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リンカーン [映画 ら行]

リンカーン を観ました。 若干忙しい時期だったんですが、公開日の最終回に滑り込みで観てきました。このシネコン、金曜日は会員は1,000円なので、どうせ観るなら金曜日♪ というのもあります。(あまり宣伝すると混みますが...。現に最近混んでいる。 だいぶ定着してきたな.... ←関係者かいっ!!)
2013/4/19(金)公開
lincoln_2013041903.jpg



映画本編の冒頭でも、スピルバーグ監督がアップで語り掛けます。これは日本向けだけの対応だそうです。内容的には時代背景の解説ですが、確かにアメリカ人なら歴史の授業で習うのかも知れないような基礎知識が日本人にはありません。そういう意味では、アメリカ以外はみんな同じだと思うんだけど、なんで日本向けだけ特別なんでしょうね。
冒頭に監督がドアップでこの映画は…と語り掛けるってかなり異色で、海外版すべてでそうするのは躊躇した? それなら日本だけならなぜOKなんだろう???  親日の意識の表現だとするとありがたいことなのかも知れないけれど、どことなく、なんとなく、びみょーな違和感を感じつつの始まり方でした。

【鑑賞日:2013年4月19日(金)】
ユナイテッド・シネマ



例のゲティスバーグの演説などの少し後の、とある戦場での場面から始まります。リンカーンは駅?で戦地に向かう兵士の慰問中。北軍の兵士の中には「人民の人民による…」という演説を諳んじる者もいて、リンカーン大統領の人気のほどが分かります。そんな中には黒人兵士もいて、彼らがリンカーンを見つめる目はやはり白人のそれとは熱のこもり方が違っていたような気がします。 
リンカーンは再選の選挙に勝ったばかり。もうじき2期目の就任式…という時期。また、南北戦争もおおよそ勝敗の行方が見えて来て、懸案の奴隷制廃止の修正法案についても、就任式も終戦も終えてから落ち着いて取り組めば良い…という見方の者もいるなか、リンカーンは、そうじゃない今が修正法案を通す時期であって、終戦後では遅い!! と、焦燥感に駆られ一気呵成にことを進めようとします。
「いま」なら、戦争を早く終結させたいがために、「終戦後であれば奴隷制廃止法案に賛成してくれないであろう人」も賛成してくれる。戦争が終わってしまって落ち着いてしまったら法案への賛成者が減ってしまう…というのがリンカーンの読みであり、修正案可決を急ぐ理由。  言われてみればすごく説得力ある理屈。

あとは淡々と正面から正攻法で政界裏工作(票の取りまとめ)....  説得に明け暮れるリンカーン。 様々な政治家が出てくるんだけれど、正直誰が誰やら区別が付きにくい... トミー・リー・ジョーンズとあと数人しか把握できなかった....
面白いんだけれど、分かりにくい。 思っていたよりはずっと地味な映画でした。
ダニエル・デイ=ルイスは予告編だけ観てると、リンカーンとそれほど似ていない気がしていましたが、観てると段々とホントにリンカーンに見えてきた.... やっぱりすごい役者なんだと思います。









リンカーン オリジナル・サウンドトラック

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  • アーティスト: サントラ
  • 出版社/メーカー: SMJ
  • 発売日: 2013/04/03
  • メディア: CD




リンカーン演説集 (岩波文庫 白 12-1)

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  • 作者: エイブラハム・リンカーン
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 1957/03/25
  • メディア: 文庫



リンカーン(上) - 大統領選 (中公文庫)

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  • 作者: ドリス・カーンズ・グッドウィン
  • 出版社/メーカー: 中央公論新社
  • 発売日: 2013/02/23
  • メディア: 文庫



リンカーン(中) - 南北戦争 (中公文庫)

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  • 作者: ドリス・カーンズ・グッドウィン
  • 出版社/メーカー: 中央公論新社
  • 発売日: 2013/02/23
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リンカーン(下) - 奴隷解放 (中公文庫)

リンカーン(下) - 奴隷解放 (中公文庫)

  • 作者: ドリス・カーンズ・グッドウィン
  • 出版社/メーカー: 中央公論新社
  • 発売日: 2013/02/23
  • メディア: 文庫






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