完全なる報復 [映画 か行]
今日、 完全なる報復 を観てきました。
期待通り、 すごく面白い
お勧めです。
今年度観た映画の中でもかなりの傑作です。
ココ で観たいと書いたのは8月ですが、その前からTVで評判を聞いていてずいぶん待ちました。
なんでこんなに待たせるんだ
取り急ぎ、ご報告です。
私が観たのは日比谷のみゆき座ですが、2月5日から午前10時の映画祭が始まるので、ここでの上映は2月4日(金)迄です。 観たいヒトはお急ぎください。
【以下、ネタばれ】
ストーリーは、予告編で分かる通り。
復讐なので、トンデモナイ残酷なシーンもあり、R-15は当然なんですが、それでも予め構えていたからか、想定よりはマトモな印象でした。(それでも、ひとにより、もうたくさん...かも。)そこで話題を呼びたくはない...ということなのかな。
終わり方・ラストシーンには、ひとにより賛否が分かれるかも。
私は「コレもありかな....」と。
それよりもラストに繋がるキッカケの唐突感がイマイチ。
それと、あの短時間でアレをアンナコトはできないと思うんだけれど.....。……と言いつつも、終わり方としては、大きくいうとニック(ジェイミー・フォックス)がどうなるか....で2パターンだけだと思うんだけれど、この終わり方にするなら、多少強引でもアレをアンナコトにするしかないんだろうな...と理解はできるので、「コレもありかな....」です。
司法取引というのはアメリカでしか行われていないそうです。
アメリカの映画にはしばしば出てきますが、この制度、大義名分はいろいろ理屈が付くにせよ、使われ方の上から言うと、結果的には検察・警察の手抜きのための制度としか思えない。
この映画でも、2人組の強盗殺人の主犯が従犯に不利な証言の司法取引をして、検察・警察は裏付けも取らずに手続きを進めた結果、従犯が死刑になり主犯は3年で娑婆に出て来てしまっている。
=共犯関係の中では、先に裏切って司法取引した方が勝ち。
これのどこに正義があるんでしょうね....と思いますが、これはジェラルド・バトラーと同じ立場(彼はもっと深く穴だらけの司法制度に憤っているけれど。)
Wikipedia によると、以下の弊害が指摘されているそうです。(一部、抜粋して引用)
真犯人が重刑を避けるために司法取引を行い無罪の人間に対して偽証を行う可能性がある。米国で頻繁に起こる共犯による強盗殺人の場合、誰が殺人を本当に起こした事実と関係なく司法側と先に取引を行った共犯者が別の共犯者に対して証言し重刑を免れる可能性を指摘されている。
取引であるため、優秀な弁護士を雇える金持ちが有利な取引を行いやすく法の下の平等に反する場合がある。
取引の条件として共犯者を法廷で告発する場合にこの証言が偽証である可能性が高い。米国などではこれにより多くの冤罪が生まれている可能性が指摘されている。
なんか、ヒドイ制度だなぁ...と思います。
【鑑賞日:2011年1月25日】
期待通り、 すごく面白い
お勧めです。
今年度観た映画の中でもかなりの傑作です。
ココ で観たいと書いたのは8月ですが、その前からTVで評判を聞いていてずいぶん待ちました。
なんでこんなに待たせるんだ
取り急ぎ、ご報告です。
私が観たのは日比谷のみゆき座ですが、2月5日から午前10時の映画祭が始まるので、ここでの上映は2月4日(金)迄です。 観たいヒトはお急ぎください。
【以下、ネタばれ】
ストーリーは、予告編で分かる通り。
復讐なので、トンデモナイ残酷なシーンもあり、R-15は当然なんですが、それでも予め構えていたからか、想定よりはマトモな印象でした。(それでも、ひとにより、もうたくさん...かも。)そこで話題を呼びたくはない...ということなのかな。
終わり方・ラストシーンには、ひとにより賛否が分かれるかも。
私は「コレもありかな....」と。
それよりもラストに繋がるキッカケの唐突感がイマイチ。
それと、あの短時間でアレをアンナコトはできないと思うんだけれど.....。……と言いつつも、終わり方としては、大きくいうとニック(ジェイミー・フォックス)がどうなるか....で2パターンだけだと思うんだけれど、この終わり方にするなら、多少強引でもアレをアンナコトにするしかないんだろうな...と理解はできるので、「コレもありかな....」です。
司法取引というのはアメリカでしか行われていないそうです。
アメリカの映画にはしばしば出てきますが、この制度、大義名分はいろいろ理屈が付くにせよ、使われ方の上から言うと、結果的には検察・警察の手抜きのための制度としか思えない。
この映画でも、2人組の強盗殺人の主犯が従犯に不利な証言の司法取引をして、検察・警察は裏付けも取らずに手続きを進めた結果、従犯が死刑になり主犯は3年で娑婆に出て来てしまっている。
=共犯関係の中では、先に裏切って司法取引した方が勝ち。
これのどこに正義があるんでしょうね....と思いますが、これはジェラルド・バトラーと同じ立場(彼はもっと深く穴だらけの司法制度に憤っているけれど。)
Wikipedia によると、以下の弊害が指摘されているそうです。(一部、抜粋して引用)
真犯人が重刑を避けるために司法取引を行い無罪の人間に対して偽証を行う可能性がある。米国で頻繁に起こる共犯による強盗殺人の場合、誰が殺人を本当に起こした事実と関係なく司法側と先に取引を行った共犯者が別の共犯者に対して証言し重刑を免れる可能性を指摘されている。
取引であるため、優秀な弁護士を雇える金持ちが有利な取引を行いやすく法の下の平等に反する場合がある。
取引の条件として共犯者を法廷で告発する場合にこの証言が偽証である可能性が高い。米国などではこれにより多くの冤罪が生まれている可能性が指摘されている。
なんか、ヒドイ制度だなぁ...と思います。
【鑑賞日:2011年1月25日】
> inuneko さん
ありがとうございます。
by 怪しい探麺隊 (2011-02-03 01:02)
> Ogawa さん
ありがとうございます。
by 怪しい探麺隊 (2011-02-03 01:02)
この映画は、掘り出しものでしたね〜!
こういう映画はぜひクチコミでヒットしてもらいたいです。
でもネタバレできないからクチコミも難しいかな。
by のむら (2011-02-03 21:47)
>のむらさん
わたし、この映画、某・東京タワーのTV局で日曜深夜にやってる映画紹介番組で見て、半年以上前から(ひょっとすると1年近く?)日本公開を待ってたんです(弱小会社の製作だと、日本の配給会社は博打をしないので評判良くても公開されないみたいですね)。
期待値が高まっていたので、期待外れだったらどうしようとドキドキもので観たら面白くて、すんごく安心しました(変な日本語....)。
by 怪しい探麺隊 (2011-02-03 22:25)