ウォール・ストリート MONEY NEVER SLEEPS [映画 あ行]
試写会で「ウォール・ストリート MONEY NEVER SLEEPS」を観てきました。
1987年の「ウォール街」の続編です。
予告編を映画館で観た方も多いと思いますが、
冒頭、2001年、ゴードン・ゲッコーの刑務所出所シーンから始まります。
預かり品の返却で「ワン・シルク・ハンカチーフ、ワン・ネクタイ、ワン・リング、ワン・ゴールド・マネー・クリップ」とひとつひとつ双方確認しながら返す。…で「ワン・モバイルホン」で、最初期のドでかい携帯電話をドンとカウンターに置く。。。。思わずニヤリとする始まり方です。
ゴードン・ゲッコーのインサイダー事件は1988年という設定らしく、刑務所で確か8年過ごして2001年に出所(冒頭シーン。逆算すると裁判とかに5年ほど掛った計算?)、その後、話は2008年に跳びます。
そう、2008年のウォール・ストリートと言えばリーマン・ショックです。。。。
シャイア・ラブーフは、インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国では、ハリソン・フォードの息子役でしたが、今度はゴードン・ゲッコーの義理の息子になる若き証券マンの役です。
ゴードン・ゲッコーの娘(キャリー・マリガン)は当然の如く、父とは疎遠でむしろ憎んでいるという設定で、その娘がなんで選りにも選って証券マンと付き合っている(同棲)のかはよくわかりませんが、ともかく、そういう縁でシャイア・ラブーフとマイケル・ダグラスは絡みます。
ゴードン・ゲッコーは資産を失って「俺に100ドルがあれば…」なんて言ってるけれど、「強欲は善か」なんて内幕本?投資指南書?を書いてTVに登場したり話題のヒトではあって、娘のウィニー(キャリー・マリガン)は彼がTVに映っているとジェイコブ(シャイア・ラブーフ)に「消して」と怒ります。。。。
本当はウォール街(旧作)を予習してから行った方が良かったんだろな…と思います。
この映画は2011年1月28日封切りだそうなので、きっとその週に「宣伝」のため、旧作を放送するんでしょうから、興味がある方は観てからの方が良さそうです。
【以下、ネタばれあります。】
シャイア・ラブーフの勤める証券会社はリーマン・ブラザースがモデルのようです。社長役はフランク・ランジェラ御大。なかなか渋い名演です。 シャイア・ラブーフはこの社長を父のように慕っていますが、潰れてしまったので、どうもゴールドマン・サックスっぽい会社(社長はジョシュ・ブローリン。劇中ではチャールズ・シュワルツ社だったかな...)にヘッド・ハントされます。
ウォール街(旧作)のチャーリー・シーンが同じくバド・フォックスの役でチョロっと出てきます。ゲッコーに「その後、どうしてた?」と聞かれ、「ブルースター航空は、結局、チャーター便専門の会社にしてから売って***万ドルになったよ。」と答えます。あれ彼はゲッコーに親父さんが整備士として勤める赤字航空会社を解体・売却されそうになったことに憤慨して司法取引でゲッコーを罠に掛けたはずなのに、結局、会社を売って儲けたと自慢してるのと少しガックリ。(解体さえしなきゃ、潰れそうだったのを存続させた…と満足なんでしょうかね。)
オリバー・ストーン監督自身も、ウォール街(旧作)と同様、証券トレーダー役でチラホラと何度か登場していました。
サブ・プライム・ローンのバブルの話とか出てきますが、なんかちょっと描き方の底が浅い気が…(巨匠オリバー・ストーンにしては)。
他にも、「コレって完全に風説の流布じゃん」 とか 「相場操縦そのものじゃん」 みたいのが出て来て、いくらなんでも安易…(わかり易過ぎる)という気もしましたが、短い時間でストーリーを展開させなきゃイカンので、あまり長々描けないのかな。。。。
シャイア・ラブーフも、野望に燃えた若者で新境地!という感じではなく、基本的にはヒトのいい好青年(従来路線)だと思いました。
最後の終わらせ方も無理に持って行った感を、結構強く感じました。
これ以上書くと興を殺ぐので止めておきます。
【鑑賞日:2010年9月23日】
1987年の「ウォール街」の続編です。
