SSブログ

エンド・オブ・ホワイトハウス [映画 あ行]

エンド・オブ・ホワイトハウス  を観ました。
2013/6/8(土)公開
endofwhitehouse_2013060801.jpg


結構、ナマナマしいトンでも設定のアクション映画です。
何がトンでも設定かというと、北朝鮮の武装テロリストがホワイトハウスを強襲して、大統領を人質に占拠して....というオハナシ。
設定はB級感がプンプン香る感じ.... 主演はジェラルドー・バトラー(元シークレット・サービス)、共演にアーロン・エッカート(大統領)、モーガン・フリーマン(下院議長)、アシュレイ・ジャッド(ファースト・レディ)、メリッサ・レオ(国防長官)、アンジェラ・バセット(シークレット・サービス長官)と、B級感ある割に役者陣は結構豪華です。

・・・・なんにせよ、この映画、アクション好きにはかなり面白く、お勧めです。

【鑑賞日:2013年6月9日(日)】
ユナイテッド・シネマ映画チケット&会員登録アフィリエイト


以下、大ネタばれです。


主人公はシークレット・サービスですが、キャンプ・デービッドの地下のジムで大統領のボクシング・トレーニングのパートナーを務め、「大統領を殴っちゃイカン」と軽口を叩かれるほどの仲良し。
クリスマスの晩、キャンプ・デービッドから政治資金集めのパーティーに出掛けるリムジンが凍結した橋の上で事故を起こします。大統領だけは辛うじて救ったものの、ファースト・レディは救いきれずに車ごと凍った湖?川?に転落....ということで、主人公のジェラルド・バトラーは現場を離れて事務仕事をしています。
元シークレット・サービスが守り損なって...というのは、シークレット・サービス(クリント・イーストウッド)、ボディガード(ケビン・コスナー)のパターン。大統領は守ったけれど、ファースト・レディを...というのはちょっとしたヒネリですね。

そんなある日、ホワイトハウスに韓国首相が訪問します。
そのタイミングで、大型輸送機攻撃用に改造されたガンシップってヤツですね)が空からホワイトハウスを強襲、…で地上からはまず自爆テロでフェンスをぶっ飛ばして、そこからもの凄い火器を持った持った群衆が押し掛け、バズーカ砲まで撃ち、内部に重機関銃を仕込んだ大型トレーラーが自ら車輪を爆破して特設機銃座になって・・・・とあれよあれよと、怒涛の攻撃で、ホワイトハウスは十数分で陥落します。
当然ながら、大統領はシークレット・サービスに守られ地下シェルターに退避していましたが、ちょうど来ている韓国首相とその護衛に「あんた等は入れてあげない。暴徒に撃たれて死になさい。」とは言えないので一緒に退避します。(たぶん、コレは規定外の行動。本来のルールは外国の賓客も一緒に避難は認めないのではないかと思う。危機管理としてはその方が筋が通っている。)
・・・・・で、韓国首相の護衛の中に多数のテロリストが紛れ込んでいたので、ホワイトハウスの地下シェルターもテロリストに占拠され、韓国首相はまず初めに射殺され、大統領、副大統領(出てこなかったけど...)、国務長官等が人質になっちゃいます。

ここまでで、突っ込みドコロは無数にあるけれど、そこは後回しにして...
怖いなと思ったのは、柵を破るのに自爆テロという発想(目的・結果と手段・犠牲にするものがアンバランス)。
・・・・狂信的な連中ならやりかねないし、恐らく紛争地帯なら実際にあったことなんだろうけれど、文明国の首都の要衝でそういう発想にまで備えているところなんてあるワケ無い!! コレをやられたらアウトだと思います。
襲って来てる奴ら、全員、自分が死ぬことをなんとも思っていない風。現に大型ガンシップ(攻撃機)はそもそも無事に帰還して着陸なんてできるはずの無い、画に描いたような片道の出撃だし...(最終的にワシントン記念塔に激突、翼を大破し墜落)
地上戦の奴らの、人海戦術のコマであることを何とも思っていない行動パターンが恐い。
いやぁ、自分も含めた命を何とも思わない(死ぬことを何とも思わない)、こういうの恐いなぁ....と思います。

そのテロリストのリーダー、個性的な顔でどこかで見たなあ....と思っていたら、007/ダイ・アナザー・デイで、何故か顔に沢山のダイアモンドを埋め込んでいた男ザオの役者さんなんですね。
このヒト↓
007dieanotherday_zao.jpg
ちょっと貫禄もついて、なかなかの悪役振りでした。
何年も前から韓国の行政府の中に潜り込み、仲間も惹き込んで着々と準備を整え・・・・と、なかなか凄い作戦なんだけれど、突っ込みドコロはあります。 ただ、それってみんな、ホワイトハウスを落とす過程に関する部分なんですよね。 みごとに地下シェルターを制圧してから後の部分の突っ込みドコロはそんなにはない。

