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アイルトン・セナ ~音速の彼方へ [映画 あ行]

ayrton_senna.JPG「 アイルトン・セナ ~音速の彼方へ 」を、今日、六本木で観てきました。

いやぁ、懐かしいですね。
1987年のフジテレビのF1全戦放送開始から観てるので、レースシーンは最初期のものを除いて、みんな観ているし、1984年雨のモナコ・短縮ハーフレースで「幻の優勝」であったことも、特番か何かの映像としては観たことあります。

レースシーンは、当時の車載カメラ映像はまだ実験領域なので、いまからは考えられないほど映像が悪いけれど、それも含めて懐かしかったし、面白かったです。
もう少しレースのシーンが多い方が好みですが、製作者側は、ナマのセナ、人間セナを描きたかったんでしょうから、ちょっと、求めてもダメだったろうな…という気がします。
個人的には、90年開幕戦・アメリカGPのアレジとのバトル92年モナコGPのマンセルとのバトルはなんで出て来ないの???という気がしました

ドライバーズ・ミーティングの様子なんかは面白かったです。
ジャン=マリー・バレストルは、当時から威張りくさって我がまま放題で、中世の専制君主のような横暴な振る舞いとんでもなくイヤな奴で、なんでこんな傲慢・厚顔無恥なままで権力を維持していられる(みながその我がままを許している、従っているのは何故な)んだろう…と思っていたけれど、彼がプロストをえこ贔屓したから、この映画では当然ボロクソにイヤな奴に描かれていて、面白かったです。(「私の判断が正しい判断だ!」と言い放ったことも含めて、事実をそのまま忠実に描いただけ…と、製作者サイドは言うでしょうけれど。現にそう言っている映像が映るわけだし…。※)
※ よく、「私がルールだ」というセリフをドラマ、映画、小説で言うのを見るけれど、ほんとうにそう口にしている人間の映像を初めて見た。しかも、みな、プロフェッショナルとしての燦然と輝く経歴・実績を持ったF1パイロットを前にして、自分は走らないタダの老人なのに....。 あのセリフが恥ずかしげもなく自然に出てくる過剰な自信に裏付けられたメンタリティって、いったいどうすれば形成される、身に付くのだろうか.....
あそこまで自信に満ちて生きていけたら幸せだろうなぁ...」と思いました、真剣に。
いやぁ、羨ましいです、ほんと。(イヤミではなく、そういう主観的な幸福でも幸福ならばそれでいいじゃないか...と思います。)

予想通り、セナを讃える映画なので、↑のとおり、バレストルやプロストが悪役でした。
(プロストに関しては、セナの姉が設立したセナ財団に協力していることを字幕で出すなど、ホンの少しは悪役度を薄めようという意図は見えましたが。)
ホントは1994年イモラでのレース前セナがプロストに「キミが居なくて淋しいよ(I miss You,Alan)」と話した…というエピソードなんかは、ぜひ出すべき話だと思うんだけれど。。。。。

92年・93年のウィリアムズ・ルノーのアクティブ・サスペンションを、電子制御でドライバーの腕を必要とせず、誰が乗っても勝てるマシンであるかのように描いている気がしたけれど、アクティブ・サスなんて、セナはロータス時代に乗っていたワケで、その頃(87年)は駆け出し・未完成の技術が5年経ってようやくモノになったという話の流れなのに、そうは描いていない。巧く作れたかどうかの差はあっても、どのチームもアクティブ・サスを研究はしていたワケで、ああいう描き方は違う気がする。
(現に、セナはウィリアムズ移籍話を蹴ってマクラーレンに残留した自らのミスチョイスに対する後悔と共に、その”誰が乗っても勝てるマシン”のウィリアムズ移籍を熱望していた。まぁ、それもこの世の何よりもセナが嫌い[ちっ(怒った顔)]なジャン=マリー・バレストルセナが不利になるように、むりやりレギュレーションを変えて、翌年からアクティブサスを禁止してしまったので、ウィリアムズの戦闘力は封じられてしまうんだけれど....ヒドイ話だ[もうやだ~(悲しい顔)]

