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デイブレイカー [映画 た行]

daybreaker_a.jpgデイブレイカー を観てきました。

結構、面白かったです。
諸々の設定が、観ているうちに徐々に明らかになっていきます。
最初、バンパイアたちがふつーに(と言っても昼間は出歩けないので、夜中に…ですが)地下鉄を利用しているプラットフォームの地下にカメラの目線が下がって行くと何やら怪物のようなものが逆さにぶら下がって取っ組みあっているのがチラっと映って、アレはなんじゃい?! と眼がテンになっていたんですが、観ていたら当然、ちゃんとわかりました。

吸血鬼映画なので、死人・死体・殺すシーンは山盛り出てきます。…が、色調が抑えてあることと話の流れ上そうならざるを得ない形なので、それを観てテンション下がる感じでは(私の場合は)無かったです。

【以下、ネタばれ】
バンパイアも、疫病の蔓延以前はみな普通の人間だったので、人間の血を飲むことに嫌悪感を抱く者も居て、主人公のエドワード(イーサン・ホーク)もその1人。バンパイアなので鏡に映らないとか、日光に当たると燃え上って灰になって死んでしまうとか、心臓に杭を刺されると死ぬ(粉々に飛び散る)とか、「吸血鬼のお約束」には忠実です。

daybreaker_b.jpgまた、人間が絶滅寸前のため血液が貴重品になり、手に入りにくくなって飲めない(血の欠乏)状態が長く続くと凶暴なモンスター化(コウモリになったバンパイアのイメージ。サブサイダーと呼ばれている。)してしまいます。
また、バンパイア同士で互いに血を飲んだり、自分自身の血を飲んだりすると急激にサブサイダー化が進みます。サブサイダーになっちゃうと、バンパイアのことも見境なく襲うので、社会問題・治安問題化していて、サブサイダーからバンパイアには戻らないので処刑する以外ない…という点が押さえるべき設定です。

血液に代わる安全な食料である人工血液を主人公・エドワードは開発していますが未完成。絶滅寸前の人類がホントに絶滅し、ヒトの血が手に入らなくなると例外なくサブサイダー化することが避けられないので、不老不死で人間より遥かに良いはずのバンパイア社会も先行きは八方塞がりです。
…と言うような、ベースとなる細かな設定がよく出来ていて、それをストーリーの中に織り込んでの説明の仕方が巧いので面白かったんだと思います。

【鑑賞日:2010年12月1日】

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