ワイルド7 [映画 わ行]
試写会で ワイルド7 を観てきました。
前にココで書いたとおり(ココをクリック → ▼ )、オリジナルのマンガもテレビドラマも知っている世代です(そんなに全部見ているわけではない)。
だいぶ記憶も薄れていて、キャラクターの名前はひととおり覚えているけれども、誰がどんな背景を持った設定で、どんな銃を使い、どんなバイクに乗っているか…なんていうのは全て記憶から飛んでいますが、本間ユキ(深田恭子)という名前でそのキャラのだいたいの立ち位置は分かる…という程度の予備知識です。
映画の公式HPには、各キャラの設定が詳しく書いてありましたが、試写会に観に行く前には予習(コレは復習?)はしないで行きました。
【鑑賞日:2011年12月2日】
お話は当然ながら荒唐無稽です。 もともとそういう話なんだからそれは四の五の言っても始まりません。 全般に昭和の香りが漂うのも致し方のないところ。
この映画は全般的にオールドファンでも特に不満・違和感なく受け容れられるのではないかと思います。(ただし、私は↑に書いた程度の表面的なオールドファンなので、もっとコアなファンには別のご意見があるかも知れません。)
少なくとも、どこぞの宇宙戦艦のような、ヲイヲイ!!! という感じでは無かったです。
気になったのは、日本映画には非常にしばしばあることなんだけれど、「そこは四の五の能書き垂れてないで撃つトコだろう....」と思うシーンで、撃たないで何やらお話合いが始まってしまうところ。
合理的に考えたら相手に時間の猶予を与える理由はなぁ~んにも無いところで、狙いを付けながら銃爪を引かずにいます。
殺す目的なら致命的な部分を一刻も早く撃つはずだし、生かして捕らえる目的ならば死なない部分を撃ち戦闘力を奪うのが喫緊の課題のはず。 …なのに、撃たないんですねぇ....
ワイルド7メンバーは元々アウトローで存在自体が隠されているのだし相手は凶悪なテロリスト、被害拡大を防ぐために肩や脚を撃ったところでそれを過剰防衛だ等と咎め立てするマスコミもいないし、そこで躊躇して一般人の被害が拡大しないように、敵を見付け次第(可能なら致命傷を与える部分を外して)撃って戦力外にして1人づつ片付けていかないと埒が明かない筈なのに....
桐生圭吾とかいうオッサンも同じ。レーザー照準器で狙いが付いてるのに撃たずに泳がす理由が無い 猫がネズミをいたぶるように…ということを表現したかったんだとすると、そういう甘っちょろい奴という時点で生き残れないヤツということ。
逆に飛葉が撃ってとっとと決着をつければ良いのに、コチラもなぜか撃たない.....
飛葉も撃たず桐生も撃たずでいったいふたりで何をダラダラ過ごしているんだか…ということを感じつつ、「でも、この辺が浪花節的日本情緒というか、昭和の香りで、なんとも良いのかも知れない…」等とワケのわかんない感じで観ていました。
ただ、少なくとも、この映画、仮に海外に持っていってもその辺の感覚が無い欧米人にはまったく理解されないんだろうなあ・・・・とも強く感じました。
そういう意味では、いまどき珍しい日本人による日本人だけのための純日本的な映画であったと思います。(ワーナーブラザースなのに....)