予告編を映画館で観た方も多いと思いますが、
冒頭、2001年、ゴードン・ゲッコーの刑務所出所シーンから始まります。
預かり品の返却で「ワン・シルク・ハンカチーフ、ワン・ネクタイ、ワン・リング、ワン・ゴールド・マネー・クリップ」とひとつひとつ双方確認しながら返す。…で「ワン・モバイルホン」で、最初期のドでかい携帯電話をドンとカウンターに置く。。。。思わずニヤリとする始まり方です。
ゴードン・ゲッコーのインサイダー事件は1988年という設定らしく、刑務所で確か8年過ごして2001年に出所(冒頭シーン。逆算すると裁判とかに5年ほど掛った計算?)、その後、話は2008年に跳びます。
そう、2008年のウォール・ストリートと言えばリーマン・ショックです。。。。
シャイア・ラブーフは、インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国では、ハリソン・フォードの息子役でしたが、今度はゴードン・ゲッコーの義理の息子になる若き証券マンの役です。
ゴードン・ゲッコーの娘(キャリー・マリガン)は当然の如く、父とは疎遠でむしろ憎んでいるという設定で、その娘がなんで選りにも選って証券マンと付き合っている(同棲)のかはよくわかりませんが、ともかく、そういう縁でシャイア・ラブーフとマイケル・ダグラスは絡みます。
ゴードン・ゲッコーは資産を失って「俺に100ドルがあれば…」なんて言ってるけれど、「強欲は善か」なんて内幕本?投資指南書?を書いてTVに登場したり話題のヒトではあって、娘のウィニー(キャリー・マリガン)は彼がTVに映っているとジェイコブ(シャイア・ラブーフ)に「消して」と怒ります。。。。
本当はウォール街(旧作)を予習してから行った方が良かったんだろな…と思います。
この映画は2011年1月28日封切りだそうなので、きっとその週に「宣伝」のため、旧作を放送するんでしょうから、興味がある方は観てからの方が良さそうです。
ウォール・ストリート (マイケル・ダグラス 出演) [Blu-ray]
- 出版社/メーカー:
- メディア: Blu-ray
【以下、ネタばれあります。】
シャイア・ラブーフの勤める証券会社はリーマン・ブラザースがモデルのようです。社長役はフランク・ランジェラ御大。なかなか渋い名演です。 シャイア・ラブーフはこの社長を父のように慕っていますが、潰れてしまったので、どうもゴールドマン・サックスっぽい会社(社長はジョシュ・ブローリン。劇中ではチャールズ・シュワルツ社だったかな...)にヘッド・ハントされます。
ウォール街(旧作)のチャーリー・シーンが同じくバド・フォックスの役でチョロっと出てきます。ゲッコーに「その後、どうしてた?」と聞かれ、「ブルースター航空は、結局、チャーター便専門の会社にしてから売って***万ドルになったよ。」と答えます。あれ彼はゲッコーに親父さんが整備士として勤める赤字航空会社を解体・売却されそうになったことに憤慨して司法取引でゲッコーを罠に掛けたはずなのに、結局、会社を売って儲けたと自慢してるのと少しガックリ。(解体さえしなきゃ、潰れそうだったのを存続させた…と満足なんでしょうかね。)
オリバー・ストーン監督自身も、ウォール街(旧作)と同様、証券トレーダー役でチラホラと何度か登場していました。
サブ・プライム・ローンのバブルの話とか出てきますが、なんかちょっと描き方の底が浅い気が…(巨匠オリバー・ストーンにしては)。
他にも、「コレって完全に風説の流布じゃん」 とか 「相場操縦そのものじゃん」 みたいのが出て来て、いくらなんでも安易…(わかり易過ぎる)という気もしましたが、短い時間でストーリーを展開させなきゃイカンので、あまり長々描けないのかな。。。。
シャイア・ラブーフも、野望に燃えた若者で新境地!という感じではなく、基本的にはヒトのいい好青年(従来路線)だと思いました。
最後の終わらせ方も無理に持って行った感を、結構強く感じました。
これ以上書くと興を殺ぐので止めておきます。
【鑑賞日:2010年9月23日】
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