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エージェント・ライアン [映画 あ行]

 ◆ エージェント・ライアン を観てきました。
2014/2/15(土)公開
AgentRyan_2014021401.jpg


 「レッド・オクトーバーを追え!」「パトリオット・ゲーム」「今そこにある危機」「トータル・フィアーズ」とこれまでに4つの映画化作品がある人気作家トム・クランシーによる大ヒット・キャラクター“ジャック・ライアン”を主人公に描くスパイ・アクション。「スター・トレック イントゥ・ダークネス」のクリス・パインが新生ライアンを演じ、現代を舞台に、現場経験ゼロのアナリストからエージェントに抜擢されたライアンの成長と活躍を描く。監督は「マイティ・ソー」のケネス・ブラナー、共演はそのケネス・ブラナーのほか、ケヴィン・コスナー、キーラ・ナイトレイ。
 海兵隊員としてアフガニスタンの戦場に赴き重傷を負った青年ジャック・ライアンは、リハビリを支えてくれた医学生キャシーと恋に落ちる。キャシーとの愛を育む一方、彼は秘かにCIAにスカウトされ、不審な経済活動を監視するアナリストとして活躍していく。そんなある日、彼はモスクワの投資会社チェレヴィン・グループの不穏な動きに気づき、上司のハーパーに報告する。するとハーパーは、デスクワーク専門だったライアンを現地へと送り込むことに。現場経験のないライアンは戸惑いつつもモスクワへと向かうのだったが…。
≪ all cinema online より ≫


原題はJACK RYAN: SHADOW RECRUIT  なんだかコレの方がちゃんと内容を表している気がする。 既にシリーズ化が決まっていて、3部作になる予定とか。  各タイトルをJACK RYAN: ●●●●●●●●に揃える構想でこうしているんじゃないかなぁ....(根拠ない想像ですが) ・・・とすると、そういうものは勝手に崩さない方が良いと思うけれど....(「余計なお世話」です。)

【鑑賞日:2014年2月15日(日)】
ユナイテッド・シネマ
ジャック・ライアンシリーズは、昔は全部読んでました。息子がシリーズで活躍し始めた頃から読んでいません。
映画も全部観ていますが、ジャック・ライアンがベン・アフレックに若返った「トータル・フィアーズ」に呆れ果て、監修を原作者トム・クランシー自身がしているという触れ込みもあったので、イメージがもの凄く悪くなり(※)、かつ、あまりに右翼的な内容に若干読んでいて心地好くなくなってきたから....です。
ただ、初期の原作シリーズは大好きで、映画化されていない「クレムリンの枢機卿」とか、「コレも映画にしたら面白そうなのに....」と思う作品はたくさんあります。
※テロリスト作の原爆の爆心地の死の灰の中を平服でウロウロ歩くジャック・ライアンという演出・脚本の酷さに呆れ、DVDの副音声で「(原爆の放射能の危険性は)あんなもんだ。ちゃんと調査している。」とうそぶく原作者トム・クランシーに呆れ、嫌いになった。

・・・・・で、本作 エージェント・ライアン ですが、
コレも、ボーン・レガシー(ここをクリック →  )で感じたのと同様、別物なのに独自の勝負をする度胸が無くて、金看板に頼って保険を掛けた感じが嫌[もうやだ~(悲しい顔)]でした。(ボン・レガシーほどは別物感は強くなかったけれど。)

アクション映画としては大変に面白いけれど、ジャック・ライアンと婚約者のキャシーの名前と設定の一部(ウォール街で働くが海兵隊出身でヘリコプター事故で負傷歴あり、キャシーは眼科医等)を借りているだけ関係性が薄く、そもそも別の話とした方が潔かった気がします。
ロシアが舞台と聞いていたので、先ほど挙げた「クレムリンの枢機卿」をベースにした話かな・・・と思っていたんですが、そうではなく、ロシアに多数居るであろうCIAのエージェントを脇に置いて、ライアン自身が危険な橋をいくつも渡り、キャシーまで危機が及んで・・・・という話。
予告編で見る限りは、信頼していた婚約者のキャシーが何故????みたいな作りがありましたが、アレは煽りというよりは完全な嘘っぱち。ちょっと如何なものかと思いました。
ジャック・ライアンが自らハッキングをしたり、設定としてどうかな....という点がいくつもあって気になったのも事実だし、ジャック・ライアンは分析と洞察のヒトなのに、直感のヒトみたいに描かれているのも、少し違和感があります。この辺も含めて別の話なら・・・・と感じたのかも知れません。
別の話としてみたら、先ほど書いた通り、アクション映画としては大変面白かったので、原作シリーズ及び映画の初期3部作(レッド・オクトーバーを追え、パトリオット・ゲーム、今そこにある危機)に想い入れのないヒトならば、問題なくとても楽しめると思います。





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コレはトム・クランシーのジャック・ライアンものとは関係ありませんが、内容イメージは完全にジャック・ライアン大統領。 冒頭の方でエアフォース・ワンに乗っている随員だか護衛だかがトム・クランシーのペーパーバックを読んでいるシーンがあってニヤリ...という趣向。確か、小説シリーズでライアンが大統領になった頃の映画だし、これだけイメージを似せている(確か大統領はヘリコプターパイロットで従軍経験と叙勲経験のある元・英雄設定)ので、ジャック・ライアンを意識しているのは明らかです。単独の映画としてみても面白く、好きな作品です。











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コメント 1

きさ

お話は割と手堅くまとまっていますが、ロシアが悪でアメリカは正しいという世界観はもうちょっと工夫欲しかったかな。ま、それがクランシーといえばそうですが。
監督も兼ねているケネス・ブラナーが楽しそうに悪役を演じています。
ヒロインはちょっと久々のキーラ・ナイトレイ。やはり彼女はいいですね。
by きさ (2014-02-25 05:44) 

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