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オール・ユー・ニード・イズ・キル [映画 あ行]

 ◆ オール・ユー・ニード・イズ・キル  を観ました。
2014/7/4(金)公開
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 桜坂洋の同名ライトノベルをトム・クルーズ主演で映画化したSFバトル・アクション大作。圧倒的な戦闘力を有する侵略者の襲撃を受ける近未来の地球を舞台に、その侵略者を相手に戦闘と戦死を繰り返す不可思議なタイムループに囚われた一人の兵士の壮絶な運命を描く。共演はエミリー・ブラント、ビル・パクストン。監督は「ボーン・アイデンティティー」「フェア・ゲーム」のダグ・ライマン。
 謎の侵略者“ギタイ”の攻撃によって、人類は滅亡寸前にまで追い込まれていた。そんな中、軍の広報担当だったケイジ少佐は、ある時司令官の怒りを買い、一兵卒として最前線へと送られてしまう。しかし戦闘スキルゼロの彼は強大な敵を前にあっけなく命を落とす。ところが次の瞬間、彼は出撃前日へと戻り目を覚ます。そして再び出撃しては戦死する同じ一日を何度も繰り返す。そんな過酷なループの中で徐々に戦闘力が磨かれていくケイジ。やがて彼はカリスマ的女戦士リタと巡り会う。彼のループ能力がギタイを倒す鍵になると確信したリタによって、最強の“兵器”となるべく容赦ない特訓を繰り返し課されるケイジだったが…。
≪ all cinema online より ≫


まずは、IMAX3Dで観ました。 ・・・で、コレはどちらかというと2Dで観ても良かったのかな....と思いました。 ラストの解釈をちょっと確認したくてもう1回観たかったので、今度は2Dで観ました。その結果、2Dで十分楽しめる...という結論です。

映画は、とても面白かったと思います。
これはこれで切ないラブストーリーの要素も持ったストーリーでした。
主人公ケイジが何度も死んでは時間をループし、ともに戦闘訓練をしていたリタが、途中のあるポイントからはどうやっても救えない・・・となった後のループで、いつものようにリタを迎えに行き、いつものように「用はなに?」というリタの顔を見て、声を掛けずに踵を返し去っていく....  うーーーーむ、切ないなぁ.....

【鑑賞日:2014年7月5日(土)】(1度目:IMAX3D)
【鑑賞日:2014年7月13日(日)】(2度目:2D字幕版)


今回は、超・ネタばれです。
まだ観ていないヒトは、観てから読むことをお勧めします


エイリアンとの戦いの中で戦死したけれども、死んでも死んでも同じ朝に目覚めるところに戻ってしまい何度でも死んで生き返り、その間に新兵が戦闘技術を身に付けて強くなっていくという設定は原作とおんなじです。
死=リセットでやり直せるというあたりは、完全にゲーム感覚
ヒロインのリタも、実は同様に、死んでは生き返りの繰り返しの中で戦場の牝犬とまで呼ばれる超絶戦闘術を身に付けているというのも、原作と同じ設定。
映画が原作と違うのは主人公とヒロインの年齢設定。原作では二人とも二十歳前後の設定だけれど(なので、原作はいわゆる 「 boy meets a girl 」のジャンルのラブ・ストーリーになっている)、御年52歳のトム・クルーズを主役にする以上やむを得ない設定変更。 トム・クルーズ演じる主人公(ウィリアム・ケイジ)は米軍の広報担当士官ですが、統合軍司令官の「最前線の取材に行け」という命令をちょっとエゲツナイ断り方をした結果、逆鱗に触れ、逮捕され、その際、スタンガンで気絶させられ目覚めたら、2等兵に降格の上で最前線の小隊に送り込まれいたという設定。
この目覚めたら最前線で2等兵にされていた・・・という時点が、何度死んでもココに戻るというポイントの時点になっています。

