SSブログ

J・エドガー [映画 さ行]

J・エドガーを 試写会で観てきました。
jedgar_01.jpg



クリント・イーストウッド監督作品の登場人物は、みんな、異常に意思が強固。今回もそうです。
予告編では、若い局員に「FBI職員は常に自分に厳しく、いかなる批判の種も播かぬよう....」と訓示していますが、J.エドガー.フーバーは他人に厳しく、いかなる批判も許さぬ人間でした。

鑑賞日:2012年1月25日(水)
この映画は若い頃と老いてからを行ったり来たりします。
ディカプリオはなかなかの熱演でした。彼の演技は良かったです。
ただ、老けメイクが少し違和感。フーバーの腹心かつパートナーのトルソン(アーミー・ハマー)も同様に老けメイクでしたが、トルソンの老けメイクはフーバーよりもっと悲惨でした。若い頃が美形だったのに老いるだけでそこまで行く?って感じ。 たぶん70代なんだろうなぁ...というタイミングでも120歳くらいの印象で(120歳のヒトを見たことないけれど)、それも没入できなかった要因の1つかも。

老いたフーバーが部下に自伝を口述タイプさせますが、そこで語られることにも自らを美化する脚色や虚構が織り交ざっています。恐らく、自分自身、もう何が何やら分からなくなっているんでしょうね。
この彼が8人もの大統領に使えつつ自らの保身を図ってきた手段は語られますが、最初に初代FBI長官になるくだりは意外にアッサリしていたこともあって、なんでこんなことがまかり通ったのか...が今ひとつ刺さって来ませんでした。
jedgar_02.jpg

個人秘書を長く務めたヘレン・ギャンディ(ナオミ・ワッツ)が良かったです。特にラスト、淡々とシュレッダーにかけている姿がなんともグッ! ときました(私って変?)。
話題性からいうと、アーミー・ハマーが演じたトルソンの方が、フーバーとの関係がショッキングなので評判を呼ぶんじゃないかと思いますが、私としてはナオミ・ワッツ演じるミス・ギャンディが印象的でした。
アーミー・ハマーは、ソーシャル・ネットワークで双子のウィンクルボス兄弟を二役で演じた彼です。

ユナイテッド・シネマ映画チケット&会員登録アフィリエイト


グラン・トリノ [Blu-ray]

グラン・トリノ [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
  • メディア: Blu-ray

チェンジリング 【Blu-ray ベスト・ライブラリー100】

チェンジリング 【Blu-ray ベスト・ライブラリー100】

  • 出版社/メーカー: ジェネオン・ユニバーサル
  • メディア: Blu-ray

インビクタス / 負けざる者たち [Blu-ray]

インビクタス / 負けざる者たち [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
  • メディア: Blu-ray

ミスティック・リバー [Blu-ray]

ミスティック・リバー [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
  • メディア: Blu-ray


nice!(3)  コメント(4)  トラックバック(1) 

nice! 3

コメント 4

non_0101

こんばんは。
ナオミ・ワッツ良かったですよね。
ラストの行動を観て、渡さないとはこういうことかと納得でした☆
by non_0101 (2012-01-28 20:32) 

怪しい探麺隊

> JUN さん
nice! をありがとうございます。

by 怪しい探麺隊 (2012-01-29 02:04) 

怪しい探麺隊

> non_0101 さん
nice! とコメントをありがとうございます。
元々ナオミ・ワッツは好きなんですが、この映画の彼女、良かったです。
老けメイクもしていましたが、さすがに彼女の老け方はちょっと控えめだった印象が....(^^ゞ
by 怪しい探麺隊 (2012-01-29 02:06) 

怪しい探麺隊

> つむじかぜ さん
nice! をありがとうございます。

by 怪しい探麺隊 (2012-01-29 02:07) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 1

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。