もうひとつわからなかったのは、桐生が正体がばれても地位が安泰だと考えていた根拠。
隠しておきたい秘密の1つや2つや10や100、政治家等には当然あるだろうけれど、それを握られていても寄って多寡って否定すりゃ済むのに。 マスコミを抱き込むなんて日常茶飯にやっていることだろうし。
ましてや海外の犯罪組織、謀略組織なんて、相手が然るべき地位にいるかどうかがキーであって、個人の持つ情報なんてどうとでも否定も抹消もできる話。危険の芽はさっさと摘まれて当然なのに、そういう筋書きになっていないところも理解に苦しみました。
ただ、そもそもそういう理屈を言うべき映画ではないので(散々書いたけれど)、「まぁ、ソレもコレも含めて昭和の味」として、ドンパチは派手だし、楽しめました。
前にココで書いたとおり(ココをクリック → ▼ )、オリジナルのマンガもテレビドラマも知っている世代です(そんなに全部見ているわけではない)。
だいぶ記憶も薄れていて、キャラクターの名前はひととおり覚えているけれども、誰がどんな背景を持った設定で、どんな銃を使い、どんなバイクに乗っているか…なんていうのは全て記憶から飛んでいますが、本間ユキ(深田恭子)という名前でそのキャラのだいたいの立ち位置は分かる…という程度の予備知識です。
映画の公式HPには、各キャラの設定が詳しく書いてありましたが、試写会に観に行く前には予習(コレは復習?)はしないで行きました。
【鑑賞日:2011年12月2日】
お話は当然ながら荒唐無稽です。 もともとそういう話なんだからそれは四の五の言っても始まりません。 全般に昭和の香りが漂うのも致し方のないところ。
この映画は全般的にオールドファンでも特に不満・違和感なく受け容れられるのではないかと思います。(ただし、私は↑に書いた程度の表面的なオールドファンなので、もっとコアなファンには別のご意見があるかも知れません。)
少なくとも、どこぞの宇宙戦艦のような、ヲイヲイ!!! という感じでは無かったです。
気になったのは、日本映画には非常にしばしばあることなんだけれど、「そこは四の五の能書き垂れてないで撃つトコだろう....」と思うシーンで、撃たないで何やらお話合いが始まってしまうところ。
合理的に考えたら相手に時間の猶予を与える理由はなぁ~んにも無いところで、狙いを付けながら銃爪を引かずにいます。
殺す目的なら致命的な部分を一刻も早く撃つはずだし、生かして捕らえる目的ならば死なない部分を撃ち戦闘力を奪うのが喫緊の課題のはず。 …なのに、撃たないんですねぇ....
ワイルド7メンバーは元々アウトローで存在自体が隠されているのだし相手は凶悪なテロリスト、被害拡大を防ぐために肩や脚を撃ったところでそれを過剰防衛だ等と咎め立てするマスコミもいないし、そこで躊躇して一般人の被害が拡大しないように、敵を見付け次第(可能なら致命傷を与える部分を外して)撃って戦力外にして1人づつ片付けていかないと埒が明かない筈なのに....
桐生圭吾とかいうオッサンも同じ。レーザー照準器で狙いが付いてるのに撃たずに泳がす理由が無い 猫がネズミをいたぶるように…ということを表現したかったんだとすると、そういう甘っちょろい奴という時点で生き残れないヤツということ。
逆に飛葉が撃ってとっとと決着をつければ良いのに、コチラもなぜか撃たない.....
飛葉も撃たず桐生も撃たずでいったいふたりで何をダラダラ過ごしているんだか…ということを感じつつ、「でも、この辺が浪花節的日本情緒というか、昭和の香りで、なんとも良いのかも知れない…」等とワケのわかんない感じで観ていました。
ただ、少なくとも、この映画、仮に海外に持っていってもその辺の感覚が無い欧米人にはまったく理解されないんだろうなあ・・・・とも強く感じました。
そういう意味では、いまどき珍しい日本人による日本人だけのための純日本的な映画であったと思います。(ワーナーブラザースなのに....)
もうひとつわからなかったのは、桐生が正体がばれても地位が安泰だと考えていた根拠。
隠しておきたい秘密の1つや2つや10や100、政治家等には当然あるだろうけれど、それを握られていても寄って多寡って否定すりゃ済むのに。 マスコミを抱き込むなんて日常茶飯にやっていることだろうし。
ましてや海外の犯罪組織、謀略組織なんて、相手が然るべき地位にいるかどうかがキーであって、個人の持つ情報なんてどうとでも否定も抹消もできる話。危険の芽はさっさと摘まれて当然なのに、そういう筋書きになっていないところも理解に苦しみました。
ただ、そもそもそういう理屈を言うべき映画ではないので(散々書いたけれど)、「まぁ、ソレもコレも含めて昭和の味」として、ドンパチは派手だし、楽しめました。
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> つむじかぜ さん
nice! を ありがとうございました。
by 怪しい探麺隊 (2011-12-09 07:36)
> non_0101 さん
nice! を ありがとうございました。
by 怪しい探麺隊 (2011-12-09 07:36)