ウルヴァリン:SAMURAI [映画 あ行]
ウルヴァリン:SAMURAI を観た。 観たのは2D字幕版です。
「X-MEN」シリーズの人気キャラクター“ウルヴァリン”を主人公に描くヒュー・ジャックマン主演の大ヒットSFアクション第2弾。異国の地・日本でミステリアスな出会いを果たしたウルヴァリンを待ち受ける過酷な運命と宿敵との壮絶な死闘を描く。日本各地で本格的なロケが敢行されたことでも話題に。日本人キャストには「ラスト サムライ」の真田広之のほか、モデルとして活躍するTAOと福島リラが参加。共演は「007/ダイ・アナザー・デイ」のウィル・ユン・リー。監督は「ニューヨークの恋人」「3時10分、決断のとき」のジェームズ・マンゴールド。
カナダの山奥で隠遁生活を送るウルヴァリンことローガンのもとに、彼の旧友でもある日本の大物実業家・矢志田の使者が現われる。余命わずかの矢志田は、命の恩人であるローガンに最後に一目会いたいと願っていた。日本を訪れ、病床の矢志田と再会したローガンだったが、矢志田はまもなく“君の永遠の命を終わらせてあげる”との謎の言葉を残して息を引き取る。その後、葬儀に参列したローガンは、謎の武装集団に狙われた矢志田の孫娘マリコを救い出す。執拗な追っ手をかわし、一緒に逃避行を続ける2人はいつしか恋に落ちる。またやがて、戦いの中で、自らの不老不死の肉体を支えていた驚異的な治癒能力が失われていることに気づくローガンだったが…。
設定はX-MEN3の後。 ローガンの夢に毎夜、ジーンが現れ、自ら手に掛けざるを得なかった運命を悔やむ日々。 ・・・・ということは、近未来。
ローガンが救った矢志田(しかし、なんだこの名前.... 全国の矢志田さん、済みません。悪気はないですが、どちらかいうと聞かない姓。半可通のガイジンが吉田を聞き違えて日本人っぽい姓として設定したと思う。)は、終戦時、若い将校くらいのポジションでしょうか.... 1945年に23歳として1922年生まれ。映画のイマが2015年とか2020年頃として90半ばくらい..... うーーーむ。お達者ですねぇ....
ローガンと矢志田は、長崎で被爆していた設定。この映画では長崎に原爆を落としたB29は大胆にも超低空飛行でポロっと何もない海岸べりに原爆を落としていきました。本当は高射砲なども届かない高空から市街地の真ん中に落としていって、あんな漁村みたいなところじゃないんですが、まぁ、そういう固いこと言っても始まりません。そもそもフィクションなんですから.....
【鑑賞日:2013年9月14日(土)】
日本語のシーンは、ちゃんと日本人を使わないから、たどたどしくて完全に学芸会レベル。冒頭の長崎でローガンが囚われてる捕虜収容所のシーンから、一気に下手な日本語とこの状況でそういうセリフは無いでしょうな感じが横溢しとります。観る側の観る気を一気に奪う巧みな攻撃で眼を見張る効果を挙げました。
そもそも、青年将校矢志田が爆撃前に捕虜を救おうと、収容所の鎖を日本刀で切りまくります。どこもかしこも一発ですっぱり切れます。矢志田が持っていたのは斬鉄剣だったのでしょう....(この映画の後の方でいろいろな刀が出てきますが、ことごとく斬鉄剣でした(笑))
・・・・で、爆弾が落ちる前にベテラン将校が3人横一列に正座し、突然ハラキリをします。(まだ、原爆が落ちる前。この基地自体は攻撃されていなくて、敵機が飛んで来たというだけで闘う前から負けた気で腹を切る。何なんだ????)いまだに、アメコミの世界では日本=ハラキリなんですね。(まぁ、終戦時という時代設定がそうさせるのかも知れないけれど。)
・・・なんていう調子で書いて行くとキリがないので端折りますが、黒幕が誰であるのかが完全に読めてしまうのが、最大の難点でしょう。
◆芝の増上寺から歩いて、パチンコ屋を抜けて、全行程歩きであっさり上野駅に着いちゃいました。歩けない距離じゃないけれど、歩きたくない距離で、そんなに近くないです。
◆上野駅から新幹線に乗ったので、北に逃げるんだね....と思っていたら、長崎に着いちゃいました。(新幹線は、藁の楯と同様に台湾の新幹線で代用してましたね。新幹線の架線の支柱の誰の視線も行かないところに「居酒屋 だるま」なんていう看板が付いていることは、予告編で見て、以前書いた通りです。)
◆20代の赤い髪の女忍者、みなし子でゴミを漁って食べてたところを、矢志田財閥の孫娘(ひとり娘)の遊び相手として拾われたって設定、日本じゃ有り得ないんですけど......。(アメリカ人はアジアをまとめてこの程度の認識なんだなぁ.... 日本だと特定して描いているのにこの設定だもの。)
◆隠れたラブホテルのおばちゃん、あんまりにも昭和中期な感じ(高度成長期)な感じで笑えた。
◆財閥の別荘、何の警備も無い.... 一方、東京の本宅は日本じゃ許されない高度武装警備(銃刀法違反、私設アーミー状態).... 何じゃこのアンバランスは?
