LIFE! [映画 ら行]
◆ LIFE! を観ました。
映画館で観た予告編6分バージョン↓の虜になりました。
ジェームズ・サーバーの短編を基にしたダニー・ケイ主演の名作コメディ「虹を掴む男」を、ベン・スティラーの監督・主演でリメイクしたファンタジー・アドベンチャー・コメディ。平凡で退屈な毎日を送り、白昼夢を見ることが唯一の趣味という主人公が、ある危機に直面したことから現実世界で大冒険の旅に飛び込んでいく姿をユーモラスかつエモーショナルに綴る。共演はクリステン・ウィグ、シャーリー・マクレーン、ショーン・ペン。
ニューヨークの伝統ある雑誌『LIFE』で写真管理部という地味な仕事に就いている平凡な男ウォルター。単調な日常を送る彼の唯一の趣味は空想すること。現実世界では秘かに想いを寄せる同僚のシェリルに話しかけることさえままならない彼だが、空想の世界ではどんな危険にも怯まない勇敢なヒーローとなって大活躍するのだった。そんな中、『LIFE』の最終号を飾るはずだった写真のネガが行方不明になっていることが判明する。追い詰められたウォルターは、ネガのありかを直接聞き出すため、世界中を冒険している写真家ショーンを追って自らも冒険の旅に出るのだが…。
新規オープンのTOHOシネマズ日本橋で観てきました。 (TOHOシネマズ日本橋についてはここをクリック → ▼ )
呼び物の1つのTCXスクリーンはこの映画館に2スクリーンありますが、少し小振り(290席)でDolbyATMOS設備もあるスクリーン8 はアナと雪の女王の3D字幕版専用の状態。
もうひとつのスクリーン7が404席でこの映画館で最大なんですが、日々いろいろな映画に使うので(例:神様のカルテ2、ロボコップ...)この映画をTCXスクリーンで観るチャンスは3/20限り....。
・・・・というわけで、3/20は元々21時スタートのウォルト・ディズニーの約束のチケットを取ってあったので、その前にハマる18:40分スタートのLIFE!のチケットを取って、無理やりTCXでの鑑賞にしたのでした。 お陰で晩メシはパンと飲み物という「大学時代の名画座で映画2本立て鑑賞」のようなことになっちゃいました.....(^^ゞ
いま一番設備が整ったよい映画館で、こーゆー貧しいことをするのもまた粋なもんです(ウソ)
【鑑賞日:2014年3月20日(木)】
以下、ネタばれがあります。
後半で、ウォルター・ミティ(ベン・スティラー)は、グリーンランド、アイスランド・・・・と世界の辺境を、放浪のカリスマ写真家ショーン・オコンネル(ショーン・ペン)を尋ねて旅して周る.....
この世界の辺境の荒涼とした大自然の中のちっぽけな人間と、そのちっぽけな人間の大きな意思とを対比するのに、スクリーンが大きい方が際立つし気持ちが良いのではないかと思う。
冒頭、ウォルター・ミティは手書きで細々とした家計簿を付けている。そして、1ヵ月前に転職してきて同僚となったシェリルに声を掛けることすらできず、SNSの体験欄に書くネタすら持たない判で押したようなつまらない日常と、その合間に挟まる現実離れした妄想のような空想に我を忘れるシーンが描かれる。
しかし、中盤、母親(名女優シャーリー・マクレーン)との会話の中で、父親が存命の頃の彼=父親代わりに生活を支えるために自分を抑える前の彼=本来の彼は全然別のキャラクターで、突然の父の死の後、家族の生活を支えるために必死になって実直に十数年にわたって働いてきた結果が現在の彼であることがサラッと描かれる。 現実離れした妄想は本来のキャラを抑圧した彼の精神のせめてもの抵抗の発露だった??
