オブリビオン [映画 あ行]
オブリビオン を観てきました。
公開初日が金曜日で、翌日は映画の日で1,000円だけど、いつも行くシネコンは金曜日は会員価格1,000円なので、同じ値段なら早い方がいいや．．．．と、金曜のレイトショーで観ました。
実は、映像がキレイそうなので、IMAX上映（コレは別のシネコンでやってる）とどちらにしようか、結構真剣に迷ったんですが、結局安い方のこちらに。 映画館は結構混んでました。会員割引も定着したようで、最近、金曜は賑わっています。
もう一回観るならIMAXで観て比較したい気もしますが、6月も観たいの多いからなぁ....という悩ましいところ。
【鑑賞日：2013年5月31日（金）】
以下、ネタばれがあります。
夢の中に出てくる謎の美女（オルガ・キュリレンコ）。名前も、自分とどういう関係なのかも、まるで思い出せないけれど、同じ美女が繰り返し夢に出てくる・・・・というのは、トータル・リコール（ここをクリック→▼ ▼）に出てくる展開です。
・・・で、現実世界には一緒に暮らす別の美しいパートナー（アンドレア・ライズブロー）がいて…という辺りもトータルリコールと同じ。でも、このオブリビオンで違うのは、
１．主人公が自分の記憶が、今の任務に就くために5年前に消去されていることを認識していること
２．パートナーも同様で、この任務に就く以前の本来の自分の人生があったことを互いに認識したうえで、スカイタワー上の職住兼用の住い（これがとてつもなく美しく、オシャレで洗練されている....）での期限付きの生活を楽しんでいること
主人公の夢の美女と同様に、夢によく出てくる光景は、どこかの街中の景色（そこで例の美女と出会う）、とどこかのビル屋上の展望フロアと古びたコイン投入式の双眼鏡 ・・・・これが自分にとってとても重要な光景なのは分かるんだけれど、どこの光景でどう重要なのかはまるで分らない・・・・
観客側としては、この任務に就くのになんで過去の記憶を消さなければならないのか、あまり理由が無さそう（機密保持のためというが、それなら任務を離れた時に任務中の記憶を消す方が理に適っているはず）なんだけれど、主人公がそこには何も疑問を抱かないところが、ちょっと不思議．．．．（観て行けば、なぜ記憶を消す必要があったのか、本当の理由が分かりますが。）
バブルシップというヘリコプター＋ジェット機のような乗り物が素晴らしくカッコいい。
ドローンという警備ロボットもカッコいい。
スカイタワーという超高高度の総ガラス張りの住いも美しくカッコいい。
そんな場所なのにちゃんとプールがあって、でも総ガラス張りだから丸見えなんだけれど、超高空なのでご近所さんも居ないし、地球上にこの2人だけという設定なので、誰も観ていないから、なんとも大胆にあんなことも・・・・・(^^ゞ
（でも、実際にあの家があったら、朝夕と夜は良いけれど、昼間はものすごく強力なエアコンが無いと温室状態でトンデモナイことになるし、日光も遮らないと眩しくて暮らしてられないと思うけれど.....）
Yahoo!映画にある特別映像が興味深いです↓ http://special.movies.yahoo.co.jp/detail/20130528212012/
ネタを全部ばらしちゃっては申し訳ないからあんまり書けないけれど、
疑問はいろいろあるわけで、プロメテウスもそうだったけれど、ハリウッド大作のSF映画って、思わず突っ込みたいところがたくさんある。（プロメテウスは、繰り返し、思いっきり突っ込んでます。 これらをクリック→ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼）
まずは、記憶は、この映画の設定のケースにも受け継がれるのか…です。 基本的には有り得ないはずなんですけど・・・・。記憶がどこに記憶されるかを考えると、夢で見ること自体が有り得ないし、宇宙に出てTETに行く過程に関していろいろと甦る記憶自体が有り得ない。理由はネタバレそのものなので書きませんが。（趣味・嗜好は受け継がれるかも知れない・・・とは思いますけどね。）
