キャプテン・フィリップス：映画　雑感メモ、などなど：SSブログ

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キャプテン・フィリップス　[映画　か行] [編集]

キャプテン・フィリップス　を観ました。

公式HP　http://www.captainphillips.jp/site/　

2013/11/29（金）公開

↑　映画パンフの表紙・裏表紙を開いて縦にしたところ

　「ボーン・アルティメイタム」「ユナイテッド９３」のポール・グリーングラス監督がトム・ハンクスを主演に迎えて放つ衝撃の実録サスペンス。2009年にソマリア沖で海賊の襲撃に遭い人質に取られた後、アメリカ海軍特殊部隊“SEALs”によって辛くも救出されたアメリカ船籍マースク・アラバマ号の船長リチャード・フィリップス氏の回顧録『キャプテンの責務』をリアルかつ緊張感あふれる筆致で映画化。共演はソマリア出身で14歳の時に家族と共に米国に移住したバーカッド・アブディ。これが俳優デビューとなる。
　2009年4月。ケニアへの援助物資を運ぶアメリカのコンテナ船マースク・アラバマ号。インド洋を順調に航行していたが、ソマリア沖で４人組の海賊に襲撃される。船長のリチャード・フィリップスは、船が彼らに乗っ取られる直前、数人のクルーを残して乗組員を全員、機関室に匿う。そして彼らを救うため、自らは単身で人質となり、海賊たちと共に小さな救命艇に乗り移り、アラバマ号を後にする。やがて事件の一報を受けたアメリカ政府は、海軍特殊部隊ネイビー・シールズを出動させ、フィリップス船長の救出作戦を開始するが…。

≪ all cinema online より ≫

公開の週末の日曜日が映画の日！！コレは狙わなきゃ…と思ったら、やっぱり混んでいた．．．．

【鑑賞日：2013年12月1日（日）】

もの凄くリアルな映画でした。
映画化に当たり、トム・ハンクスが本人に取材しているし、当然、無事救出されたことが分かって観ているわけだけれど、それでもハラハラドキドキ、息詰まる緊迫感

ポール・グリーングラス監督は、ジェイソン・ボーンシリーズの２作目・３作目や、ユナイテッド93、グリーン・ゾーン等､リアルな作風で知られる監督だけれど、今回、特にその作風が活きたというかハマったというか．．．．．

海賊の若者4人も、出撃前の海岸の村での暮らしに、突然、ボスの手下がやってきて稼いで来いと追い立てられる辺りから始まり、すごくリアル。
何より、彼らの痩せこけ振り、眼の必死さがあまりにリアルで本物の海賊のよう．．．．．．
海岸で誰が行くか、俺が行きたい！俺だ！俺だ！と若者たちが手を挙げるなか、リーダー格の若者が1人、強そうな大柄で目に付いた者を選んでしまう．．．．　この結果、海賊4人の中の1人は同じ村の出身ではなく気心が知れていないため、事態が混乱してから勝手な振る舞いが目立ち始め、海賊間での主導権争いの心理戦や、トム・ハンクス演じる船長と海賊の心理戦もリアルでリアルで．．．．．
この海賊の4人、全くの無名の役者たちだったが、すごく巧かった。

一方、トム・ハンクスも、救出後のショック症状の細かな震えなど、もの凄くリアルで、やはりすごい役者だと思った。
観る甲斐のある映画だと思う。