ある日どこかで [映画 あ行]
ある日どこかで はとても好きな映画です。 昔、劇場で観ました。
いま調べると、1980年製作で日本公開は1981年1月だったようです。
公開期間が短かったようなのと、なぜかＴＶでほとんど放送しないのでかなりマイナーな映画ですが、コアなファンの多い映画です。（宝塚で歌劇になっているようなので、そちらで知っている方もいるかも。）
ストーリーを書いてしまうとこれから観るヒトの興を殺いでしまうので抑えますが、いわゆるタイムトラベルものの純愛ラブストーリーです。
タイムトラベルと言ってもマシンは使わず、手段は 行きたいという気持ちの強さ 、 行けるという信念 、 ソコに居るんだという強い思い込み という、こう書いてしまうと実に いやはや何とも… なもの。（この書き方、ぶち壊しだ。。。。）
タイムトラベルというとSFのジャンルですが、サイエンス色は薄く、ファンタジー色が濃いです。
知るヒトぞ知る幻の名作、カルト･ラブストーリー、SFチック純愛ファンタジー････素晴らしい映画を紹介しようというのに、何と貧困な私のボキャブラリー!!
約20年（コレは初見→DVD入手時点までの年数です）、ずーーーと心に残り、かつ、世の中に映画ＤＶＤが出現してからはずっとＤＶＤ化を待っていた作品で、2003年11月に待望のＤＶＤが発売されて、即、購入し、1回観て、コメンタリー音声で観て、英語字幕で観て…と3回連続で観て、カミサンが呆れ果てていました。。。。（実は、このDVDの発売は、たのみcom というサイトで、ファンの声を結集した成果でした。私は便乗組ですが。）
いまはブルーレイ化を待っています。ハイビジョン、ブルーレイに眼が慣れてしまうと、このDVDの画質は大画面ではちょっと悲しい。ヒトは贅沢なものです。
ブルーレイ版が出たら速攻で買います!!
主演は、あのスーパーマンのクリストファー・リーブ と 007/死ぬのは奴らだのジェーン・シーモア、共演に、クリストファー・プラマー。
クラシカルな美男・美女が1900年代初頭という設定に合い、とても美しいです。
1970年代のある日、若き脚本家のリチャードが母校卒業公演を終えた時に現れ、金時計を手渡して「Come back to me」と謎の言葉を残して去った美しい老婆。 それから数年経ち、脚本家としてのちょっとしたスランプの気晴らし旅行でふと立ち寄った湖畔のホテルには劇場と資料室があり、1912年にここで公演した女優・エリーズ・マッケナの美しい肖像写真が飾られていた…。
いやぁ、いいなぁ・・・
リチャードがエリーズに惹かれて調べ始めて、不思議な符合が次々と明らかになると見ているコチラまで背筋がゾクゾクしてしまう････。
すごく哀しい話なのに、すごく美しい話で....。 みんなに見て欲しい映画です。
上品な印象でイメージがピッタリ。よくぞまぁ…という感じです。
原作小説は、リチャード・マシスン作。コレも永く邦訳が出なかったようで、DVD発売の少し前に文庫が出ています。これは偶然店頭で見掛け、即・購入しました。（解説を、作家の瀬名秀明氏（パラサイト・イヴ）が書いていて、自身この映画のファンらしく、内容がすごく充実しています。ＤＶＤの特典や解説音声と合わせて読むとかなりの充実感。）
モデルになった実在の女優さん（とマネージャー）が居ます。（あるホテルに写真が飾ってあって、マシスンはそれにイメージを触発されたということ･･･。主人公もリチャードだし、かなり、作者自身の思い入れもあるんじゃないでしょうか。余談ですが、このホテルでアメリカの年次ファン大会も開かれているらしく、あちらでもコアなファンが多いらしい。←DVD特典情報。）
その女優自身、舞台からフッと引退し、演劇学校をやっていたりはしたけれど、映画には1本も出ていないので、写真はあっても「動く姿」は残っていないとか、ちょっと、不思議なヒトらしい。
