相棒シリーズX DAY：映画　雑感メモ、などなど：SSブログ

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相棒シリーズX DAY　[映画　あ行] [編集]

相棒シリーズX DAY　を観ました。　書くのサボっていたんで１カ月ちょっと前です。

公式HP　http://www.aibou-xday.jp/　

2013/3/23（土）公開

このチラシ、顔がびみょーに違う気がする。大昔の映画ではいちいち手書きでしたが、そういうレトロ感を狙ってる? まさかねぇ....　そんなの知ってる層を客に狙う内容というわけでもないし．．．（そういう懐かし感狙って大ヒットした映画もありますけどね...）

【鑑賞日：2013年3月24日（日）】

始めは小さな殺人事件で始めて、途中でずいぶんと大きく風呂敷を広げたんですが、最後は「あれ??? あの大風呂敷はどこ行っちゃったの?? 広げたまま放置?　そりゃないでしょ....」な感じでした。
銀行のシステム障害、ギリシア危機等から着想を得ているのは明らかなんですが、なんか浅い感じでした。
アイデアをアイデアで終わらせてしまって深掘りできなかった感じ、というか、もっと歯に衣着せずに言ってしまうと、勉強をろくにしていない、研究不足で掘り下げられず、表面的に「こんなもんでしょ…」と作ってしまった印象でした。
銀行の取り付け騒ぎが起こるとか随分と煽ったけれど、「震災後の寄付の振込み殺到で起こった某メガバンクのシステム障害（アレ、数日続きましたよね...まぁ、単独行の問題だったけれど）」の時にも、この映画のような浅ましい我勝ちに殺到する群衆が大騒ぎという事態が起こっていないのを見て知っているし、無数の札びらが宙を舞うような事態が起こっても、割かし多くが落し物で届け出られるであろう日本という国の国民性を無視して扇情的に煽った画造りをしているのが浮いちゃっている感じでした。
日本国債発行金額がトンデモナイ額で、早いとこ財政を健全化の方向に持って行かないとエライコトなんだけれど、そのネタでこの映画のところまでストーリーを持って行くのは無理があり過ぎ．．．．
・・・で、そこをちゃんと描けないものだから、殺人犯捕まえただけでメデタシ、メデタシ....。内部告発は闇に葬られたまま....。

相棒と言いつつも「番外編」なので、水谷豊は出演時間3分くらい（休暇でロンドン旅行中の設定）。　
御大が出ないと、やっぱり、力の入り方が違うんですかね....。