中盤、彼は放浪のカリスマ写真家ショーン・オコンネル(ショーン・ペン)を探して大冒険の旅に出る(そっと背中を押してやる母親・シャーリー・マクレーンがまた良いんだなぁ....)けれど、この大冒険が長い間抑制してきた本来の彼の回復の旅であることは観ていると自ずと明らかになるし、彼の表情がいつの間にか活き活きとして来て全然別人のようになって行く過程が観ていて心地好い。
彼の突飛な空想と現実の織り交ざり方が、徐々に変わっていくところが面白かった。
冒頭部は都会にいたから境い目が明らかで、現実の中に突飛な空想が織り交ざる・・・・。 途中から、居る場所が普通じゃないから徐々に境い目が曖昧になって来て、とうとう、突飛な現実にさらに突飛な現実が織り交ざるようになって、いつの間にやら空想なんかしなくなっていく....
あんな冒険、出来るわけないと思いつつ、どことなくちょっとだけイザとなったら・・・と思わせなくもないビミョーな感じが妙に気持ちのいい不思議な解放感を持った映画でした。
2014/3/19(水)公開
映画館で観た予告編6分バージョン↓の虜になりました。
ジェームズ・サーバーの短編を基にしたダニー・ケイ主演の名作コメディ「虹を掴む男」を、ベン・スティラーの監督・主演でリメイクしたファンタジー・アドベンチャー・コメディ。平凡で退屈な毎日を送り、白昼夢を見ることが唯一の趣味という主人公が、ある危機に直面したことから現実世界で大冒険の旅に飛び込んでいく姿をユーモラスかつエモーショナルに綴る。共演はクリステン・ウィグ、シャーリー・マクレーン、ショーン・ペン。
ニューヨークの伝統ある雑誌『LIFE』で写真管理部という地味な仕事に就いている平凡な男ウォルター。単調な日常を送る彼の唯一の趣味は空想すること。現実世界では秘かに想いを寄せる同僚のシェリルに話しかけることさえままならない彼だが、空想の世界ではどんな危険にも怯まない勇敢なヒーローとなって大活躍するのだった。そんな中、『LIFE』の最終号を飾るはずだった写真のネガが行方不明になっていることが判明する。追い詰められたウォルターは、ネガのありかを直接聞き出すため、世界中を冒険している写真家ショーンを追って自らも冒険の旅に出るのだが…。
≪ all cinema online より ≫
新規オープンのTOHOシネマズ日本橋で観てきました。 (TOHOシネマズ日本橋についてはここをクリック → ▼ )
呼び物の1つのTCXスクリーンはこの映画館に2スクリーンありますが、少し小振り(290席)でDolbyATMOS設備もあるスクリーン8 はアナと雪の女王の3D字幕版専用の状態。
もうひとつのスクリーン7が404席でこの映画館で最大なんですが、日々いろいろな映画に使うので(例:神様のカルテ2、ロボコップ...)この映画をTCXスクリーンで観るチャンスは3/20限り....。
・・・・というわけで、3/20は元々21時スタートのウォルト・ディズニーの約束のチケットを取ってあったので、その前にハマる18:40分スタートのLIFE!のチケットを取って、無理やりTCXでの鑑賞にしたのでした。 お陰で晩メシはパンと飲み物という「大学時代の名画座で映画2本立て鑑賞」のようなことになっちゃいました.....(^^ゞ
いま一番設備が整ったよい映画館で、こーゆー貧しいことをするのもまた粋なもんです(ウソ)
【鑑賞日:2014年3月20日(木)】
以下、ネタばれがあります。
この映画はやはり、大きなスクリーンで観て正解だった・・・と思った。
後半で、ウォルター・ミティ(ベン・スティラー)は、グリーンランド、アイスランド・・・・と世界の辺境を、放浪のカリスマ写真家ショーン・オコンネル(ショーン・ペン)を尋ねて旅して周る.....
