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ロビン・フッド その2 [映画 ら行]

RobinHood_20.jpgロビン・フッド の続きです。

以下、全て、ネタばれのオンパレードですので、ご用心を....

リドリー・スコットの歴史劇は、グラディエーター や キングダム・オブ・ヘブン で、もう定評ができ上がっていてハードルがすごく高いところに設定されてしまっている。

RobinHood_11.jpg衣装・美術・セット等のリアルさ城攻め・肉弾戦のリアルさは史実も虚構も織り交ぜた中でその場に居合わせたように感じるというレベル感を備えていて当然と思って観に行っている。そういう意味では期待は全く裏切られない



RobinHood_04.jpg十字軍遠征や12世紀当時のフランスとイギリスの関係やイギリスが大陸側に持っていた領地のことなど、日本人がなかなかピンと来にくいところを下敷きとしてもっている映画。その辺を知っているとより分かり易いし、楽しめる側面があるものの、知らないから楽しめないということがない程度にはストーリー内で説明されているし、現に楽しめた。






RobinHood_18.jpg世界史には疎いので、史劇の映画の後はパンフを読んだり、Webでいろいろ調べたりで、あぁそういうことだったのか…と復習して納得するパターンが、私は多い。
世界史を真面目にやっておくと映画を観るうえでいろいろ楽しみが広がったのに、高校の頃はそんなこと知らなかったから、選択すらしなかった。惜しいことをした…と思う。

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名優・マックス・フォン・シドー。さすがの存在感と名演技


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【鑑賞日:2010年12月10日】


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RobinHood_17.jpgグラディエーターはすごく好きな映画の1つだけれど、あれはマキシマスが裏切られ・妻子も殺され・奴隷に落とされてから、奇跡の復活を遂げ、心を掴んだ人々に命懸けで助けられて復讐を遂げるまで通しで主人公への感情移入ができるからこそ、大きな感動を生んだ気がする。
それと比べると、ロビンフッドは「弓の名手・ロビン・ロングストライドが人間的に成長し、ロビン・フッドになるまで」を演じるにしては、スタート時点で既にラッセル・クロウに傭兵としての貫禄・完成感があり過ぎたり、終盤に向け出自を悟った途端に、やけに能弁に演説ができてしまって、諸侯の心を掴み、ジョン王を説得できてしまったり…というあたりで、比較的トントンとコトが進んでしまって主人公に感情移入するには観ている側がとまどってしまう…という要素があったと思う。

RobinHood_15.jpgジョン王妃のイザベラもフランス王フィリップの姪だからフランス側かと思っていたら、ジョン王の母のアリエノール・ダキテーヌから自分が言っても聞き入れないから…と頼まれると、極めて素直に、ジョン王にゴドフリーがフィリップのスパイとして動いていることを告げ、命懸けで王を説得したりと、行動の動機がよくわからない点があった。



RobinHood_14.jpgこの映画のパンフ600円でしたが、比較的内容が濃くて、買いだと思います。
パンフに書いてあったウィリアム・マーシャルの終盤のジョン王への(余計な)ヒトコトに関する印象ついてはまったく同感。「なんで、ココでそーゆーこと、言うかなぁ...」と思ったし、その後のジョン王の言動にしても「それ見たことか」と思うと同時に「ちょっと分かり易過ぎるンとチャウ!?」とも思った。
ただ、帰ってwebで調べたら、ジョン王はマグナ・カルタを一旦受け容れてから反故にしたのが史実なので、その流れをロビンフッドと関連付けるうえでキッカケを描いておきたかったのかなぁ…と思うものの、やや安易な(分かり易過ぎる)道筋の付け方(演出)な気がした。

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