バトルシップ：映画　雑感メモ、などなど：SSブログ

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バトルシップ　[映画　は行] [編集]

バトルシップを観てきました。

公式HP　http://battleship-movie.jp/
気を付けましょう、音が出ます。ずーーーとズンチャカいいます。

≪追記≫日本語の公式HPはなくなっちゃったみたいです。ホントに100周年記念作品かいな....

エンドクレジット後にオマケがありましたが、あぁそうですか、別にどうでもいいですけど．．．．という感じでした。

【鑑賞日：2012年4月20日（金）】

ユニバーサル映画100周年記念作という鳴り物入りの映画です。
面白くないとは言いませんが、コレが　とは言います。
だって、ユニバーサル100周年のキャンペーンで100本まとめてDVDプレゼントって言っている

100本

とコレが比肩する映画なの？それは本気で言ってるの??????? と思うわけです。
観に行く前から予告編見て危惧してたんですが、観たら、これ魚雷戦ゲームじゃないですか。　　小学生の頃のゲームだから、かれこれ40年前。　若い人にはわかんないと思うけれど、20世紀少年で描かれていた大阪万博の頃にあった対戦型のゲームです。それは頭を使うし面白いゲームではあったけれど、大勢でワイワイやるものではなく、チマチマと2人でやるやや根暗な印象のあるゲームでした。元気な男の子は外に出て野球やってたもの.....（私はどちらかというと元気じゃなくて暗かったから、野球やらずにコレやってましたが....）
ユニバーサル100周年記念作品に有名俳優がリーアム・ニーソン1人だけ、って随分寂しい話じゃないですか....（俳優じゃない有名人が映画デヴューしてたけどそれは別の話）なんか俳優組合と揉めて出演拒否られたの？とか、あらぬ疑いを抱いちゃいます。
（グラディエーターでブレイクしたあのヒトなんか、ユニバーサルに足向けて寝れないだろうし、その他にもそういうヒト、いくらでも出てくると思うんですが....）

まぁ、いいや。

宇宙を越えてきたモノスゴイ侵略者のはずなのに、なんか、ものすごくチャチですよね。
戦闘なんか、ほんの一部海域の局地戦もいいとこだし。
世界中のアチコチの都市がアソコもココも壊滅状態になるのかと思っていたのに．．．．（本当なら、彼我の圧倒的な力の差で当然そうなるし．．．）

戦艦ミズーリの再出撃というのは確かにちょっと血が騒ぐかも....とは思いました。　　実際、ミズーリは太平洋戦争、朝鮮戦争を現役で戦った後引退し、８０年代に再就役している。　　・・・なので、あながち…んなバカな…という話じゃない。　　映画の中でアレックス（テイラー・キッチュ）たちがミズーリに行ったら、退役軍人のお爺ちゃんたちが艦のアチコチで（＝各々の持ち場について）コチラを見ながら待っているシーンはちょっとゾクゾクしました。
しかーし、博物館状態なのに発射可能な状態の砲弾が置いてあるの???（危険がアブナイぢゃないか

）砲弾を置いて砲台が動態保存してあったんなら、（大砲ばっかり撃っていたけれど）80年代に追加装備したトマホーク（巡航ミサイル）だってハープーン（対艦ミサイル）だって使用可能だったんじゃないの? と思いました。（40センチ砲3連装×3砲塔の９門、トマホーク３２発、ハープーン１６発装備してます。）

・・・・なんて話をしても意味がなく、もっと手前のところからずっとツッコミどころは満載です。
もう、インディペンデンスデイどころの騒ぎじゃないくらい。
・・・・そもそも、宇宙の彼方から先遣隊で５機で飛んできて、そこにあった通信衛星とクラッシュってナニ??（居眠り運転?）　　　まぁ、それで大破・墜落するくらいの堅牢度なので地球の武器で撃破できて理屈は合うんですけどね...

わざわざやって来て攻撃開始しないで様子を見ているってのも腑に落ちない。
ふつーは、息つく暇も与えぬ電撃作戦の連続で徹底的に反撃力を叩き潰すってのが鉄則のはず。
自分たちは広大な宇宙を渡ってくる力を持ち、地球側はそんな力はなくて力の差は明らか、どう考えても敵うわけがないんだから．．．．
彼らエイリアン視線になった時に、どうやら武器かどうか危険かどうか確認し武器なら赤・武器じゃなければ緑になるヘッド・マウント・ディスプレイ映像が出ます。　（『危険＝赤、安全＝緑』というのがナント!! 宇宙共通の意味を持っていたというノーベル賞級かも知れない発見のことは脇に置きますが、）武器じゃない＝安全と分かると、彼らは攻撃しないで見逃してくれる。ココが理解できない。　ヤマアラシの棘みたいな顎ヒゲ生やした川谷拓三みたいな顔しちゃってるクセして、やってること、ムチャクチャ甘ちゃん。そんなことじゃ侵略の先遣隊は務まらんぞ!!!っと思うわけです。

やることの順序が違うんだよね....　　大事な通信機能を失って・・・（というのが、なぜか地球人にすぐに解明できたしまったけれど）通信機能を回復させるのは、まず、大事なところをアチコチ攻撃・撃破して、反撃力を大幅に奪ってからで良かったんじゃないの．．．とも思うワケで、こいつら、作戦がなってないな．．．なんてことを手始めに、アナはいくらでも見つかります。

そもそもがオモチャ屋とのタイアップ映画を「１００周年記念作品」なんて言ってると、この映画会社この先大丈夫かな…と、ちょっと不安になっちゃうんですが．．．

同日封切りのテイラー・キッチュ主演の２本を比べるなら、ジョン・カーター（ココをクリック　→　▼　）の方が良いですね。。。