それは、ともかくとして、90年の鈴鹿オープニングラップ・1コーナー接触[爆弾]は、前年の報復でセナの方からプロストにぶつけている[爆弾]。(これは、セナが自ら認めたという報道(レース雑誌記事?)の覚えがある。) それも無理ないくらいにバレストル=プロストのフランス人コンビに理不尽にいじめられたからだけど、この映画では、当然、そうは(故意にぶつけたとは)描かれていない。

まぁ、あの頃はレース雑誌も読んでいたのでいろいろ聞いたことのある話が出てくるし、
懐かしい当時のドライバー(※)も大勢出てくるし…で、なにしろ懐かしかったですね。
 ※ プロスト、ピケ、マンセル、ベルガー、ブーツェン、ニキ・ラウダ、パトレーゼ、バリッチェロ.....
セナの棺を親友・ベルガーが右先頭で運んでる図は、ちょっとヤバかった[もうやだ~(悲しい顔)]です。

セナの話なら当然出てくるべきゲルハルト・ベルガーはほとんど出て来なかった。(ほぼ、葬儀の時くらい。その他にはドライバーズ・ミーティングでチラっとくらいかな...)
当時のドライバーではアレッサンドロ・ナンニーニも好きなんだけれど、レースシーンでは登場したものの、顔は出ていなかった気がする。 いろいろ権利関係の調整とかヤヤコシイことがあったんだろうし、セナの伝記映画なので焦点がボケるからいろいろと割り切ったんだろうけれど、残念だった。
(もっとも、ナンニーニは89年の鈴鹿で再スタートしたセナに無理やり危険な追い越しを掛けられ、あわやのところで煙を吹くほどのブレーキングで避け、その結果として抜かれて怒っていたので、コメントさせたら何言うか分からないので出番が無かったのかも知れない。)

19:50からの上映でしたが、完全に満員でしたね。
観客の年代としては、やはり生のセナを知っている年代がほとんどでした。
カップルではなくて3人組とかのグループが多くて、最近の映画館では珍しい光景でした。

パンフレットは作ってないんですって。残念だったなぁ....
【鑑賞日:2010年10月14日】


1/20 グランプリシリーズ No.14 ウィリアムズ FW16 1994年 サンマリノGP

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  • 出版社/メーカー: フジミ模型
  • メディア: おもちゃ&ホビー
コレ↑がまさにセナが事故の時に乗っていたマシンです。 ただし、本物はRothmansのロゴ入り。 これは権利関係の調整が付かなかったんでしょうね。

PMA 1/12 ロータス ルノー 97T / A・セナ 1985年 ポルトガルGP初優勝

PMA 1/12 ロータス ルノー 97T / A・セナ 1985年 ポルトガルGP初優勝

  • 出版社/メーカー: ミニチャンプス
  • メディア: おもちゃ&ホビー
ロータス97Tは↑にある通り、1985年の雨のポルトガルGPでセナが初優勝したマシン。



フィギュア アイルトン・セナ DX版 タカラ製 F1 レーサー

フィギュア アイルトン・セナ DX版 タカラ製 F1 レーサー

  • 出版社/メーカー: タカラトミー
  • メディア: おもちゃ&ホビー

今宮純 F1名勝負集 1987-1994 [DVD]

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  • 出版社/メーカー: ジェネオン・ユニバーサル
  • メディア: DVD
このDVD↑が出るのは年末ですが、内容がふれこみ通りならすごく中身が濃いと思います
買いだと思うなぁ....(…んで、一晩考えて予約注文しちゃいました。[わーい(嬉しい顔)]
【2011.2.5 追記】

Blu-ray & DVD 情報を追記します。

アイルトン・セナ~音速の彼方へ コレクターズ・エディション<初回生産限定> [Blu-ray]

アイルトン・セナ~音速の彼方へ コレクターズ・エディション<初回生産限定> [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: ジェネオン・ユニバーサル
  • メディア: Blu-ray


アイルトン・セナ~音速の彼方へ [DVD]

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  • 出版社/メーカー: ジェネオン・ユニバーサル
  • メディア: DVD


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