◆ラスボスのひそむ砦の町、屋根の上を武装した連中が走り回っても誰も出て来ない。完全に言いくるめられて息を潜めるほどの企業城下町設定??
◆だいたい、巨大財閥の後継者が遺言状ひとつで決まるなんて....(まぁ少なくとも非上場なんだろうけれど....) お隣の国の巨大財閥のことは知りませんが、日本の財閥(系企業)にはもうそんなところ1社も残っていないけれど.....
◆そもそも、ウルヴァリンの不死身性ってあんな風に妨害できるもので、しかも「いただいちゃう」ことができるものなのか???
◆あんなにややこしいことしないでも「いただく」ことはできそうだったし、早いとこ上手いこと「いただけば」良かったのに.... うまくいただけた場合に後々いろいろ面倒な方向のこと、一杯やっちゃってるけれど、どう辻褄を合わせるつもりだったんだろう.....
などと文句を言っても虚しいので、もう止めます。
エンドロールがいったん始まった後、再び、映像が入りますが、そこで誰もが「!?」となるはず....
X-MEN4に繋がるとても大事なワンシーン。 この映画の最大の価値はココにあります。
2013/9/13(金)公開
「X-MEN」シリーズの人気キャラクター“ウルヴァリン”を主人公に描くヒュー・ジャックマン主演の大ヒットSFアクション第2弾。異国の地・日本でミステリアスな出会いを果たしたウルヴァリンを待ち受ける過酷な運命と宿敵との壮絶な死闘を描く。日本各地で本格的なロケが敢行されたことでも話題に。日本人キャストには「ラスト サムライ」の真田広之のほか、モデルとして活躍するTAOと福島リラが参加。共演は「007/ダイ・アナザー・デイ」のウィル・ユン・リー。監督は「ニューヨークの恋人」「3時10分、決断のとき」のジェームズ・マンゴールド。
カナダの山奥で隠遁生活を送るウルヴァリンことローガンのもとに、彼の旧友でもある日本の大物実業家・矢志田の使者が現われる。余命わずかの矢志田は、命の恩人であるローガンに最後に一目会いたいと願っていた。日本を訪れ、病床の矢志田と再会したローガンだったが、矢志田はまもなく“君の永遠の命を終わらせてあげる”との謎の言葉を残して息を引き取る。その後、葬儀に参列したローガンは、謎の武装集団に狙われた矢志田の孫娘マリコを救い出す。執拗な追っ手をかわし、一緒に逃避行を続ける2人はいつしか恋に落ちる。またやがて、戦いの中で、自らの不老不死の肉体を支えていた驚異的な治癒能力が失われていることに気づくローガンだったが…。
≪ all cinema online より ≫
設定はX-MEN3の後。 ローガンの夢に毎夜、ジーンが現れ、自ら手に掛けざるを得なかった運命を悔やむ日々。 ・・・・ということは、近未来。
ローガンが救った矢志田(しかし、なんだこの名前.... 全国の矢志田さん、済みません。悪気はないですが、どちらかいうと聞かない姓。半可通のガイジンが吉田を聞き違えて日本人っぽい姓として設定したと思う。)は、終戦時、若い将校くらいのポジションでしょうか.... 1945年に23歳として1922年生まれ。映画のイマが2015年とか2020年頃として90半ばくらい..... うーーーむ。お達者ですねぇ....
ローガンと矢志田は、長崎で被爆していた設定。この映画では長崎に原爆を落としたB29は大胆にも超低空飛行でポロっと何もない海岸べりに原爆を落としていきました。本当は高射砲なども届かない高空から市街地の真ん中に落としていって、あんな漁村みたいなところじゃないんですが、まぁ、そういう固いこと言っても始まりません。そもそもフィクションなんですから.....
