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SP THE MOTION PICTURE 野望篇 [映画 あ行]

SP THE MOTION PICTURE 野望篇 を観てきました。
(追記:同じURLで、いま見ると革命篇に内容が変わっています。)

この映画は完全に「TVドラマの続き」ですから、視てないヒトが行ってもまったく面白くありません。先般の再放送も見逃して何も知らない方はレンタルかなんか(レンタル版が存在するのか知りませんが)視てから行くことを強くお勧めします

SP1_h.jpg冒頭の追跡シーン(20分間のフリーランニング)は、今までの日本映画にはない迫力[exclamation×2]
岡田准一は、ホント、よくやってると思う。

この映画、突っ込みどころももちろんあるんだけれど、全般的にはアクションの迫力で押し勝ち[exclamation]という感じ。
それと、TVシリーズにいろいろと伏線があってビックリ。
井上の子供時代や尾形の高校生時代の役者は3年経てばだいぶ変わってしまう年齢なので撮り直し・追加撮影は基本的には利かないはず。
SP1_i.jpg …ということは、顔が入らないようにパーツのアップで別人で撮ったシーンを巧みに編集で繋いだか、はたまた、3年前のTV撮影時から全体構想があって仕込んであったか....
後者はなかなか考え辛い(パンフに「映画化構想はあったので高画質のカメラを使っていた」とは書いてあったけれど、ストーリーまでその時期に全体ができ上がっていたとは思えない)ので、このスタッフはちゃんと仕事をしていると思う。

SP1_g.jpg今日のところは、まずはパンフレットの写真を掲載しておき、感想その他は明日以降、追記します。

ただ、革命篇まで半年弱空いちゃう…というのは、なんとかならないの[exclamation&question]感が極めて強い。
なんか、全般的に the final episode である革命篇への「長い予告編」の趣きがないでもない.....(コレだけ見ても満足感は無いから。)
それと、尾形堤真一)が具体的に何をしたいのか…がさっぱり見えてこないところが、難かも知れない。。。。




[爆弾]内容的にはTVスペシャルで良い内容を敢えて映画にしたのは、掛けられる予算や時間・手間が全然違うから…だと思うし、それはそれでも良いけれど、
SP1_c.jpg[パンチ]この映画のジャンルで「ハリウッドのスカイウォーカーサウンドで…」というのは「なんかチガウんでないかい!?そういう音質に凝るジャンルかい!?お金の掛けどころを激しく勘違いし、とめどない「タダの自己満足の世界[台風]」に陥ってしまっているんでないかい!?」という気がする。

SP1_e.jpg[どんっ(衝撃)]そりゃ、聞き比べると、きっと確かに違うんでしょうよ....(観ていてそんなところに注意が行かなかったから、全然気付かなかったけれど。)
[爆弾]六本木のイベントの爆破シーンの特撮にお金が掛りました…というのは、理解・納得ができるけれど、音響なんかはふつーに国内のスタジオでやれば良いじゃん。そんなところでお金と、何よりも「時間」を掛けてファンを待たせるのって、製作者としてあるべき姿ですか!?と思う。
[パンチ]そこんところは脇に置いて早く続きを見せろよ[exclamation×2][exclamation×2]と激しく思うのは私だけでしょうか.....

SP1_d.jpg

     寡黙な仕事人・石田神尾佑)↑と↑公安の田中野間口徹)は好きなキャラ。
     もちろん、笹本真木ようこ)のカッコ良さは別格。

SP1_f.jpg


【鑑賞日:2010年11月1日】

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『SP 野望篇』オリジナルサウンド・トラック

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  • アーティスト: 菅野祐悟,サントラ
  • 出版社/メーカー: avex trax
  • 発売日: 2010/10/27
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『SP 革命篇』オリジナル・サウンドトラック

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  • アーティスト: 菅野祐悟,サントラ
  • 出版社/メーカー: avex trax
  • 発売日: 2011/03/09
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SP エスピー 警視庁警備部警護課第四係 DVD-BOX

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SP(エスピー) オリジナルサウンドトラック

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TVドラマ「SP」サウンドトラック CLASSICAL TUNES

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  • アーティスト: TVサントラ,ロイ・グッドマン,ウィーン楽友協会合唱団,ヨアンナ・コショウスカ,ジョナサン・ボンド,ウラディーミル・アシュケナージ,ロリン・マゼール,サー・ゲオルグ・ショルティ,クラウディオ・アバド,ホルヘ・ボレット,エミール・ギレリス
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SP(エスピー)警視庁警備部警護課第四係 1 (ビッグコミックススペシャル)