ホワイトハウス落とす過程の突っ込みドコロは、まぁ、「そこで固いこと言うとこの映画成立しないから....」てえヤツです。

突っ込みドコロ(例)
・あの大型ガンシップはどこから飛んで来たんだ? あれだけデカイと航続距離は長くないぞ… アメリカ大陸横断はギリギリ出来るだろうけれど、太平洋はたぶん渡れない。大西洋も無理でしょう。映画の中では大西洋側から来たけれど....(まぁ、そうじゃないとアメリカ横断中に見付かって撃墜されるけれど...)
・航続距離が足りないなら空中給油か?あの大型機に空中給油する方の機体の航続距離とその離陸地も考えると、現実的じゃないぞ...
・北朝鮮に空母はないし、そもそもこの大型機は空母から発艦できるか?(実験としてはC-130輸送機が空母から離発艦を成功させた事実があるから、強行すれば出来なくはないかも知れないけれど。  アレってC-130だったかC-17だったか覚えてないけど、C-17なら空母発艦は無理だな....)
・空母にこんなの載せてえっちらおっちら航行して来たらバレちゃうぞ...
・このデカイ機体があんなに近付くまで米軍は何してたんだ?そもそも陸の上に差し掛かる前に撃ち落さないと地上に被害が出るからあそこまで来させるわけないじゃないか....
・米軍の戦闘機、戦闘に入ってからが無能過ぎるだろ.... 戦闘機が大型機に撃墜されてどうするんだ、存在意義が無いだろう...
・地上から攻撃した部隊の膨大な火器はどこから持ち込んだんだ?? 結構目立つぞ。アメリカはテロへの警戒凄いはずだぞ...
・地上の警戒部隊も弱体過ぎるだろ...(先にガンシップにやられたのは痛かったにしても)
・何にせよ、こいつ等資金力あり過ぎだろう....
・制圧後のホワイトハウス内のテロリスト側の警戒やパトロールが無さ過ぎて、ジェラルド・バトラー自由に動き回れ過ぎだろう....
等々

主人公がどうやってこれに絡んで、戦っていくか…まで書いちゃうとばらし過ぎなのでもう止めます。

いやぁ、突っ込んでるけど、すごく面白かったと思ってます。
大統領も副大統領も一緒に捕まっちゃって、副大統領の次の大統領継承者は下院議長なので、下院議長(モーガン・フリーマン)が黒幕なのかと思っちゃいました。そういう大物の黒幕でもいないとここまでできないと思ったし....
正直言うと、この局面だと捕虜の皆さんには遺憾ながら....と、交渉を打ち切らないと失われるモノ(北朝鮮による世界征服→全世界の北朝鮮化)と得られるモノ(地下の数十人の命)のバランスが違い過ぎます。
諸々のコントロールが地下でしか出来なかったのが大痛手だけれど、大統領個人が他の2人に「ケルベロス・コードを教えろ。俺のは言わないから。」ということ自体間違っていて(暗号を3つ解くのと1つでは天と地ほど手間と時間が違う。コレは映画のラスト近くでちゃんと示されるけれど。)、彼は不適任。「残念だが全世界を守るため黙って死んでくれ。キミのポジションはそれだけのリスクある地位であり、そのための高給なんだ。」と言えないとダメだと思います。








ポスタ- A4 パターンC エンド・オブ・ホワイトハウス 光沢プリント

ポスタ- A4 パターンC エンド・オブ・ホワイトハウス 光沢プリント

  • 出版社/メーカー: 写真フォトスタンド APOLLO
  • メディア:












ポスタ- A4 パターンE エンド・オブ・ホワイトハウス 光沢プリント

ポスタ- A4 パターンE エンド・オブ・ホワイトハウス 光沢プリント

  • 出版社/メーカー: 写真フォトスタンド APOLLO
  • メディア:



ポスタ- A4 パターンA エンド・オブ・ホワイトハウス 光沢プリント

ポスタ- A4 パターンA エンド・オブ・ホワイトハウス 光沢プリント

  • 出版社/メーカー: 写真フォトスタンド APOLLO
  • メディア:









ダイ・アナザー・デイ [Blu-ray]

ダイ・アナザー・デイ [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • メディア: Blu-ray



007 ダイ・アナザー・デイ アルティメット・エディション [DVD]

007 ダイ・アナザー・デイ アルティメット・エディション [DVD]

  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • メディア: DVD



nice!(4)  コメント(4)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

nice! 4

コメント 4

non_0101

こんにちは。
意外に引き込まれてしまいました~
途中は分かっていてもドキドキして怖かったです☆
by non_0101 (2013-06-16 10:24) 

怪しい探麺隊

> non_0101 さん
nice! とコメントをありがとうございました。
冒頭部はともかくとして、話が進んでからはリアルだったと思います。
主人公の尋問時の容赦なさが、なかなか映画でこうは描かないだろう...というリアルさでした。
by 怪しい探麺隊 (2013-06-16 14:14) 

コザック

楽しめましたね(^^)/
狭い空間での話なのに、最後は引き込まれて見入ってしまいました。
たしかに暗号の話は、大統領として不適格ですね。
さいごに残った自分だって息子というアキレス腱があったにも関わらず・・・。
まぁいろんなところに脆弱なところは潜んでるのが想像できちゃったんで現実的にも怖さを感じちゃいました。
by コザック (2013-06-16 17:19) 

怪しい探麺隊

> コザック さん
nice! とコメントをありがとうございました。
あの大統領の息子がジェラルド・バトラーに懐いていることと、ホワイトハウス内の隠れ場所を熟知している伏線が初めにシッカリ描かれていましたね。
奥さんを事故で亡くしてひとり息子ですから、人質にされたらどんな要求でも呑んじゃいますよね。映画の中で息子は救ったと大統領に伝わるシーンがあったかどうか、よく覚えていないんですが、(仰るように)弱点抱えながらのアレはイカンと思いました。
by 怪しい探麺隊 (2013-06-16 23:49) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。