抱きたいカンケイ [映画 た行]
ナタリー・ポートマンが主演と製作にも関わった抱きたいカンケイを観てきました。
なんとなく評判がイマイチな印象の中、あまり期待しないで観に行きましたが、なかなか面白かったです。
昔ながらのラブコメとは順序が逆ですが、そこは似たようなもの作ってても面白くないから…のストーリー構成上のヒネリと思います。
確かにヒロイン・エマがなぜあんなに心の繋がりを作ることを避けていたかの描き込みがもっとあっても良い気がしないでもないけれど、それを最初の方に持っていったらストーリーの意外性を殺ぐし、後ろに押し込んでも解説臭くなりそうなので、いまの描き方はかなりバランスが良い気がします。
あと見掛けるのは、ナタリー・ポートマンの露出度が低いという批判。
…なんじゃ!?そりゃ?? と思います。
そりゃ、男ですから露出があればちょっとラッキーという気はしますが、シリアス物と違ってこのコメディでは脱ぐ必然性がまるでない。(見せたいんならどうぞ…、大歓迎です!と思いますが。。。 ・・・・でも、ぶち壊しそうな気がするっていう方がホンネですね。)
【以下、ネタばれです】
原題のNo Strings Attachedって赤い糸は繋がっていないって意味だと思うけれど、みごとな逆説で、14歳のサマーキャンプに始まって、大学の寮の乱痴気騒ぎ、花の露店での偶然の再開(エマの父の葬儀の前日!!)とか、人生の重要な節目・節目では必ず出会うようになっていて、まさに赤い糸で繋がっているとしか思えない展開。
要するに、少し捻ってはあるものの堂々のラブコメの王道を行く映画だと思いました。
ラスト近く、エマが逢いに行ってのやりとりなんか、完全にお約束の展開とセリフ回し。
要するに、筋立てやどんなこと言うかは全部読めるんで、それがツマラナイという意見はあり得ると思います。ただ、みんな「コレはラブコメだ」とわかって観てるんですよね??
アン・ハッピー・エンドのラブコメなんかあり得ないワケで、最後がどうなるかなんてみんな分かったうえで観ているはず。ラブコメを観ていて2人が幸せなカップルになるのは、水戸黄門で最後の一歩手前で印籠を出すのと同じくらい自明のこと。文句を言うには当たらないと思うんですが......
(…というか、お約束通りに来て欲しいところに来るから気持ちいい...んだと思うんですが。)
コレがラブコメでないというなら、いったい何をラブコメというのか!?ってくらいの弩ストレート。
脇の人物にをいをい!!...なヒト(アダムのオヤジ、元カノ、恩人だけれど彼女にはなりそびれたプロデューサー)が多いのもラブコメでよくあること(ワザとの人物像)。
そもそも、ラブコメってステレオタイプでお約束に則った中でどこを外すか…という狭いルールの中で遊ぶもの、だと思います。 コレって、現代的なヒネリが入っていて、結構良くできたラブコメだと思います。
「偶然の再会」の後、「明日、ヒマ? 野暮用に付き合って」とだけ言われ、デートのつもりでノコノコ出掛けたのであろうアダム(アシュトン・カッチャー)が、派手なスタジャンでエマのオヤジさんの葬儀に(文句も言わず真摯な態度で、服装で思い切り違和感を発散しつつ)出席していた場違い感がなかなか良かったです。
このシーンで「コイツ、いい奴なんだなぁ...」が強烈に印象付けられるなかなか巧い演出だと思いました。
【鑑賞日:2011年5月1日】
なんとなく評判がイマイチな印象の中、あまり期待しないで観に行きましたが、なかなか面白かったです。
昔ながらのラブコメとは順序が逆ですが、そこは似たようなもの作ってても面白くないから…のストーリー構成上のヒネリと思います。
確かにヒロイン・エマがなぜあんなに心の繋がりを作ることを避けていたかの描き込みがもっとあっても良い気がしないでもないけれど、それを最初の方に持っていったらストーリーの意外性を殺ぐし、後ろに押し込んでも解説臭くなりそうなので、いまの描き方はかなりバランスが良い気がします。
あと見掛けるのは、ナタリー・ポートマンの露出度が低いという批判。
…なんじゃ!?そりゃ?? と思います。
そりゃ、男ですから露出があればちょっとラッキーという気はしますが、シリアス物と違ってこのコメディでは脱ぐ必然性がまるでない。(見せたいんならどうぞ…、大歓迎です!と思いますが。。。 ・・・・でも、ぶち壊しそうな気がするっていう方がホンネですね。)
うーーん、カワイイなぁ...