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  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2010/09/30
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SP 3 (ビッグ コミックス〔スペシャル〕)

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  • 作者: 金城 一紀
  • 出版社/メーカー: 小学館
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SP 4 (ビッグ コミックス〔スペシャル〕)

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  • 作者: 金城 一紀
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2011/03/30
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SP  警視庁警備部警護課第四係 (角川文庫)

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  • 作者: 金城 一紀
  • 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
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  • メディア: 文庫
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  • 作者: 金城 一紀
  • 出版社/メーカー: 扶桑社
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【以下、激しく怒涛のネタばれ on parade】(思いつくまま。順不同)

[ひらめき]セリフから、どうやらepisodeⅠ~Ⅳまでの諸々のテロの筋書きは尾形が書いていたらしい。…ということは、西島理事官も尾形に操られていた!? 尾形は敢えてキャリアで警察官僚にならずに一般採用で入り現場に居る(現場指向が強い)…という設定だが、コレも全てこの「裏の(真の)目的」があってのこと? うーーーーむ、なんかスゴイなぁ....
[ひらめき]筋書きを書いたのが尾形だとすると、episodeⅢのラストで、警護打ち切りで机上の諸々をブチまいて荒れていたのは何!?
それにあれで移動車の爆弾を井上がシンクロで防がなかったら、部下全滅の可能性大だったけれど、そこまで含めて「大義のため」なの!? (考えたら、「そりゃそうだろうな」という気がしてきた。やっぱりスゴイなぁ...)
[ひらめき]尾形の父親?が血染めで死んでいる(頸をカミソリで切っているが、自殺かも知れないし、偽装自殺で殺されたのかも知れない。後者の方がテロ志向の理由付けには適っている。)のを高校生の尾形が観て立ちつくしていてその白いソックスに広がってきた血溜まりの血液が染みてきて…という凄惨なシーンがあった。それと「仕組まれた代議士・麻田暗殺未遂事件」の時、高校生・尾形も偶然居合わせたわけではなく、麻田暗殺を狙い大型ナイフをポケットに隠し持っていたことも今回初めて描かれていた。(つまり、麻田は尾形から見ても「父のカタキ」的な存在?) これらからすると、尾形は「父の死」への強い恨みを抱いたキャラということで、超長期の計画的な「社会 or 政治権力への復讐」の動機は分からないではない。……でも、他の「同志」の面々の動機って何なんでしょうね。お気楽に社会の転覆を狙い過ぎ…という気がするけれど。
[ひらめき]政治サークル「東大・法学部・雄翔会」って、いったいどんなサークルなんだ!? どうやって共鳴者を集めてる? 入ったら染まる(洗脳される)? …それってオウムより恐いじゃん.....
(しかも、あの「裏付けも無い(と見える)のに異常に強固な自信」。アレはどこから来るんだ!?それとも何か「裏付け」があるの!?それはそれで恐いけれど、いったいどうすればあんな若いのに「裏付け」なんか得られるの!?)
[ひらめき]太平に惰眠を貪る奴らの眠りを覚ます…的なことを言ってるが、何が悪くて(気に入らなくて)どう変えようとしているかは相変わらず具体的には全く語られない。 語ろうにも、そこを具体的にできない(総ツッコミに遭うから)から、ワザと曖昧なままストーリーを進めようとしている印象強い。 それしかない気もするし、それで大丈夫なのかなぁ…という気もする。
[ひらめき]与党幹事長・伊達國雄(香川照之)の狙いは、現総理・麻田雄三(山本圭)の追い落としと自らの権力掌握…とわかり易いが、そのための手段としては危ない橋を渡り過ぎ感強し。野心が度外れて強いにしてもなぁ.....
一方で、「東大・雄翔会OBの面々」の行動原理はよくわからない。(具体性がない)
[ひらめき]官房長官(螢雪次朗)はあんなに走らされても、公式HPや映画パンフの登場人物欄に出して貰えていない....可哀そう....(この官房長官、パンフにも苗字が出てこないみたい。役名も姓が無くて「官房長官」だけなのかなぁ....余計な心配ですが。)
[ひらめき]官房長官(螢雪次朗)を狙うテロのハズが、ターゲットが無防備な状況でも放置されているので、真の狙いは井上であることは明白(「井上狙い」とまでは気付かなくとも、「官房長官の殺しや拉致は目的ではない」くらいはバカでもわかる。)。当の井上はもちろん、笹本始め、みな、それに気付いた(少なくとも不審を抱いている)表情はあるのに誰も口にしない…。コミュニケーションなしでチームプレーは成り立たないので、あれはどうも不自然。
[ひらめき]予告編にある笹本の「庇ってボウガンの犠牲」は井上を庇ってのシーン。あの場面、笹本の意識上のマルタイは井上に切り替わっていることが観ていて分かった。…なのに、井上に「狙いはお前だ。用心しろ!!」とも言わない。表向きのマルタイである官房長官が居るから言えない!?
[ひらめき]「狙いは井上だった」と↑に書いたけれど、アレって幹事長・伊達のお国入り警護終了し、警視庁に戻る時間帯に偶然起こった「某国の日本海へのミサイル実験」という突発事件対応の際の出来事。梶山理事官がテロ・チームを差し向けたが、尾形が幹事長警護に4係を差し向けることに関して事前連携(尾形←→梶山)は無かったことがセリフで明白なのに、なぜ、井上狙いができる!?(筋立ての破綻)
[ひらめき]「井上狙いではない」とすると、第2派攻撃で石田・山本の戦闘力を奪った時点で、幹事長をどうにかするチャンスはテンコ盛りだったのに何故そうしないで無防備の幹事長を放置プレー!?(やっぱり筋立ての破綻)
[ひらめき] Liverpool cleaningの面々(軽~い感じが結構好きなキャラ)は次回予告パートに出てきただけ。残念。

