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インターステラー(IMAX版 & 通常2D版) [映画 あ行]

いまさら書きますが、
◆ インターステラー  を観ました。
2014/11/22(土)公開
20141122_interstellar_03.jpg



 「ダークナイト」「インセプション」のクリストファー・ノーラン監督が、理論物理学者キップ・ソーン博士のスペース・トラベルに関するワームホール理論を下敷きに描くハードSF超大作。かつてない危機に直面し、新たに発見されたワームホールを利用した超遠距離惑星間移動に最後の希望を託す人類の運命と、重大な使命と引き換えに永遠の離別を迎えようとしている一組の父娘の絆を壮大なスケールで描く。主演は「MUD マッド」「ダラス・バイヤーズクラブ」のマシュー・マコノヒー、共演にアン・ハサウェイ、ジェシカ・チャステイン、マイケル・ケイン。
 近未来の地球。環境は加速度的に悪化し、植物の激減と食糧難で人類滅亡の時は確実なものとして迫っていた。そこで人類は、居住可能な新たな惑星を求めて宇宙の彼方に調査隊を送り込むことに。この過酷なミッションに選ばれたのは、元テストパイロットのクーパーや生物学者のアメリアらわずかなクルーのみ。しかしシングルファーザーのクーパーには、15歳の息子トムとまだ幼い娘マーフがいた。このミッションに参加すれば、もはや再会は叶わないだろう。それでも、泣きじゃくるマーフに“必ず帰ってくる”と約束するクーパーだったが…。
≪ all cinema online より ≫


これはかなり楽しみにしていました。
各種予告編を観ただけのストーリーを断片的にしか知らない状態で観に行ったのでワクワクです。
やっぱりこの映画はIMAXだろう・・・ということで、まずはIMAX版を観に行きました。

【鑑賞日:2014年11月23日(日):IMAX2D版】
【鑑賞日:2014年11月24日(月・祝):通常2D版】

IMAXのツイン映写機の効果(光量が多い)を実感。IMAXは明るく鮮やか。比較すると如実です。IMAXを強くお勧めします。

(かなり抑えたけれど、以下、ネタばれあり。 もうそろそろ良いよね。)


20141122_interstellar_04.jpg


面白かった。昔はよく読んだ「ハードSF」のタッチ。
コアは父と娘の愛のストーリーなんだけれど、ベースは超ハードSFそのもの。
なんであんなに荒廃して、作物が枯れる砂嵐の世界になってしまったのかは描かれていないけれど、地球を諦め新天地を求めて宇宙に旅立つ....
(小学校教師が「アポロ月着陸はソ連を(対抗して金を使わせて)財政的に破綻させるための嘘」と信じて疑わず、NASAのパイロット出身である主人公の娘が学校で月着陸の話をすると「皆に有害なデマを振りまく問題児」扱いをするレベルまでアメリカの文明が退行している...(教科書検定があって、月着陸は全く書かれていない。娘は父親が昔使った教科書を学校に持って行って皆に見せたら、親が呼び出されて停学を喰らう....いやはや....)  そんななのに、あの宇宙船を軌道上に持っているってのも???だけれど...)
タイトルに関して「人類の移住先を探す話なのにインターステラー=惑星間ってどういうこと? 太陽系内で移住先ってかなり無理あるけど・・・」と思っていたら、土星の近所に『ご親切などなたか』がワームホールを作って置いといてくれてるから、それを使って人類が移住できる惑星を探しに行こう・・・って話でした。…なので、目先の行き先は惑星間でOKなんですね.....
ウラシマ効果で戻ってきたら相手と何十年も時間差が....というシーンが何度も出てくる。超高速だと時間が遅くなるのは散々読んで馴染んでるんだけれど、重力波の影響で時間が遅くなるというのはあまりSFで読んだ印象が無く、ピンと来なかった。惑星の地表で数時間過ごして衛星軌道の同僚のところに戻ったら23年経ってたって.....(待ってた方も偉いな、コレ。) ところで、それだけ重力の大きい星で普通に動いていたけれど、自分の体重で潰れないもの???? 重力と重力波って違うの???(等と突っ込みたいところというか、素朴な疑問はいろいろあるけど...)
普通のスクリーンでもう一回見てこようかなぁ....
  ↓
2回目を通常版で鑑賞。
よくできたシナリオです。
アン・ハサウェイが中盤でテーマに関してとても重要なセリフ「愛だけが距離と時間と次元を超える」みたいなことを言っていて、一回目にも「おぉ??」と思っていたけれど、二度目だと受け止め方の重みがまるで違う....
思わず、このところ節約&保管場所に困るため控えていたパンフを買ってしまった.....(結構厚くて820円)まだパラパラ眺めただけだけれど、読み甲斐がありそう。SF好きなら買うべきな感じ(映画ネタも多いけど)。
写真↓は2種類あるチラシの後の版(表・裏)だけれど、この方が断然良い。
重力と時間の謎は一応解けて、設定は↓
●「問題の星の重力」そのものは、地球の30%増しに過ぎない。・・・なので、しんどいけれど動けないというほどではない。
●問題の星系はブラックホールの近傍にあり、中でも問題の星そのものが一番近いのでブラックホールの重力波の影響が大きく、時間の流れが「この星での1時間は地球の7年に相当する」レベル。
なんだそうです。(相対性理論的に正しいのかどうか知りませんが。)
・・・・だ・か・ら、時間が61,300倍遅い(≒24×365×7)ほど重力の強い影響を受けているのに、その星の上で重力が30%増しというだけで、普通に動けていて、物理学的に正しいのか?という文系の私には自力で解明できない疑問は残ってるんですが....  まぁ、いいです。

あと、マイケル・ケインとアン・ハサウェイが、「Bプラン」として人口受精卵を宇宙に持ち出して、いま生きている人類を救うのではなくて、「人類という種を存続させる」ことに血道を上げていたけれど、(このネタ・発想は、SFには割りとよくあるけれど、)正直、あんまり意味を感じなかった。それで生まれた命は過酷な環境にイヤも応もなく叩き込まれるわけだけれど、そんなのある意味、とても残酷な仕打ちであって、そうする側の横暴だという気がする。どんな環境でもそれしか知らなければそれなりの幸せを見つけて生きていくものだろうとは思うけれど、人為的に意図を持ってソレをするところに忌避感を感じる。ソレって神の領域に踏み込んでいないだろうか....

・・・・なんて馬鹿なことも考えたりするけれど、この映画、かなり好きです。






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