映画の脚本は原作者のマシスン自身が書いていますが、映画化に当たりいくつかの設定変更をしていて、多少雰囲気は違います。
映画の方が（先に触れたからもあるけど）よりロマンチック、かつ、ドラマチックに感じます。
一般に、原作を知っていると、「この場面は無いの?」「こんな場面撮るんなら、あの場面の方が…」「うーーーん、ココ、イメージと違～う!!」となりがちなので、まず、映画から触れた方が良いように思いますが、まぁ、そこまで注文は付けられないですね。。。。
![ある日どこかで 【ベスト・ライブラリー1500円:80年代特集】 [DVD]](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/51quLV2fzrL._SL160_.jpg "ある日どこかで 【ベスト・ライブラリー1500円:80年代特集】 [DVD]")
DVDが、また、手に入りにくくなっているようです。↓に検索のリンク付けました。
「ある日どこかで」ＤＶＤの検索結果
↑は原作小説。
コチラはサントラCD
コレもサントラ。
私は、リチャ－ドが1979年のコインを見てしまって引き戻される時にエリーズが暗黒の中に退きながら叫ぶ”Richard? Richard?? Richard!? Richaaaard!! ”という悲痛な叫び声（悲鳴）が耳に付いてしまって、ジェーン・シーモアというと、まずソレが浮かんでしまいます。
私は「007/死ぬのは奴らだ」は劇場では観ていないので、たぶん、この映画で初めてジェーン・シ－モアを知ったんだと思います。
こんなきれいなヒト![[ぴかぴか（新しい）]](https://blog.ss-blog.jp/_images_e/150.gif)
居るんだぁ・・・・と思いましたねぇ。
あと、古典的なタイムパラドクスの話題だけれど、あの金時計のスタート時点はどこだ? 無限ループにはどこから入ったんだ?! と考えると（コレはいくら考えても答えが出るワケないんですが）、夜も寝られなくなっちゃいます｡｡｡｡
【鑑賞日：1981年1月のいつか、2003年11月30日に3連チャン、その後、何度となく．．．．】
いま調べると、1980年製作で日本公開は1981年1月だったようです。
公開期間が短かったようなのと、なぜかＴＶでほとんど放送しないのでかなりマイナーな映画ですが、コアなファンの多い映画です。（宝塚で歌劇になっているようなので、そちらで知っている方もいるかも。）
ストーリーを書いてしまうとこれから観るヒトの興を殺いでしまうので抑えますが、いわゆるタイムトラベルものの純愛ラブストーリーです。
タイムトラベルと言ってもマシンは使わず、手段は 行きたいという気持ちの強さ 、 行けるという信念 、 ソコに居るんだという強い思い込み という、こう書いてしまうと実に いやはや何とも… なもの。（この書き方、ぶち壊しだ。。。。）
タイムトラベルというとSFのジャンルですが、サイエンス色は薄く、ファンタジー色が濃いです。
知るヒトぞ知る幻の名作、カルト･ラブストーリー、SFチック純愛ファンタジー････素晴らしい映画を紹介しようというのに、何と貧困な私のボキャブラリー!!
約20年（コレは初見→DVD入手時点までの年数です）、ずーーーと心に残り、かつ、世の中に映画ＤＶＤが出現してからはずっとＤＶＤ化を待っていた作品で、2003年11月に待望のＤＶＤが発売されて、即、購入し、1回観て、コメンタリー音声で観て、英語字幕で観て…と3回連続で観て、カミサンが呆れ果てていました。。。。（実は、このDVDの発売は、たのみcom というサイトで、ファンの声を結集した成果でした。私は便乗組ですが。）
いまはブルーレイ化を待っています。ハイビジョン、ブルーレイに眼が慣れてしまうと、このDVDの画質は大画面ではちょっと悲しい。ヒトは贅沢なものです。
ブルーレイ版が出たら速攻で買います!!
