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ミケランジェロの暗号 [映画 ま行]

mcode_01.jpgミケランジェロの暗号を観ました。

公式HP http://code-m.jp/

ユダヤ人画商とかナチスとかが映画の紹介の中に単語として出てくるので、ナチスによる非道な迫害のシーンが多々あるかと覚悟していたら、意外と少なくて、スティングのようなコン・ゲームの趣き
立場が二点・三転するのが面白かった。収容所で亡くなった人は居るけれど、亡くなったと聞かされるというだけで、収容所での迫害やらガス室やらといった生々しいシーンはありません。
むしろ、騙し・騙されの若干コミカル路線。
コレをリアリティに欠けると評価するヒトは居ると思いますが、この映画の監督や製作側はそういうのを描きたかったのではなさそうだし、私はこの路線選択を良しとしたいと思います。

【以下、若干ネタばれが混じります。】


mcode_02.jpgオヤジさんがカッコいいですね。
冷静にすべてを見通していろいろ手を打っている。
その点、主人公は甘ちゃんで(そこがこのキャラの個性であり魅力でもあるけれど...)、すべての元凶が隠し部屋で絵を見せちゃったことにある。

まぁ、その後頑張っていることの内容を書くと興を殺ぐので止めておきますが、絵の本当の隠し場所は観ていたヒトのほとんどが初期の段階で思い至っていたんではなかろうかと思います。
それほどわかり易い感じなのにナチス側が思い至らないことなど、ツッコミどころは多々ありました。
そもそも、収容所に送られて何年も経っても主人公が生存していたこと自体が…という気もするけれど、ナチスがオーストリアを併合してウィーンの画商の店を没収…という時期と、ムッソリーニのご機嫌取りとかイタリアにおけるムッソリーニの失墜とかの時期まで話を持たせなきゃならない設定なので、こうならざるを得なかったんでしょうね。

単純に面白がって痛快[exclamation×2]という楽しみ方をする映画だと思います。
サービスデイでも何でもない普通の日の最終回でしたが、結構混んでいました。

【鑑賞日:2011年9月15日】
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コメント 4

怪しい探麺隊

>つむじかぜ さん
nice! をありがとうございます。
by 怪しい探麺隊 (2011-09-24 12:29) 

怪しい探麺隊

>たんたんたぬき さん
nice! をありがとうございます。
by 怪しい探麺隊 (2011-09-24 12:30) 

non_0101

こんにちは。
面白い作品でしたね~
意外にエンターテイメントというか痛快になっていて楽しかったです。
あの時代を描いていてここまで楽しく出来るなんてちょっといいですよね☆
by non_0101 (2011-09-24 12:35) 

怪しい探麺隊

> non_0101 さん
nice! とコメントをありがとうございます。
はい。暗くなかったのが少しうれしかったです。
by 怪しい探麺隊 (2011-09-24 19:53) 

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