もう一つ、重要な設定変更が、実はあって、それはリセットのキッカケ

原作では、ギタイの中のリーダー格(サーバーと呼称)が破壊される(≒殺される)と時間がリセット。主人公キリヤ・ケイジやリタの死ではない。・・・で、ついでに言うと、常に戦闘技術に長けたリタがギタイ・サーバーを叩き壊すので、ケイジとリタが一緒にリセットされる。
ケイジが単独で死んでも、それキッカケで時間がリセットされることはなく、リタがギタイ・サーバーを破壊し損なったら、それっきりになる可能性がある。

映画では、リセットの能力(時間をループする能力)はケイジ側が持っているので、ケイジが死ねばリセット。コレはギタイのリーダー格(アルファと呼称。デカくて色が違う。青い。一般ギタイは赤。)の血?を浴びた結果、獲得された能力。・・・・なので、例えば、戦闘訓練中に足を骨折したとすると、それ以上の訓練が出来なくて時間の無駄だから、リセットのために、ドライなリタに容赦なく射殺されてしまう(ココがお笑いポイントになっている)。 リタの方は、かつて持っていた時間ループ能力を、瀕死の怪我をして死に損なった際に輸血を受けて血が薄まった結果?、喪失していて(自分の能力でループしていた間の記憶は持っている)、ケイジの能力で時間がループする間にケイジが保持し続ける記憶を保持(共有)していない。(コレが、原作とは違う意味で、ラブ・ストーリーの切ない要素になっている。)

・・・・・んで、んで、細々語ると興味を殺ぐのでこれから先のネタばらしは少し抑えるけれど、
最後についに、エイリアン(ギタイ)のオメガ(アルファのさらに上のランク)が隠れている場所を突き止め、ようやくのところで相討ちの形で仕留める。
・・・で死んだはずのケイジが、今度は映画冒頭の、ヘリコプター(ロンドンの統合軍司令部に到着寸前)で目覚めるところに戻り、ヘリコプターを降り、統合軍司令官が演説しているのを聞き(ココから映画冒頭とは違う展開になる)、リタに会いに行き、アンタ誰?と怪訝な顔をするリタにニカっと笑い掛けたところで映画が終わる。

この解釈なんだけれど、私は、オメガは倒したものの、また新たな時間ループをして、戦闘はまだ続くのではないか・・・・と思うのです。(ちょっとはネットで感想見たけれど、この解釈のヒトのは見かけませんでしたが....)

その根拠は・・・
1.オメガを倒して相討ちで死んだ時間帯は、海岸での戦闘で最初に死んだ時間帯(真昼間か夕方)より数時間早いので、時間ループの起点も数時間繰り上がって、ロンドン到着のヘリの中で目覚めた、と解釈できる。
2.そもそも、このエイリアン(ギタイ)は、やられたら時間を遡ってやり直す能力を持っているから無敵という設定。ケイジやリタは、偶然、その能力を獲得した。エイリアンの現場指揮官のアルファが持っている能力を、その上級指揮官のオメガも同様に持っていたとしても何の不思議もない。
3.ケイジは偶然アルファを倒したとき血?を浴びたが、同様にオメガを倒したときにも血を浴びている。
4.リタがケイジに「ヴェルダンでエイリアンが全滅したのは人類を油断させるための策略で、その後、ヨーロッパ本土を制圧するための作戦だった。」というようなことを言っていたが、同様に、最後に統合軍司令官が演説で「謎の爆発後にエイリアンが倒れ、無抵抗でロシア側から人類(統合軍)が合流できた。云々」と喜んでいたのも、同様に人類を油断させて倒すためのエイリアンの策略であっても何の不思議もない。

・・・・で、ケイジはそんなことは分かったうえで、最後のシーンでリタに会いに行ったんだと思うんですが....

私の友人で、やっぱり、この「新たなループ突入説」の解釈のヒトが居ます。

皆さん、どう思います???






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