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パークランド/ケネディ暗殺、真実の4日間 [映画 は行]

◆ パークランド/ケネディ暗殺、真実の4日間 を観ました。
2014/6/28(土)公開
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 ジャーナリスト出身でこれが初メガフォンのピーター・ランデズマン監督が、ジョン・F・ケネディ大統領暗殺に揺れる非常事態下のダラスを舞台に、様々な形で事件に遭遇した人々の視点を通して多角的に真相に迫る緊迫の実録群像ドラマ。“パークランド”とは、暗殺された大統領とその2日後に今度は容疑者オズワルド自身が、ともに瀕死の状態で運び込まれた病院の名前。出演はザック・エフロン、ビリー・ボブ・ソーントン、ポール・ジアマッティ、ジャッキー・ウィーバー。
 1963年11月22日、アメリカ合衆国第35代大統領ジョン・F・ケネディが、ジャクリーン夫人とともにダラスの地に降り立つ。昼過ぎ、パレードを撮影しようと待ち構えていた8mmカメラ愛好家のザプルーダーは、大統領を乗せたリムジンを視界に捉える。その時、3発の銃弾が鳴り響き、一帯はパニックに陥る。やがて、市内のパークランド病院に瀕死の大統領が運び込まれてくるが…。
≪ all cinema online より ≫



【鑑賞日:2014年7月1日(火)】


あまり宣伝を見掛けなかった気がする、地味な印象の映画だけれど、ポール・ジアマッティやザック・エフロン、ビリー・ボブ・ソーントン、マーシャ・ゲイ・ハーデン等、有名俳優がそこそこ出ている。
パークランドというのは、ケネディが銃撃されて運び込まれた病院の名。そして、2日後にはオズワルドがやはり撃たれて運び込まれるのもこの病院。

映画の中で描かれるのは、ドタバタの混乱劇。 今の我々の目から見ると、統制も取れていないし、皆が勝手な主張をし、バタバタと悲劇・大事件が処理されていく様子が描かれるが、ウォーレン委員会も出てこないし、弾道がどうしたこうしたの話も出てこない。 オズワルドが本当に犯人なのかみたいな視点はスポッと抜け落ちている。 その一方で、オズワルドの犯行の証拠みたいなものも全く描かれないまま、「なんか、そういうこと!」みたいな感じで話が進行していく。 陰謀・疑惑といった類は全く素通りというか、無視して描かれるので、そういうものを期待して観に行くと完全に肩透かしを食らう。

ザック・エフロンが、たまたまケネディが運び込まれた時の救急の医師(研修医?)で、先輩がおらずにベテラン看護師(マーシャ・ゲイ・ハーデン)から「先生しか居ないんです。あなたが決めるんです!」と処置にかかる判断を迫られる。(オズワルドの時も同様。)

オズワルドの実兄が、完全に巻き込まれ型で大変な目に遭ったヒトとして出てくる。弟が大統領暗殺犯として逮捕・暗殺されるだけでも勘弁してくれぇーな状態なのに、実母がかなりエキセントリックな状態(病気。妄想を抱いていて抑えが利かない)ので、息子のオズワルドはスパイとして特殊任務で国の犠牲になったんだと言い募る....。 よく正気を保って対応したなぁ....と気の毒になるし、映画の中でも任務中の警察官から「アンタも大変だなぁ...」と声を掛けられていた。
当然に盛大なケネディの葬式の陰でオズワルドの葬儀も行われるが、親族以外に誰も来ないので霊柩車から棺を下し棺を運ぶ男手も足りない。兄の他は、年老いた母と幼い子供を抱いたオズワルドの妻と女ばかり....という状態。
兄がパラパラと取材に来ていた数少ない記者やカメラマンに手伝ってくれと頼んで、皆が仕方ないなぁ...とカメラやノートを地面に置いて手伝ってくれるという状況。 みんな意外と優しいなぁ...と思ったけれど。

感じたのは、この納棺を手伝ってくれた人々や、警察で大変だなぁと声を掛けた警官とか、市井の人々の中の、ヒステリックにならずに誠実な一人の人間のまま変わらずにいるヒトの価値。 
あぁ、ちゃんとこういう社会であり続けたいなぁ....と。











ポスター A4 パターンB パークランド ケネディ暗殺、真実の4日間 光沢プリント

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