SSブログ

フェア・ゲーム [映画 は行]

フェア・ゲームを観てきました[exclamation×2]


fairgame_03.jpg


いやぁ、実に見応えがあります。期待を裏切りません

ブッシュ政権の「悪の枢軸でっち上げ」はいまとなっては明らかになっているけれども、改めて観て、理解を超えている。コトバがない.....  何の根拠もなく、こうであれば都合がいいなぁ・・・という事実に反することを(ソレが事実でないことを示す証拠があることを知りながら黙殺して)強い調子で断定的に口にする政府高官
自分たちの立場維持のためには何のためらいもなくまったく非のないヒトを犠牲にする政府高官って一体何なんだろう.... 
税金で報酬貰ってるくせに国家に害悪を為すとは存在意義がない...とか、悪いヤツ...とかそういうコトバを超えていて、「ヒトとして許されない」というか、「地獄に落ちて百億年苦しめ!!」…という感じ。 その存在はもうテロリストと同列。 信仰に基づいて動いてるテロリストより自分の地位維持や私利私欲で動いている分、余計タチが悪いと思う。 …で、不都合なことを言う政府職員をフェア・ゲーム(ちょうど良い獲物)だって....  ひでぇなぁ....

fairgame_04.jpg

ヴァレリーとジョーがすれ違うというのは情報として知っていたけれど、「身分をバラされ反撃するヴァレリーとそれを冷ややかに見る夫のすれ違い」という構図だと勝手に思い込んでいた(夫もCIAと知らないと思い込んでいて、そのこともあって夫の心が離れたんだと根拠なく予想していたから)。

観てると、なるほど、内部でエリート工作員だったからこそ、組織の恐さとやり口とをすべて知っているからこそ沈黙し子供を守ろうとするヴァレリーと、自分の調査結果と違う発表の「ウソ」が許せず、プライドと信念で政権攻撃をするジョーの対立はもの凄いリアリティー。

ナオミ・ワッツはやはり、巧い女優だと思う。
ショーン・ペンは、言うまでもない。サム・シェパードが、出番は極わずかなのに実に巧くて、なかなか顔が映らなくてワザと映らないように焦らしてる感が強い感じで、コレ誰だろう…と観ていたら、顔が映った途端に全てをモッテイッチャった..... もの凄い存在感。 すごく役に似合っているというか、あぁ、きっとズバリこういうヒトなんだろうなぁ…感がカタマリになった感じ。退役軍人である父親を演じて滲み出るもの凄いリアリティ。「おまえは言うべき時が来るまでは黙っている子だった」というコトバのずっしりと来る重み....、自分のこと、娘のこと、その夫(義理の息子)のことをみんなわかっていて的確なタイミングと内容のアドバイスの渋さ...
ああいうオヤジになりたいなぁ.....



アメリカという国は良い面も悪い面もスケールがデカイなぁ....とも思いました。

【鑑賞日:2011年11月1日】

ユナイテッド・シネマ映画チケット&会員登録アフィリエイト

話題の映画は、お近くのワーナー・マイカル!

フェア・ゲーム - 映画ポスター - 11 x 17

フェア・ゲーム - 映画ポスター - 11 x 17

  • 出版社/メーカー: Punt Dog Posters
  • メディア:

フェア・ゲーム

フェア・ゲーム

  • 作者: ヴァレリー・プレイム・ウィルソン
  • 出版社/メーカー: ブックマン社
  • 発売日: 2011/10/29
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


nice!(3)  コメント(1)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

nice! 3

コメント 1

non_0101

こんばんは。
面白そうですね~!期待して観に行きたいです。
うっかりしていると終わってしまいそうなので、早くチャレンジしなくては☆
by non_0101 (2011-11-06 17:26) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

Twitter 2011/11/02 フ..ayasiitanmentai Twit.. ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。