リンカーン弁護士：映画　雑感メモ、などなど：SSブログ

	ブログをはじめるログイン

Twitter 2012/07/15 リ..｜崖っぷちの男ブログトップ

リンカーン弁護士　[映画　ら行] [編集]

リンカーン弁護士を観てきました。

公式HP http://tll-eiga.com/

車のナンバー↑がノット　ギルティです

この映画、アメリカでは去年公開されていてヒットしたみたい。　映画紹介のTV番組で見掛けて、面白そうだなぁ・・・と意識して待っていたら、ようやく日本公開になったというもの。　期待しつつ観に行ったら、期待を裏切らず、実に面白かった。

【鑑賞日：2012年7月14日（土）】

マシュー・マコノヒーが、このちょい悪弁護士のキャラに実に合っている。
高級車のフォード・タウンカーの後部座席にふんぞり返って、携帯使って車中を事務所代わりに使っているからこの名前。弁護士としての依頼人はコールガールや麻薬売人とか暴走族とか、はみ出し者たち。世間から見ると悪徳弁護士かも知れないが、一本筋は通っていて（映画の中では詳しくは説明されないけれど見てとれるのは）悪い奴も悪い奴なりの法的権利は持っているわけで、法の適用に幅があるんだから、その幅の中で自分自身を守っていけない理由はない。その引き受け手がいなさそうなところでビジネスをしている。…んで、「法の保護の幅」を踏み越えるような弁護はしていない（みたい）。
そんな弁護士のところに、大金持ちのドラ息子（母ひとり子ひとり）が、女性に暴力を振るって逮捕されたけれども濡れ衣だから、無罪を勝ち取ってくれ、という依頼。そもそも、有罪・無罪の問題でなく無実なんだから司法取引は絶対しない宣言付きの客。息子を溺愛する母親は金に糸目をつけなさそう．．．．
なんだか、ずいぶんうまい話です。　うまい話には裏がある・・・・って話なんだけれど、途中からはかなりハラハラドキドキさせてくれる。

共演はマリサ・トメイにウィリム・H・メイシー。
ウィリアム・Ｈ・メイシーは、マシュー・マコノヒーが使っている元刑事の調査員（探偵？）という役どころですが、TVドラマシリーズ「ＥＲ」のモーゲンスタン部長として、私にはなじみ深い役者さん。
マリサ・トメイは先日観たスーパー・チューズデー～正義を売った日～（ここをクリック　→　▼　）にも出ていたし、4.5年前のミッキー・ローク主演のレスラーでは、40ん歳にしてストリッパー役で見事なヌードを披露…、かなり前だけれどアカデミー賞も獲っているという芸達者な女優さん。
現職検事で、元マシュー・マコノヒーの奥さんという役なんだけれど、このふたり、なんで別れたんだろう?というくらいいまだに仲は良い。（もっとも、現職検事の旦那が麻薬密売人の弁護をしてちゃマズイだろうから、そういうのが原因の仲違いは始終あるのかも．．．）
その他に、息子を溺愛する母親役はタイタニックでローズの母親を演じたあの人。

ネタはばらせないのでこれ以上言いませんが、コレ、いろんな事件取り上げればいくらでも続編作れてシリーズ化できそうじゃない・・・・と思っていたら、案の定、もう続編を作ることは決まったそうです。
他にＴＶシリーズ化も決まったとか...（マシュー・マコノヒーはＴＶ版には出ないみたいだけれど....）

お客はなぜか平均年齢高くてシニア層が多かったけれど、ぜんぜんそんな映画じゃなくて、若い人もOKです。観て損は無い映画だと思いますよ。