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麒麟の翼 [映画 か行]

映画の日に麒麟の翼を観てきました。

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公式サイト:http://shinzanmono-movie.jp/  『麒麟の翼 ~劇場版・新参者~ 』
       http://www.shinzanmono-movie.jp/aboutthemovie/index.html

いやぁ、このシリーズは[ぴかぴか(新しい)]期待を裏切りません[ぴかぴか(新しい)]
・・・というか、それを越えてきます[手(チョキ)]  観て損はありません。 お勧めです[exclamation×2]

【鑑賞日:2012年2月1日(水)】

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複雑な人間関係を加賀が解きほぐします
ちょっと出来過ぎだろう...というような関係もありますが....
(あそこで偶然通りかかるのか....とか.... もっとも、それが発端ですし、そうでなければ、この物語、まるで違うものになりますが....)

中井貴一が良かったですね。
完全に同世代で、不揃いの林檎の頃から観ているので感情移入してしまうんですが、こういう、やや不器用ながら誠実に生きているヒトを演じさせたら日本一[exclamation]な気がします。

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日本橋は何度もウロチョロしてるのでもちろんこの麒麟も知っていますが、
思わず写真撮ってきちゃいました(ついでに...ですが)
この麒麟は江戸橋側野村証券側なので、まさに脇に中井貴一の血の手形が付いて、彼がその下に倒れた麒麟です。最後に、彼の手の中の血に染まった折りヅルが風に煽られてパタパタと羽ばたくようにしてから飛んでいくところが、演出の細かさに感動しました。
なお、江戸橋の地下道は知ってるけれど通ったことがない(江戸橋の日本橋側を歩いて渡ったことがなかった)ので、ついでに行ってみました。 あの地下道、「首都高速の入口を人間がくぐるため」の地下道だったんですね。映画での印象より短くてビックリ。

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・・・・で、彼(↑)の視線が「俺も居るのにアイツばっかり....」と語っていたので獅子もパチリ


今回、いつものように加賀恭一郎の緻密さが全開ですが、いつも冷静な加賀が劇団ひとりが演じる中学教師にだけ珍しく熱く激情をぶつけます。
原作シリーズをお読みの方はご存知のとおり、加賀恭一郎は大学卒業後、一旦、中学の社会科教師になり、それを辞めて刑事になりました。練馬署に配属になり、いくつかの難事件を手掛けたのちに、日本橋署に異動になります。…で、日本橋署では新参者...というのが、ドラマシリーズ化された作品タイトルの由来。
中学教師を辞めた理由は、第4作の「悪意」でちょっとだけ触れられています。「人生最大の敗北」で自らに教師の適性がないと思った彼からすると「その後」も教師を続けられている神経が理解できなかったんでしょうね。

新垣結衣は、タイトルロールで阿部寛の次に紹介されていました。
失業中の恋人やら家賃のきつい督促やらいろいろ心配事は抱えつつも、振り返ればつつましい幸せに包まれていたのに.....という役柄。 正直いって、今後に関しては、客観的にはかなり絶望的なシチュエーションですが、そんな中、最後には新たな希望(ホントに裏付けのない純粋な希望だけ)を持って、新たに羽ばたいていくわけですが、それが彼女だから説得力がある感じが強かった

松坂桃李もそう。突然の父親の死で、まだ高校生(学校シーンは大学ではなかった...)の彼もかなり不幸な局面。 むしろ、関係者との関係を考えると、純粋に巻き込まれて不幸のどん底に叩き落とされた新垣結衣の方が精神的な面では救われている気がする。松坂桃李は重い人間関係を背負わされてしまった.... だけれど、彼も新たな希望を抱いて、ここから羽ばたいていくはず....(父からのメッセージを受け、真っ直ぐに....)

そういう、「不幸の末の再生・再出発」に日本橋は相応しいのかも知れません。

鶴見辰吾は、なんか、こういう役が多くなっちゃった気がします....



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コメント 4

怪しい探麺隊

> のむら さん
nice! を ありがとうございます。
by 怪しい探麺隊 (2012-02-05 22:02) 

怪しい探麺隊

> non_0101 さん
nice! を ありがとうございます。
by 怪しい探麺隊 (2012-02-05 22:03) 

怪しい探麺隊

> つむじかぜ さん
nice! を ありがとうございます。
by 怪しい探麺隊 (2012-02-07 01:31) 

怪しい探麺隊

> JUN さん
nice! を ありがとうございます。
by 怪しい探麺隊 (2012-02-11 00:11) 

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