この世界の辺境の荒涼とした大自然の中のちっぽけな人間と、そのちっぽけな人間の大きな意思とを対比するのに、スクリーンが大きい方が際立つし気持ちが良いのではないかと思う。
冒頭、ウォルター・ミティは手書きで細々とした家計簿を付けている。そして、1ヵ月前に転職してきて同僚となったシェリルに声を掛けることすらできず、SNSの体験欄に書くネタすら持たない判で押したようなつまらない日常と、その合間に挟まる現実離れした妄想のような空想に我を忘れるシーンが描かれる。
しかし、中盤、母親(名女優シャーリー・マクレーン)との会話の中で、父親が存命の頃の彼=父親代わりに生活を支えるために自分を抑える前の彼=本来の彼は全然別のキャラクターで、突然の父の死の後、家族の生活を支えるために必死になって実直に十数年にわたって働いてきた結果が現在の彼であることがサラッと描かれる。 現実離れした妄想は本来のキャラを抑圧した彼の精神のせめてもの抵抗の発露だった??
中盤、彼は放浪のカリスマ写真家ショーン・オコンネル(ショーン・ペン)を探して大冒険の旅に出る(そっと背中を押してやる母親・シャーリー・マクレーンがまた良いんだなぁ....)けれど、この大冒険が長い間抑制してきた本来の彼の回復の旅であることは観ていると自ずと明らかになるし、彼の表情がいつの間にか活き活きとして来て全然別人のようになって行く過程が観ていて心地好い。
彼の突飛な空想と現実の織り交ざり方が、徐々に変わっていくところが面白かった。
冒頭部は都会にいたから境い目が明らかで、現実の中に突飛な空想が織り交ざる・・・・。 途中から、居る場所が普通じゃないから徐々に境い目が曖昧になって来て、とうとう、突飛な現実にさらに突飛な現実が織り交ざるようになって、いつの間にやら空想なんかしなくなっていく....
あんな冒険、出来るわけないと思いつつ、どことなくちょっとだけイザとなったら・・・と思わせなくもないビミョーな感じが妙に気持ちのいい不思議な解放感を持った映画でした。
もう一回観たいなぁ.....
【映画パンフレット】 『LIFE!/ライフ!』 出演:ベン・スティラー.ショーン・ペン
- 出版社/メーカー: 20世紀フォックス
- メディア: おもちゃ&ホビー
The Secret Life of Walter Mitty (film tie-in)
- 作者: James Thurber
- 出版社/メーカー: Penguin Classics
- 発売日: 2013/12/05
- メディア: ペーパーバック
The Secret Life of Walter Mitty
- 出版社/メーカー: Rooster Books, Inc.
- 発売日: 2013/12/17
- メディア: Kindle版
The Secret Life of Walter Mitty (Original Motion Picture Soundtrack)
- アーティスト:
- 出版社/メーカー: Sony Classical
- 発売日: 2013/12/24
- メディア: CD
これは楽しい映画でした。
ベン・スティラーはいいですね。ヒロインのクリステン・ウィグもいい感じ。
ショーン・ペンのカメラマン役も印象的。
久々に見た主人公の母親役のシャーリー・マクレーンも老けましたが、良かったです。
デビッド・ボウイの「スぺイス・オデッセイ」のシーンなど音楽はとてもよかったです。
ちょっとビターなラストも好きですね。
by きさ (2014-04-04 05:58)
こんにちは。
勇気を出したらあんな冒険に行けてしまうなんて凄い!と思いながら観ていました。
それにしても主人公の体力にはびっくりです。
普段から鍛えなくちゃですね(^^ゞ
by non_0101 (2014-04-12 20:54)
>きさ さん
こんにちは。nice! とコメントをありがとうございました。
もう一回観たい気持ちと、「(私のよく行くシネコンで年2回くらいやる)アンコール上映」にきっと選ばれるから、それを待つときっと800円で観られるなぁ... 今すぐ観るより時間を置いてみるとまたいいかもなぁ...という想いの狭間で揺れています.....
by 怪しい探麺隊 (2014-04-13 12:02)
>non_0101 さん
こんにちは。nice! とコメントをありがとうございました。
あのスケボーのシーンはサイコーに気持ち良さそうでしたね...(そういう世代じゃないんでスケボーやったことないんですが(笑) )
by 怪しい探麺隊 (2014-04-13 12:05)