【以下、ネタばれです】
原題のNo Strings Attachedって赤い糸は繋がっていないって意味だと思うけれど、みごとな逆説で、14歳のサマーキャンプに始まって、大学の寮の乱痴気騒ぎ、花の露店での偶然の再開(エマの父の葬儀の前日!!)とか、人生の重要な節目・節目では必ず出会うようになっていて、まさに赤い糸で繋がっているとしか思えない展開。
要するに、少し捻ってはあるものの堂々のラブコメの王道を行く映画だと思いました。
ラスト近く、エマが逢いに行ってのやりとりなんか、完全にお約束の展開とセリフ回し。
要するに、筋立てやどんなこと言うかは全部読めるんで、それがツマラナイという意見はあり得ると思います。ただ、みんな「コレはラブコメだ」とわかって観てるんですよね??
アン・ハッピー・エンドのラブコメなんかあり得ないワケで、最後がどうなるかなんてみんな分かったうえで観ているはず。ラブコメを観ていて2人が幸せなカップルになるのは、水戸黄門で最後の一歩手前で印籠を出すのと同じくらい自明のこと。文句を言うには当たらないと思うんですが......
(…というか、お約束通りに来て欲しいところに来るから気持ちいい...んだと思うんですが。)
コレがラブコメでないというなら、いったい何をラブコメというのか!?ってくらいの弩ストレート。
脇の人物にをいをい!!...なヒト(アダムのオヤジ、元カノ、恩人だけれど彼女にはなりそびれたプロデューサー)が多いのもラブコメでよくあること(ワザとの人物像)。
緊急連絡先にしちゃった!!
そもそも、ラブコメってステレオタイプでお約束に則った中でどこを外すか…という狭いルールの中で遊ぶもの、だと思います。 コレって、現代的なヒネリが入っていて、結構良くできたラブコメだと思います。
「偶然の再会」の後、「明日、ヒマ? 野暮用に付き合って」とだけ言われ、デートのつもりでノコノコ出掛けたのであろうアダム(アシュトン・カッチャー)が、派手なスタジャンでエマのオヤジさんの葬儀に(文句も言わず真摯な態度で、服装で思い切り違和感を発散しつつ)出席していた場違い感がなかなか良かったです。
このシーンで「コイツ、いい奴なんだなぁ...」が強烈に印象付けられるなかなか巧い演出だと思いました。
【鑑賞日:2011年5月1日】
こんばんは。私のブログにnice! ありがとうございました。
これはまさにラブコメそのものの映画でしたね。
「水戸黄門」のたとえがおもしろかったです。
最後は本当の恋愛に到達したところで、最初のスキャンダラスな
感じが消えて、品がよくなって終わりましたね。
ナタリーがかわいかったです。
by coco030705 (2011-05-13 22:00)
>coco030705 さん
こんばんは。nice! とコメントをありがとうございます。
この映画のナタリーは最高にかわいかったです。
先程、ブラックスワンを観て来たんですが、アカデミー賞納得!!!ではあるけれども重過ぎてちょっと....でした。
私はコチラの方が好きですね。(根が単純なもので。)
by 怪しい探麺隊 (2011-05-14 00:59)