…とまぁ、いろいろ書いたけれど、粗探しの趣旨ではありません。
こんな荒っぽいところを含みつつも、全体としてのアクションと展開の面白さは否定しません
(…と言いつつ、↑の如く簡単に粗を指摘できちゃうよりは指摘できない方がもっと良いですが。)
…まぁ、この辺が「フジテレビの作る映画の限界」なんだと思います。
ちゃんとした原作者がいて、それに基づいたややシッカリした脚本がある分、同じフジテレビ製作で同様に警察を舞台にした2010年7月3日封切りの某映画よりは数万倍マシです。(アレは酷かった....)
多少難がありつつも、興味を引き込んで続きが観たいと思わせているんだから立派なもので、ホンネは「TVスペシャルでやれよぉ~」と思いつつも、それだと掛けられる予算や製作日数も限界が低くてココまでにはできなかったんだろうなぁ…とも思うので、劇場映画化も「アリ」の範囲内と思います。(初めに書いた「お金や時間を使うべきところと勘違い・自己満足は止めて欲しいところがある」というのは、強くそう思い続けていますが。。。。)
(…と言いつつも、行ったのは「映画の日:1,000円」ですが。「革命篇」も間違いなく観には行きますが、映画の日とか会員サービスデイが良いな…と思います。)

井上が尾形とギクシャク…を笹本たちが感じ取りつつ1ヵ月経過しているのは、尾形告発の証拠が無いから…と思うけれど、同期で信頼関係もある(ように描かれている)「公安の田中」(野間口徹)※1に「何を話していたんだ?って聞いても教えてくれるワケ無いよなぁ…」と振って貰っているのに(※2)まだ話さないってのはどうなんですかねぇ....
犯罪の未然防止も警察の役目。まして、不特定多数のたまたま巻き込まれた人々も犠牲になるテロの防止なんかは警察官として最優先の仕事のハズで、相手は「それが任務」の公安に居る同期なのに....
 ※1 この「公安の田中」(野間口徹)、↑の方で書いたけれど、好きなキャラです。私的には、①主人公・井上、②ヒロイン・笹本、その次に③公安・田中…とNo.3です。
 ※2 ドラマの「スペシャルアンコール特別編」(※3)で、室伏係長と田中に事情聴取されて「本命は他に居る(自分じゃない、尾形だ)」と井上にはわかっていたはずなのに....
 ※3 別名は「映画の前宣伝(製作発表)のための、大袈裟に番組を過剰宣伝し、史上最大の人数に一斉に「なんだよぅっ!コレ!!」の叫びと共にちゃぶ台をひっくり返させた非公式世界記録を持つ『空前の総集編』」

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