アマルフィ 女神の報酬 [映画 あ行]
いまさらですが、正月にTVでやっていたアマルフィ 女神の報酬を録画して観ました。
1月13日からフジTV系列でやるドラマ 外交官 黒田康作 の宣伝のための放送でした。(怒られそうなのでリンクは止めときます。)
【以下、ネタばれです】これ、2009/7に劇場で観たときにも思ったんですが、
面白かったけれどちょっと筋立てに無理がある感が強いです。
(謎解きの『謎』というか、犯人の『タネ』と『意外な狙い』作りに凝り過ぎて、「ふつー、そうはならないでしょ!?」というところに目をツブっていると思う。「考え過ぎで無理がある」ってヤツです。)
いろいろとヒントを散りばめておいたとはいえ、捜査側に切れ者・黒田が居たからこそ、あのタイミングで、あのセキュリティ・ルームにたどり着いて、誘拐で狙った結果に持ち込んでいるよいう点が一番引っ掛かる。外務大臣日程が1日ずれたから時間調整なんぞやってるけれど、そんなことやっていて謎が解けるタイミングが後ズレしてしまうと、総てが水の泡である。謎の解き手に一定レベル以上を要求していて、複数シナリオの用意が無い。全部、偶然で繋がっている。
せっかく遠大な狙いの誘拐をしても、偶然、黒田が深く関わってこなかったら、あの展開にはなっていない。(ローマの警察はただの迷子扱いだろうし、日本大使館も邦人保護も重要だろうけれども、さすがに外務大臣訪問対応が最優先。現に黒田以外は、大使も参事官もそんな空気だったし。。。。)
・・・なので、『犯人』は頭が良いようでいて全然そんなことなくて、偶然の糸が繋がって救われなければ、本来の狙いの準備と、そこには結び付かない空回りの誘拐の両面作戦になって、結局はセキュリティはそのままで襲撃はできませんor失敗でした・・・・に終わるのがどう考えてもふつーだと思う。
つまり、「ふつーなら、あの作戦では実行に移す奴は居ないでしょう!?どうしてコレが成功すると確信を持って踏み出せるの???」という違和感が観終わってモヤモヤしちゃって、そこに、もっと練られた欧米の映画との差を感じてしまいました。。。(「それでもらやずにはいられなかった犯人グループの切迫し鬱積した感情と怒り」ってことで答えとするんですかねぇ。)
この筋立ての難に日本映画(TV局が制作に関わり、大予算で牛耳って&短期間で作ってしまうもの)の限界を感じました。
原作は読んでいないので、原作でも同様なのか、映画化で約2時間の枠に収めるためストーリーを端折らざるを得なくてこうなったのかはわかりませんが....
黒田は、なかなか面白そうなキャラクターで、シリーズ化されそうだと思っていたら、ドラマが始まる。
(docomoでやってた携帯ドラマは観ていません。)
TVドラマが(相棒のように)一話完結なのか、話が繋がっていくのかわかりませんが、時間に制約の多い映画よりはストーリー構成と展開に時間を割ける分、TVシリーズには少し期待しています。
1月13日からフジTV系列でやるドラマ 外交官 黒田康作 の宣伝のための放送でした。(怒られそうなのでリンクは止めときます。)
【以下、ネタばれです】これ、2009/7に劇場で観たときにも思ったんですが、
面白かったけれどちょっと筋立てに無理がある感が強いです。
(謎解きの『謎』というか、犯人の『タネ』と『意外な狙い』作りに凝り過ぎて、「ふつー、そうはならないでしょ!?」というところに目をツブっていると思う。「考え過ぎで無理がある」ってヤツです。)
いろいろとヒントを散りばめておいたとはいえ、捜査側に切れ者・黒田が居たからこそ、あのタイミングで、あのセキュリティ・ルームにたどり着いて、誘拐で狙った結果に持ち込んでいるよいう点が一番引っ掛かる。外務大臣日程が1日ずれたから時間調整なんぞやってるけれど、そんなことやっていて謎が解けるタイミングが後ズレしてしまうと、総てが水の泡である。謎の解き手に一定レベル以上を要求していて、複数シナリオの用意が無い。全部、偶然で繋がっている。
せっかく遠大な狙いの誘拐をしても、偶然、黒田が深く関わってこなかったら、あの展開にはなっていない。(ローマの警察はただの迷子扱いだろうし、日本大使館も邦人保護も重要だろうけれども、さすがに外務大臣訪問対応が最優先。現に黒田以外は、大使も参事官もそんな空気だったし。。。。)
・・・なので、『犯人』は頭が良いようでいて全然そんなことなくて、偶然の糸が繋がって救われなければ、本来の狙いの準備と、そこには結び付かない空回りの誘拐の両面作戦になって、結局はセキュリティはそのままで襲撃はできませんor失敗でした・・・・に終わるのがどう考えてもふつーだと思う。
つまり、「ふつーなら、あの作戦では実行に移す奴は居ないでしょう!?どうしてコレが成功すると確信を持って踏み出せるの???」という違和感が観終わってモヤモヤしちゃって、そこに、もっと練られた欧米の映画との差を感じてしまいました。。。(「それでもらやずにはいられなかった犯人グループの切迫し鬱積した感情と怒り」ってことで答えとするんですかねぇ。)
この筋立ての難に日本映画(TV局が制作に関わり、大予算で牛耳って&短期間で作ってしまうもの)の限界を感じました。
原作は読んでいないので、原作でも同様なのか、映画化で約2時間の枠に収めるためストーリーを端折らざるを得なくてこうなったのかはわかりませんが....
黒田は、なかなか面白そうなキャラクターで、シリーズ化されそうだと思っていたら、ドラマが始まる。
(docomoでやってた携帯ドラマは観ていません。)
TVドラマが(相棒のように)一話完結なのか、話が繋がっていくのかわかりませんが、時間に制約の多い映画よりはストーリー構成と展開に時間を割ける分、TVシリーズには少し期待しています。
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