他のところにも書いたけれど、なぜ、彼ら（ジャック・ハーパーとビクトリア）をあの任務に就ける必要があったのか．．．． 単にドローンの大量生産と大量投入（不調なら回収or放置により廃棄して、新品と入れ替え。メンテナンス要員なんか置かない）の方がよほど効率的で低リスクだと思われるが．．．．
あと、ラストはアレで良いのか・・・です。 ジュリア（オルガ・キュリレンコ）が幼い娘を独りで育てて3年目に皆と現れた彼はNo.49と経験が違うから記憶内容は違うはず。本当の自分やジュリアとの関係を分かっているのかどうか．．．． そもそも彼にはジュリアは初めて会う美人に過ぎないのかも知れない．．．
あの「汚染地域」の設定は、恐らく単に「各々の管轄地域の外に踏み込むと死んじゃうから行くなよ…」としておきたい（だって、出逢うとマズイ）からの「嘘っぱちの理由」なんで、ホントは踏み越えても命に別状も無きゃ、汚染もされない（コレは映画の中でも明らか）。
あの秘密の隠れ家はNo.49の管轄地域内にあったもの。・・・なので、No.52が生き残りの地球人に連れて来られた時は彼は初訪問のはず。趣味・嗜好が似ている可能性はあるから「なんとなく好ましい」かも知れないけれど、懐かしそうな表情（私の考え過ぎ??）は違う気がするんですけれど．．．．
もうひとつ、ジュリアの宇宙船の墜落があのタイミングだったけれど、彼らだけでも救おうとジャックが切り離したタイミングから考えて、なんでそんなに時間が掛かった（60年も）のか．．．．
あの切り離しは土星の衛星タイタンの軌道で行われたんでしたっけ? 私はTETは地球の衛星軌道辺りに浮いているあの位置での出来事と思っていて、だとすりゃぁすぐに落ちて来てもいいはずなのになんで数十年も掛かったのかがよくわかりませんでした。それに歳をとらないのは相対性理論で時間の流れが超高速の場合には遅いからのはずで、その前提には光速近くでの飛行があるはず。それほど速くなければ時間の流れの差はそんなに大きいはずはなく、ジュリアも相応に歳をとっていて然るべき。
ジャック（彼が若い理由は明確に説明がつく）とジュリアの時間の差が60年もあってジュリアだけあの若さということはそれこそ60光年（または30光年の往復）とかもの凄く遠くから長時間掛けて来ていないと話が合わない（地球の近くからなぜか60年も掛かって落ちてきたんなら、速度はそれほど速くないはずで相対時間差は大きくはならないから）。
そもそも「60年前のエイリアンと地球人の戦争」自体がニセの記憶で、実際はせいぜい数年内のこと???それにしちゃぁ地球の都市の荒廃ぶりと話が合わないけれど．．．．
2013.6.11追記：IMAXで2回目観ました。（こちらをクリック→ ▼ ）
2013/5/31（金）公開
実は、映像がキレイそうなので、IMAX上映（コレは別のシネコンでやってる）とどちらにしようか、結構真剣に迷ったんですが、結局安い方のこちらに。 映画館は結構混んでました。会員割引も定着したようで、最近、金曜は賑わっています。
もう一回観るならIMAXで観て比較したい気もしますが、6月も観たいの多いからなぁ....という悩ましいところ。
【鑑賞日：2013年5月31日（金）】
以下、ネタばれがあります。
夢の中に出てくる謎の美女（オルガ・キュリレンコ）。名前も、自分とどういう関係なのかも、まるで思い出せないけれど、同じ美女が繰り返し夢に出てくる・・・・というのは、トータル・リコール（ここをクリック→▼ ▼）に出てくる展開です。
・・・で、現実世界には一緒に暮らす別の美しいパートナー（アンドレア・ライズブロー）がいて…という辺りもトータルリコールと同じ。でも、このオブリビオンで違うのは、
１．主人公が自分の記憶が、今の任務に就くために5年前に消去されていることを認識していること
２．パートナーも同様で、この任務に就く以前の本来の自分の人生があったことを互いに認識したうえで、スカイタワー上の職住兼用の住い（これがとてつもなく美しく、オシャレで洗練されている....）での期限付きの生活を楽しんでいること