主演は、あのスーパーマンのクリストファー・リーブ と 007/死ぬのは奴らだのジェーン・シーモア、共演に、クリストファー・プラマー。
クラシカルな美男・美女が1900年代初頭という設定に合い、とても美しいです。
1970年代のある日、若き脚本家のリチャードが母校卒業公演を終えた時に現れ、金時計を手渡して「Come back to me」と謎の言葉を残して去った美しい老婆。 それから数年経ち、脚本家としてのちょっとしたスランプの気晴らし旅行でふと立ち寄った湖畔のホテルには劇場と資料室があり、1912年にここで公演した女優・エリーズ・マッケナの美しい肖像写真が飾られていた…。
いやぁ、いいなぁ・・・
リチャードがエリーズに惹かれて調べ始めて、不思議な符合が次々と明らかになると見ているコチラまで背筋がゾクゾクしてしまう････。
すごく哀しい話なのに、すごく美しい話で....。 みんなに見て欲しい映画です。
原作小説は、リチャード・マシスン作。コレも永く邦訳が出なかったようで、DVD発売の少し前に文庫が出ています。これは偶然店頭で見掛け、即・購入しました。（解説を、作家の瀬名秀明氏（パラサイト・イヴ）が書いていて、自身この映画のファンらしく、内容がすごく充実しています。ＤＶＤの特典や解説音声と合わせて読むとかなりの充実感。）
モデルになった実在の女優さん（とマネージャー）が居ます。（あるホテルに写真が飾ってあって、マシスンはそれにイメージを触発されたということ･･･。主人公もリチャードだし、かなり、作者自身の思い入れもあるんじゃないでしょうか。余談ですが、このホテルでアメリカの年次ファン大会も開かれているらしく、あちらでもコアなファンが多いらしい。←DVD特典情報。）
その女優自身、舞台からフッと引退し、演劇学校をやっていたりはしたけれど、映画には1本も出ていないので、写真はあっても「動く姿」は残っていないとか、ちょっと、不思議なヒトらしい。
映画の脚本は原作者のマシスン自身が書いていますが、映画化に当たりいくつかの設定変更をしていて、多少雰囲気は違います。
映画の方が（先に触れたからもあるけど）よりロマンチック、かつ、ドラマチックに感じます。
一般に、原作を知っていると、「この場面は無いの?」「こんな場面撮るんなら、あの場面の方が…」「うーーーん、ココ、イメージと違～う!!」となりがちなので、まず、映画から触れた方が良いように思いますが、まぁ、そこまで注文は付けられないですね。。。。
ある日どこかで 【ベスト・ライブラリー1500円:80年代特集】 [DVD]
- 出版社/メーカー: ジェネオン・ユニバーサル
- メディア: DVD
DVDが、また、手に入りにくくなっているようです。↓に検索のリンク付けました。
「ある日どこかで」ＤＶＤの検索結果
- 作者: リチャード マシスン
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 2002/03
- メディア: 文庫
↑は原作小説。
- アーティスト: サントラ,チェット・スヴァトコウスキー,ロジャー・ウィリアムス
- 出版社/メーカー: ユニバーサル インターナショナル
- 発売日: 2002/10/23
- メディア: CD
コチラはサントラCD
Somewhere In Time (1998 Re-recording)
- アーティスト: John Barry
- 出版社/メーカー: Varese Sarabande
- 発売日: 1998/09/08
- メディア: CD
コレもサントラ。
私は「007/死ぬのは奴らだ」は劇場では観ていないので、たぶん、この映画で初めてジェーン・シ－モアを知ったんだと思います。
こんなきれいなヒト
居るんだぁ・・・・と思いましたねぇ。
あと、古典的なタイムパラドクスの話題だけれど、あの金時計のスタート時点はどこだ? 無限ループにはどこから入ったんだ?! と考えると（コレはいくら考えても答えが出るワケないんですが）、夜も寝られなくなっちゃいます｡｡｡｡
【鑑賞日：1981年1月のいつか、2003年11月30日に3連チャン、その後、何度となく．．．．】
午前10時の映画祭でこれを見に行った時
満席でしたよ。
すんごい人気の映画なんだなーと驚きました。
最近NHKでやってましたよ。
by コッスン (2010-08-13 23:06)
コッスンさま
コメントを寄せて頂き、ありがとうございます。
ブログを始めてまだ数日なので、とても励みになります。
午前10時の映画祭は観に行ったことがありませんでした。改めて50本のラインナップを見直して、ある日どこかでの他にも好きな作品がいくつもあるのを再確認しました。
NHK‐BSもなかなか侮れないですね。（Wowowの会員なのでそちらに目が行きがちなんです。）
by 怪しい探麺隊 (2010-08-14 00:50)
アメリカで今年3月頃から発売されるようです。
amazon.comで検索しましたが、まだ発売されていない様子。
wowowでまもなくHD放送されますので、日本版もそのうち出るのでは？と期待しています。
http://www.stereosound.co.jp/column/cinemaleader/article/2014/01/20/27707.html
by genmaro (2014-05-31 22:28)
>genmaro さん 情報をありがとうございました。
wowowの放送はちょうどいま（6/1 AM9:00~）やっていますね（観てます）。この項を書いた後で何度か放送されているのでBlu-rayへの録画はしてありますが、発売されたらやっぱり欲しいですね。
by 怪しい探麺隊 (2014-06-01 09:24)