【鑑賞日:2013年9月14日(土)】
日本語のシーンは、ちゃんと日本人を使わないから、たどたどしくて完全に学芸会レベル。冒頭の長崎でローガンが囚われてる捕虜収容所のシーンから、一気に下手な日本語とこの状況でそういうセリフは無いでしょうな感じが横溢しとります。観る側の観る気を一気に奪う巧みな攻撃で眼を見張る効果を挙げました。
そもそも、青年将校矢志田が爆撃前に捕虜を救おうと、収容所の鎖を日本刀で切りまくります。どこもかしこも一発ですっぱり切れます。矢志田が持っていたのは斬鉄剣だったのでしょう....(この映画の後の方でいろいろな刀が出てきますが、ことごとく斬鉄剣でした(笑))
・・・・で、爆弾が落ちる前にベテラン将校が3人横一列に正座し、突然ハラキリをします。(まだ、原爆が落ちる前。この基地自体は攻撃されていなくて、敵機が飛んで来たというだけで闘う前から負けた気で腹を切る。何なんだ????)いまだに、アメコミの世界では日本=ハラキリなんですね。(まぁ、終戦時という時代設定がそうさせるのかも知れないけれど。)
・・・なんていう調子で書いて行くとキリがないので端折りますが、黒幕が誰であるのかが完全に読めてしまうのが、最大の難点でしょう。
◆芝の増上寺から歩いて、パチンコ屋を抜けて、全行程歩きであっさり上野駅に着いちゃいました。歩けない距離じゃないけれど、歩きたくない距離で、そんなに近くないです。
◆上野駅から新幹線に乗ったので、北に逃げるんだね....と思っていたら、長崎に着いちゃいました。(新幹線は、藁の楯と同様に台湾の新幹線で代用してましたね。新幹線の架線の支柱の誰の視線も行かないところに「居酒屋 だるま」なんていう看板が付いていることは、予告編で見て、以前書いた通りです。)
◆20代の赤い髪の女忍者、みなし子でゴミを漁って食べてたところを、矢志田財閥の孫娘(ひとり娘)の遊び相手として拾われたって設定、日本じゃ有り得ないんですけど......。(アメリカ人はアジアをまとめてこの程度の認識なんだなぁ.... 日本だと特定して描いているのにこの設定だもの。)
◆隠れたラブホテルのおばちゃん、あんまりにも昭和中期な感じ(高度成長期)な感じで笑えた。
◆財閥の別荘、何の警備も無い.... 一方、東京の本宅は日本じゃ許されない高度武装警備(銃刀法違反、私設アーミー状態).... 何じゃこのアンバランスは?
◆ラスボスのひそむ砦の町、屋根の上を武装した連中が走り回っても誰も出て来ない。完全に言いくるめられて息を潜めるほどの企業城下町設定??
◆だいたい、巨大財閥の後継者が遺言状ひとつで決まるなんて....(まぁ少なくとも非上場なんだろうけれど....) お隣の国の巨大財閥のことは知りませんが、日本の財閥(系企業)にはもうそんなところ1社も残っていないけれど.....
◆そもそも、ウルヴァリンの不死身性ってあんな風に妨害できるもので、しかも「いただいちゃう」ことができるものなのか???
◆あんなにややこしいことしないでも「いただく」ことはできそうだったし、早いとこ上手いこと「いただけば」良かったのに.... うまくいただけた場合に後々いろいろ面倒な方向のこと、一杯やっちゃってるけれど、どう辻褄を合わせるつもりだったんだろう.....
などと文句を言っても虚しいので、もう止めます。
エンドロールがいったん始まった後、再び、映像が入りますが、そこで誰もが「!?」となるはず....
X-MEN4に繋がるとても大事なワンシーン。 この映画の最大の価値はココにあります。
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結構期待していたのですが、イマイチでした。
真田広之があまり活躍しないのが残念。ウルヴァリンの対決シーンはいいのですが、もうちょっと見せて欲しかったです。
日本誤解映画ファンとしてもちょっと物足りない。
最後の忍者軍団くらいかなあ。
疾走する新幹線の上でのバトルは面白かったですが。
ヒロインのTAO、福島リラはなかなか良かったですが。
例によってクレジット途中にオマケがあります。これが一番良かったかも。
by きさ (2013-09-18 22:28)
>きさ さん
nice! とコメントをありがとうございました。
「クレジット途中にオマケがあります。これが一番良かったかも。」は、まったく同感です。
by 怪しい探麺隊 (2013-09-22 15:52)
まさに「最大の価値」でしたね。
次回作が楽しみです。
もう辻褄なんてあってなくてよいです(^^)
by コザック (2013-09-23 10:29)
>コザック さん
nice! とコメントをありがとうございました。
「フェニックス」の事例もあるから辻褄の合わせようはいくらでもあるんでしょう... アメコミの方は読んでいないので、「この方」にまつわるエピソードは知りませんが(映画独自なのかも...)、楽しみです(笑)
by 怪しい探麺隊 (2013-09-23 10:58)