業は受けなかった私(高校で選択制でした)は、「この手の映画を観るたんびにする同じ後悔」を今回もまた性懲りもなくするのでありました(じゃ、自習すりゃいいんだけれど、もう若くないから覚えられない。だって、似た名前・同じ名前のオンパレードなんだもの....)。
公式HPに人物相関図があるので、これを予習していくとわかり易いのではないかと思います。


nice!(3)  コメント(4)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

nice! 3

コメント 4

怪しい探麺隊

> つむじかぜ さん
niceをありがとうございます。
by 怪しい探麺隊 (2013-01-01 00:58) 

怪しい探麺隊

> 月夜のうずのしゅげ さん
niceをありがとうございます。
by 怪しい探麺隊 (2013-01-01 01:00) 

non_0101

これは気になっている作品です。
早く観に行きたいです~☆
by non_0101 (2013-01-01 22:51) 

怪しい探麺隊

> non_0101 さん
nice! とコメントをありがとうございました。
by 怪しい探麺隊 (2013-08-15 21:42) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。