推理作家ポー最期の5日間：映画　雑感メモ、などなど：SSブログ

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推理作家ポー最期の5日間　[映画　さ行] [編集]

推理作家ポー最期の5日間を観ました。

公式HP http://www.movies.co.jp/poe5days/

【鑑賞日：2012年10月13日（土）】

うーーーーん、なんというんでしょう．．．．
ある程度想像はしていたけれど、凄惨な絵柄がショッキングでしたね...

面白くない映画とは言わないけれど、別段、謎解きの要素は無い（観ていて真犯人が分かる要素は無い）し、どういう層に向けて作られているのか、よくわからなかった。

エドガー・アラン・ポーは、それこそ、中学・高校の頃に読んだことがあるだけで、観ていてあの話ね…とすぐピンとくるレベルではありません。（2つは分かったけれど...）

ポー本人が若くして謎の死を遂げていて、譫妄状態で保護されて5日で亡くなり、死亡時にある言葉を繰り返し口にしていた…という話があるんだそうで、それを題材に盛り上げた話です。

ヒトの残酷性（他人に酷いことを平気でする人間もいる）ということは分かっているけれど、娯楽としてそれをする人間を描く…というあたり、救いがない。救いがないので、評価しにくい．．．．　　　　　
チーム・バチスタの麻酔医もそのテのキャラなんだけれど、ほかのキャラの明るいイメージで映画全般としては救われていた。この「ポー」はそういう要素もないので辛さだけが残る。

この映画、原題は　The　Raven　　
レイブンというのは、ハリー・ポッターの4つの学生寮の1つであるレイブン・クロウのレイブン。
日本語だとワタリガラスになる。日本では北海道にだけ渡って来ることがあるらしい。よく見るハシブトガラス、ハシボソガラスよりひとまわり大きく、オオガラスとも呼ばれるらしい。日本では馴染がないが欧米ではカラスといえばこちら…というのがフツーの感覚らしい。
エドガー・アラン・ポーにはこのタイトルの有名な詩があるらしく、そこから来たタイトルと思う。そういえば、カラスは冒頭部、結末のほかにも何度も登場していた。