主人公の夢の美女と同様に、夢によく出てくる光景は、どこかの街中の景色（そこで例の美女と出会う）、とどこかのビル屋上の展望フロアと古びたコイン投入式の双眼鏡 ・・・・これが自分にとってとても重要な光景なのは分かるんだけれど、どこの光景でどう重要なのかはまるで分らない・・・・
観客側としては、この任務に就くのになんで過去の記憶を消さなければならないのか、あまり理由が無さそう（機密保持のためというが、それなら任務を離れた時に任務中の記憶を消す方が理に適っているはず）なんだけれど、主人公がそこには何も疑問を抱かないところが、ちょっと不思議．．．．（観て行けば、なぜ記憶を消す必要があったのか、本当の理由が分かりますが。）
バブルシップというヘリコプター＋ジェット機のような乗り物が素晴らしくカッコいい。
ドローンという警備ロボットもカッコいい。
スカイタワーという超高高度の総ガラス張りの住いも美しくカッコいい。
そんな場所なのにちゃんとプールがあって、でも総ガラス張りだから丸見えなんだけれど、超高空なのでご近所さんも居ないし、地球上にこの2人だけという設定なので、誰も観ていないから、なんとも大胆にあんなことも・・・・・(^^ゞ
（でも、実際にあの家があったら、朝夕と夜は良いけれど、昼間はものすごく強力なエアコンが無いと温室状態でトンデモナイことになるし、日光も遮らないと眩しくて暮らしてられないと思うけれど.....）
Yahoo!映画にある特別映像が興味深いです↓ http://special.movies.yahoo.co.jp/detail/20130528212012/
ネタを全部ばらしちゃっては申し訳ないからあんまり書けないけれど、
疑問はいろいろあるわけで、プロメテウスもそうだったけれど、ハリウッド大作のSF映画って、思わず突っ込みたいところがたくさんある。（プロメテウスは、繰り返し、思いっきり突っ込んでます。 これらをクリック→ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼）
まずは、記憶は、この映画の設定のケースにも受け継がれるのか…です。 基本的には有り得ないはずなんですけど・・・・。記憶がどこに記憶されるかを考えると、夢で見ること自体が有り得ないし、宇宙に出てTETに行く過程に関していろいろと甦る記憶自体が有り得ない。理由はネタバレそのものなので書きませんが。（趣味・嗜好は受け継がれるかも知れない・・・とは思いますけどね。）
他のところにも書いたけれど、なぜ、彼ら（ジャック・ハーパーとビクトリア）をあの任務に就ける必要があったのか．．．． 単にドローンの大量生産と大量投入（不調なら回収or放置により廃棄して、新品と入れ替え。メンテナンス要員なんか置かない）の方がよほど効率的で低リスクだと思われるが．．．．
あと、ラストはアレで良いのか・・・です。 ジュリア（オルガ・キュリレンコ）が幼い娘を独りで育てて3年目に皆と現れた彼はNo.49と経験が違うから記憶内容は違うはず。本当の自分やジュリアとの関係を分かっているのかどうか．．．． そもそも彼にはジュリアは初めて会う美人に過ぎないのかも知れない．．．
あの「汚染地域」の設定は、恐らく単に「各々の管轄地域の外に踏み込むと死んじゃうから行くなよ…」としておきたい（だって、出逢うとマズイ）からの「嘘っぱちの理由」なんで、ホントは踏み越えても命に別状も無きゃ、汚染もされない（コレは映画の中でも明らか）。
あの秘密の隠れ家はNo.49の管轄地域内にあったもの。・・・なので、No.52が生き残りの地球人に連れて来られた時は彼は初訪問のはず。趣味・嗜好が似ている可能性はあるから「なんとなく好ましい」かも知れないけれど、懐かしそうな表情（私の考え過ぎ??）は違う気がするんですけれど．．．．
もうひとつ、ジュリアの宇宙船の墜落があのタイミングだったけれど、彼らだけでも救おうとジャックが切り離したタイミングから考えて、なんでそんなに時間が掛かった（60年も）のか．．．．
