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小さな命が呼ぶとき [映画 た行]

8月1日に「小さな命が呼ぶとき」を観ました。

extraordinarymeasures_a.jpg本当は「難病モノ」は映画としては苦手なジャンルのひとつ。(だって、泣けてしまうから.... たいていアンハッピー・エンドだし。。。。)
この作品に関しては、別の映画を観た時に予告編を観て、なんだか「そういう類の映画」ではなさそうだし、二人ともに好きな役者なので、コレは観なければ…、と注目していたもの。
Web上でどなたかが「ハリソン・フォード&ブレンダン・フレイザーだから、インディ・ジョーンズvsリック・オコーネルだ」と書いていたけれど、ジャンルが全然違って、至って真面目な作り。

ハリソン・フォードは製作にも絡んでいて、最近は、「正義のゆくえ I.C.E.特別捜査官」とか、好きな仕事だけ選んでやってる感じ。うらやましい



「小さな命が呼ぶとき」は「邦題に難あり」の1つだと思うけれど、原作小説の翻訳が先にこの題で出ているから仕方がなかったのかも。(原作小説の英語タイトルと映画原題は全然違うけれど。)
映画原題の"Extraodinary Measures"は、確かにピッタリ来る邦訳が難しいのも事実で、「じゃぁ、どんなタイトルがいいの?! 批判するなら代案を示せよ!」なんて言われると返す言葉もないのは事実です、ハイ。

【以下、ネタばれを含む感想】

extraordinarymeasures_b.jpg[ひらめき]この父親はスゴイ!に尽きる。もちろん、賭けに出るところで悩んではいたけれど、賭けたからといって結果を出すことは誰にでもできることじゃないし、だからこそ「奇跡」であって、感動を呼ぶわけなんだけれど、いやぁホントにコレが実話と言うところに「アメリカという国の凄さ」を感じる
[ひらめき](親が経済的に豊かだからこそ…の面が強いとは思うものの)難病の子が、ハンディキャップをひとつの個性として、極力「ごくふつーの子供の生活」に近いことをしようとし、また、周囲の子供(友達)も大人(友達の親)もそれを違和感なく受け容れているところにも、アメリカという国のもうひとつの凄さ(度量の大きさ)を感じた。(そうあるべきだと思うし、そうしたいと思うけれど、あんな風にみんなが例外もなくごく自然に…という域には、日本はまだ到達していないという印象を私は持っています。逆に自分自身の心が狭く・寂しい存在であるということをここで晒してしまったでしょうか?それならそれで、それも日本も捨てたものじゃないという意味で幸せだ…という気もするけれど。)
[ひらめき]特に、何度も出てくる誕生会等の「行事」で子供たちがはしゃいでいるところ。。。。日本の難病の子供の映画でこんなシーン、かつて見た記憶が無い。ボウリング場には「車椅子専用投球補助具(投球用レール付きの可動式の台)」まであって、ふつーに使いこなしている。日本であんなもの(類するものも)見たことが無い(もっとも、しばらくボウリング場に行っていないけれど)。
[ひらめき]子供たちが難病を抱えていても実に明るいのが、本当に救い。もちろん、親がそのように育てているからで「親が偉い」という面もとっても大きいが、子供たち自身のキャラにも依ると思う。自分が親でこのように育てることができるだろうか…とちょっと考えてしまった。
[ひらめき]ハリソン・フォード演じるストーンヒル博士の偏屈・頑固振りと、そう見せないけれど 底知れない優しさ が、ものすごくカッコイイ。 もちろん、もっとカッコいいのはブレンダン・フレイザー演じる父親・ジョン・クラウリーの、全てを投げ打って子供を救うところなんだけれど、まぁ、それは親としての行動なので多少割り引かざるを得ず、その父親に免じてなのかは脇に置くとして、組織内で意に沿わぬ境遇の中で最後の逆転策のアイデアを授けたし、ラストで小切手を換金して自らの研究所を設立し、相変わらずトラックで乗り付け、自分の流儀を通しているるところ、実にカッコ良かった

【鑑賞日:2010年8月1日】


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