とらわれて夏：映画　雑感メモ、などなど：SSブログ

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とらわれて夏　[映画　た行] [編集]

◆　とらわれて夏　を観てきました。

公式HP　http://www.torawarete.jp/　

2014/5/1（木）公開

　「ＪＵＮＯ／ジュノ」「マイレージ、マイライフ」のジェイソン・ライトマン監督が、ケイト・ウィンスレットとジョシュ・ブローリンを主演に迎えて贈るヒューマン・ストーリー。ジョイス・メイナードの同名小説を基に、父親に捨てられた傷心の母と息子が、強要され匿うことになった脱獄犯と思いがけず心を通わせていく姿を描く。共演はガトリン・グリフィス、トビー・マグワイア。
　アメリカ東部の小さな町。レイバーデイを週末に控えた穏やかな９月初旬。夫に去られたシングルマザーのアデルは癒されぬ心の傷を抱えたまま、一人息子のヘンリーとともに静かな日々を送っていた。ある日、スーパーマーケットに買い出し行った２人は、ケガをしていて見るからに怪しげな男に声を掛けられ、自宅まで車で連れ帰るよう脅される。彼の正体はフランクという名の逃亡犯だった。恐怖から、言われるままに彼を匿うしかなかったアデル。しかしフランクは決して危害は加えないと約束し、男手がなく苦労していたアデルの家事を手伝い、一方でヘンリーにも優しく接して父親のような存在になっていく。そんな根は優しいフランクに、次第に心惹かれていくアデルだったが…。

≪ all cinema online より ≫

【鑑賞日：2014年5月3日（土）】

印象に残る、いい映画です。　
ケイト・ウィンスレットが巧いことはわかっていましたが、もう圧巻です。　感情と抑制との狭間で揺れ動く母心と女心の絶妙のバランスを行ったり来たり、行き過ぎず偏り過ぎずで表現している。この人が演じるとなぜか嫌らしくなり過ぎないのがスゴイと思う。

ジョシュ・ブローリンも、ノー・カントリーとかMIB3（ここをクリック→　▼　）とかL.A.ギャングストーリー（ここをクリック→　▼　）などのコワモテのオッサンイメージでしたが、印象変わりました（キャラじゃなくとも、ラブ・ストーリーはできるんですねぇ...（笑））。
家の修理をしたり、クルマのオイル交換をしたり、雨樋に詰まった落ち葉掃除をしたり、ドアの蝶番に油差したり・・・の当たり前のことが母子家庭ではいちいち父性を感じさせるキッカケという、さりげない描き方がこの監督の上手さを感じさせる。

息子のヘンリーを演じたガトリン・グリフィスも、ひょっとしたら自分を置いて二人で逃げるんではないかという不安感を含めて表現が巧い。
大人になったヘンリー役でトビー・マグワイアがちょこっとだけ出てくる。

この物語のキーのフランクのピーチ・パイ、食べてみたいなぁ．．．．．