コンタクト [映画 か行]
ジョディ・フォスターが好きってこともあるけれど、「コンタクト」(1997年の映画)が好きです。
【追記】再見したらいきなり記憶違い発覚。↓を修正します。
すごく真面目に作ってある映画。 冒頭のシーンからいきなり引き込まれます。
TV放送の音声流れる大宇宙の彼方からぐんぐん退いて(ズームバックして)行くカメラがやがて真っ青な地球を捉えたかと思うとそれがそのままブルーの美しい瞳になります。
TV放送の音声流れるなか、真っ青な地球からぐんぐん退いて(ズームバックして)行くカメラが、小惑星帯、木星、土星・・・・を通過して、太陽系を離れ、銀河系が視野に入り、大宇宙の彼方に去って、銀河団も視野に収まり、いろいろな色に輝くガス雲になったかと思うとそれらも皆極小になり、なんだか分からなくなったら、やがてそれがそのまま、何かに映った窓らしい…とわかる画になり、ブルーの美しい瞳に映っていることがわかります。(ブルーの球からブルーの球へ)主人公のエリー・アロウェイの少女時代の瞳です。
彼女は父と一緒にアマチュア無線をやっています。 離れたところの誰か知らないヒトと無線で繋がって話をする…。エリーが父に「宇宙人は居るの?」と聞くと、父は「もし居ないとしたら、SPACEがもったいないじゃないか!?」と言います。英語ならではの掛けコトバ。 このアマ無線と父の決定的なヒトコトが成長してSETI(Search for Extra-Terrestrial Intelligence:地球外知的生命体探査)をやる伏線になっていますし、後に南米のアレシボ天文台でマシュー・マコノヒーが演じるパーマー・ジョスが(宇宙に他に知的生命体が居ないとしたら)SPECEがもったいないというキーワードを、まったく偶然に口にしたことから、彼とエリーは急接近します。
この少女時代をジェナ・マローンという子役(当時)が演じていますが、コレがまた、巧い!!
(この娘はその後、ドニー・ダーコ に出ていたのを見掛けましたがあんまり見掛けない。
どうしちゃったんだろう....)
この映画、結構長い映画ですが、全く長いと感じません。
この映画はSF映画であると同時に、無宗教の日本人にはなかなかピンと来にくいのですが、「宗教と科学」を廻る欧米の難しい事情も描いています。
神が天地創造をし、自らの似姿に人間を創ったことを信じるのならば、進化論はあり得ないし、まして宇宙人なんて居るはずが無い。欧米人の大多数はなんやかんや言ってやはりクリスチャン。神を信じています。従って、実際に宇宙からの「意味のある通信」を捕らえた途端に世の中はてんやわんやの大騒ぎになります。
・・・いろいろ書くと興味を殺ぐし、・・・・・・あんまり巧く伝えられない。。。。。
この映画、話の展開が荒唐無稽なようで実はこの上なくリアルです。
それにジョディ・フォスターの演技が素晴らしい。 役になりきっています。
ぜひ大勢に観て欲しいです。
↑原作小説ですが、時間の制約で映画には盛り込み切れなかったディテールが豊富で、
とても面白い。
エンディングが映画とは全く別です。 書いてあることを頭の中でイメージすると、
映画版よりさらにドラマチックでこれ以上ない終わり方。
(実はコチラの方がスゴイ。 私は実際に数秒間固まってしまいました。
でも、コレは映画で伝えるのはとても難しそう。。。観る側に受け容れる心の準備が無いと意図している通りには伝わらなくて「なに、アレ!? わけワカンナイ!!」になりそう。その意味で映画の終わり方は正解です。)
私はこの原作小説も大好きです。(絶版みたいですが....)
【追記 2】
改めて観たら、
冒頭部の、地球からぐんぐん退いて行って視点が巨大化して銀河団まで視野に収めるほど大きくなったのに、いつの間にかミクロ化してヒトの瞳の中から戻ってくる…というシーン、原作本のラストと発想は全くおんなじトコロに根差しているですね....