あの切り離しは土星の衛星タイタンの軌道で行われたんでしたっけ? 私はTETは地球の衛星軌道辺りに浮いているあの位置での出来事と思っていて、だとすりゃぁすぐに落ちて来てもいいはずなのになんで数十年も掛かったのかがよくわかりませんでした。それに歳をとらないのは相対性理論で時間の流れが超高速の場合には遅いからのはずで、その前提には光速近くでの飛行があるはず。それほど速くなければ時間の流れの差はそんなに大きいはずはなく、ジュリアも相応に歳をとっていて然るべき。
ジャック（彼が若い理由は明確に説明がつく）とジュリアの時間の差が60年もあってジュリアだけあの若さということはそれこそ60光年（または30光年の往復）とかもの凄く遠くから長時間掛けて来ていないと話が合わない（地球の近くからなぜか60年も掛かって落ちてきたんなら、速度はそれほど速くないはずで相対時間差は大きくはならないから）。
そもそも「60年前のエイリアンと地球人の戦争」自体がニセの記憶で、実際はせいぜい数年内のこと???それにしちゃぁ地球の都市の荒廃ぶりと話が合わないけれど．．．．
2013.6.11追記：IMAXで2回目観ました。（こちらをクリック→ ▼ ）
- アーティスト:
- 出版社/メーカー: Backlot Music
- 発売日: 2013/04/16
- メディア: CD
ポスタ- アクリルフォトスタンド入り A4 パターンD オブリビオン 光沢プリント
- 出版社/メーカー: 写真フォトスタンド APOLLO
- メディア:
Oblivion オブリビオン スタジオ純正 オリジナル ティーザー・アドバンス 特大 ポスター 正規品 並行輸入品
- 出版社/メーカー: Oblivion
- メディア:
- 出版社/メーカー: 写真フォトスタンド APOLLO
- メディア:
オブリビオン OBLIVION 映画パンフレット 監督 ジョセフ・コジンスキー 主演 トム・クルーズ
- 出版社/メーカー: 東宝東和
- メディア: おもちゃ＆ホビー
![★枚数限定ポスター★■先行告知Ver■ [映画ポスター] オブリビオン (OBLIVION) [ADV-DS]](https://thumbnail.image.rakuten.co.jp/@0_mall/auc-artis/cabinet/item/18/p-1492.jpg?_ex=128x128 "★枚数限定ポスター★■先行告知Ver■ [映画ポスター] オブリビオン (OBLIVION) [ADV-DS]")
![★枚数限定ポスター★■橋Ver■ [映画ポスター] オブリビオン (OBLIVION) [Bridge ADV-DS]](https://thumbnail.image.rakuten.co.jp/@0_mall/auc-artis/cabinet/item/19/p-1528.jpg?_ex=128x128 "★枚数限定ポスター★■橋Ver■ [映画ポスター] オブリビオン (OBLIVION) [Bridge ADV-DS]")
たしかにツッコミどころ満載ですね。
一つ一つならべると結構たくさんあります(^^)
でもトムはやりたいシーン満載で満足っぽかったですね(^^)/
by コザック (2013-06-08 10:12)
こんにちは。
怪しい探麺隊 さん、よくこんなに細かくご覧になってましたね。
感心致しました。私などは、なーるほどってすぐ満足してました。（笑）
でももう一度あの映像美を観てみたいと思います。
by coco030705 (2013-06-08 13:21)
> コザック さん
nice! とコメントをありがとうございました。
突っ込むところは多いけれど、観て楽しいんだから映画としてはそれで十分だと思ってます。
突っ込むこと自体も映画の楽しみ方のひとつだし....
by 怪しい探麺隊 (2013-06-08 15:25)
> coco030705 さん
nice! とコメントをありがとうございました。
私、性格が歪んでいるのか、こういう突っ込みドコロがすぐ目に付いちゃうタチなんです。
でも、突っ込めるから楽しいんですよね。STARWARSなんか、突っ込みだしたらキリがないですから....
by 怪しい探麺隊 (2013-06-08 15:28)