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ローマ法王の休日 [映画 ら行]

ローマ法王の休日を観ました。
約半月くらい前です。

romahouou.JPG


【鑑賞日:2012年8月14日(火)】

romahouou_01.jpg


ものすごいネタばれです。
観る気があるけどまだ観ていないヒトはこの後は絶対に読んではいけません

衝撃の結末という単語は聞いていたんです。
予告編とか観ると、重大な責任に押し潰されそうになったけれど、落ち着いて自分を見つめ直したら覚悟が決まって・・・・という話を想像するじゃないですか。(← 私だけ?)
・・・・で、それだと衝撃でも何でもない。
…なので、うーーーーん、何だかそういう予定調和じゃないものを観て心がザワザワと落ち着かなくなるのは嫌だなぁ、気が進まないなぁ…と、7/21の公開後、しばらく躊躇していました。

…でも、やっぱり気になる....
それで、「TOHOの日」である14日に「1,000円ならいいか」となんだかよくわからない理屈を無理やりつけて出掛けました。すごく混んでいて、お盆休み時期とはいえ、平日の真昼間が完全に満席でした。
romahouou_02.jpg


面白いなと思ったのは、自分が神に選ばれて今現在法王であるということは認めていること。
法王になるのが嫌なんじゃなくて、選ばれちゃった時点でもう法王にはなっちゃっているんですね。そのうえで荷が重くて務まらない、辞めたいという話(本人の意識も)。受諾の挨拶というか演説をしないで逃げちゃったから、手続き的に完了してなくてまだ法王位が空白なのかと思ったんだけれど、対外発表されていないだけで、厳然と法王なんですね。だから、選び直すとそれは「在位期間最短だった法王の次の法王」を引き続き選ぶコンクラーベになる。。。。。

監督のナンニ・モレッティというのは、この映画の中でみょーな精神科医を演じ、コンクラーベのために集まっている枢機卿たちになぜかバレーボール大会をやらせているヒトだそうです。
監督としてもなかなかユニークだけれど、演じる役もすごくユニークで何を考えているのか、どうしてそうなるのかするのかワケのワカラナイ人物です。

・・・そのワケのワカラナイ人物を演じる監督が創った映画の結末は実に不思議な結末でした。
予定調和で終わらないながらも何らかのオチは付くのだろうと思っていて、いったいどう結末に持って行くんだろう・・・・と思っていたんですが、まさかのあの結末[exclamation×2]
映画館がザワメキ、誰かと観に来ていた人たちが顔を見合わせ、「終わり?」と確認しあう光景。
なんだかすごい映画でした。

しばらく、嚙みしめるのに時間が掛かっていたんですが、無理しなくても、自分の心のままで良いんだよ、という話なのかな…という解釈はできるものの、客の大多数が思い描くのとは全く違う結末に持って行くあたり、実に見事なのかも知れません。

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怪しい探麺隊

> einstein さん
nice! をありがとうございました。
by 怪しい探麺隊 (2012-08-29 21:32) 

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