気付いてなかった。 ゼメキス監督、やるなぁ....
【追記】再見したらいきなり記憶違い発覚。↓を修正します。
すごく真面目に作ってある映画。 冒頭のシーンからいきなり引き込まれます。
TV放送の音声流れるなか、真っ青な地球からぐんぐん退いて(ズームバックして)行くカメラが、小惑星帯、木星、土星・・・・を通過して、太陽系を離れ、銀河系が視野に入り、大宇宙の彼方に去って、銀河団も視野に収まり、いろいろな色に輝くガス雲になったかと思うとそれらも皆極小になり、なんだか分からなくなったら、やがてそれがそのまま、何かに映った窓らしい…とわかる画になり、ブルーの美しい瞳に映っていることがわかります。(ブルーの球からブルーの球へ)主人公のエリー・アロウェイの少女時代の瞳です。
彼女は父と一緒にアマチュア無線をやっています。 離れたところの誰か知らないヒトと無線で繋がって話をする…。エリーが父に「宇宙人は居るの?」と聞くと、父は「もし居ないとしたら、SPACEがもったいないじゃないか!?」と言います。英語ならではの掛けコトバ。 このアマ無線と父の決定的なヒトコトが成長してSETI(Search for Extra-Terrestrial Intelligence:地球外知的生命体探査)をやる伏線になっていますし、後に南米のアレシボ天文台でマシュー・マコノヒーが演じるパーマー・ジョスが(宇宙に他に知的生命体が居ないとしたら)SPECEがもったいないというキーワードを、まったく偶然に口にしたことから、彼とエリーは急接近します。
この少女時代をジェナ・マローンという子役(当時)が演じていますが、コレがまた、巧い!!
(この娘はその後、ドニー・ダーコ に出ていたのを見掛けましたがあんまり見掛けない。
どうしちゃったんだろう....)
この映画、結構長い映画ですが、全く長いと感じません。
この映画はSF映画であると同時に、無宗教の日本人にはなかなかピンと来にくいのですが、「宗教と科学」を廻る欧米の難しい事情も描いています。
神が天地創造をし、自らの似姿に人間を創ったことを信じるのならば、進化論はあり得ないし、まして宇宙人なんて居るはずが無い。欧米人の大多数はなんやかんや言ってやはりクリスチャン。神を信じています。従って、実際に宇宙からの「意味のある通信」を捕らえた途端に世の中はてんやわんやの大騒ぎになります。
・・・いろいろ書くと興味を殺ぐし、・・・・・・あんまり巧く伝えられない。。。。。
この映画、話の展開が荒唐無稽なようで実はこの上なくリアルです。
それにジョディ・フォスターの演技が素晴らしい。 役になりきっています。
ぜひ大勢に観て欲しいです。
↑原作小説ですが、時間の制約で映画には盛り込み切れなかったディテールが豊富で、
とても面白い。
エンディングが映画とは全く別です。 書いてあることを頭の中でイメージすると、
映画版よりさらにドラマチックでこれ以上ない終わり方。
(実はコチラの方がスゴイ。 私は実際に数秒間固まってしまいました。
でも、コレは映画で伝えるのはとても難しそう。。。観る側に受け容れる心の準備が無いと意図している通りには伝わらなくて「なに、アレ!? わけワカンナイ!!」になりそう。その意味で映画の終わり方は正解です。)
私はこの原作小説も大好きです。(絶版みたいですが....)
【追記 2】
改めて観たら、
冒頭部の、地球からぐんぐん退いて行って視点が巨大化して銀河団まで視野に収めるほど大きくなったのに、いつの間にかミクロ化してヒトの瞳の中から戻ってくる…というシーン、原作本のラストと発想は全くおんなじトコロに根差しているですね....
気付いてなかった。 ゼメキス監督、やるなぁ....
タグ:コンタクト ジョディ・フォスター
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