ファミリーツリー：映画　雑感メモ、などなど：SSブログ

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ファミリーツリー　[映画　は行] [編集]

ファミリーツリーを観てきました。

公式HP　http://www.foxmovies.jp/familytree/?top

なかなか良かったです。
原題は The Descendants です。意味は「子孫・末裔」なので、カメハメハ大王直系の子孫という主人公の設定と、家族の問題、一族の土地売却問題等まで幅広く、両方の意味がこもっているのでしょう。原題の場合、どちらかというと由緒ある一族のニュアンスが強いかな....　　映画の中でも、由緒ある先祖たちの写真が度々出てきて、その一族の正当な継承者として血と責任を意識しているらしきシーンがありました。
邦題になると、ツリーが家系図を意識させるから、一族というニュアンスを意識させつつ、ファミリーという単語で、2人の娘と妻という、ごく身近な（フツーに使う意味での）家族のニュアンスが強まり、なかなかうまい邦題だと思いました。
【鑑賞日：2012年5月18日（金）】

終始、ハワイアン音楽が流れています。ハワイアン音楽にはほとんどなじみがないのだけれど、この映画の場合はみょーに雰囲気にマッチする。やはり映像に現れる風土との親和性があるのでしょうか....

ジョージ・クルーニーは「らしくない役」を演じていて新境地・・・みたいな映画評を見掛けますが、観ていて「らしくない役」とはほとんど感じませんでした。
彼は元々芸達者で、どんな役でも演じられます。ヒーローやタフガイ、孤高のスナイパーなんて役が確かに多かったけれど、時々はみょーな人物も演じていた（※1）し、市井の人物（※2）を演じられないわけではない。彼にはあんまり「らしくない役」なんてない気がします。
　※1　バーン・アフター・リーディング　　ヤギと男と男と壁と　
　※2　市井のヒトというには、カメハメハ大王の末裔で大地主ですが.....

植物状態で回復の望みのない妻が実は浮気をしていたと長女から聞かされて、居てもたってもいられず（車でなく）走って友人の家に行くシーンは、ドタバタしていて、走り方も背筋の伸び方がみょーでフォームがカッコ悪いけれど、こういう無様な姿をジョージ・クルーニーが演じないかというと、実はそうでもない気がする。（演じないイメージがあることは否定しません。）
海岸のコテージで、妻の浮気相手の滞在する様子を窺おうと生垣から頭がピョコピョコするところも、珍しいといえばめずらしーが、やはり、こういう姿を演じないというわけではない。　（ちなみにこのシーンは予告編にもあるし、公式ブログ（　http://familytreejp.tumblr.com/　）に動画が使ってあります。面白いです

）

等身大の人物像と家族の再生を描いた、よくできた映画だったと思います。アカデミー賞主演男優賞ノミネートで惜しくも受賞を逃しましたが取っていてもおかしくない出来だと思います。

長女役のシャイリーン・ウッドリー
既に評判を呼んでいるようですが　

期待の新星

登場

です。
かわいいし、演技が巧い

　　既に相当のレベルだし、これからさらに大化けしそうです。
（クールな眼差しが良いなぁ.....

）

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ファミリー・ツリーオリジナル・サウンドトラック

アーティスト: サントラ,ギャビー・パヒヌイ,サニー・チリングワース,レナ・マシャード,ソル・フーピズ・ノヴェルティ・トリオ,デニス・カマカヒ,ケオラ・ビーマー,オジー・コタニ,チャールズ・マイケル・ブロットマン,マカナ,ケオラ・ビーマー with ジョージ・ウィンストン
出版社/メーカー: SMJ
発売日: 2012/04/04
メディア: CD